Python による AI アプリ開発を学びます。Web 上のオンライン教育マテリアルを用い、短期集中ワークショップ型形式を採用します。単一の講師は置かず、ワークショップ参加者同士のコミュニケーションを通じて学習を進めます。対面とオンライン参加のハイブリッド形式を採用します。
ワークショップ当日は、趣旨説明の後、各自でオンライン教育マテリアルを視聴し、プログラミングの練習を行います。その後に分からなかったところを相談して解決する時間を設けます。これを何度も繰り返し、Python による AI アプリ開発をカバーすることを目指します。
近年、AI、正確には大規模言語モデル (Large Language Models; LLMs) の心理学への応用が本格化しています。議論の仲介役を AI に行わせて、熟議プロセスをスケーリングする試みや (Argyle et al. 2023; Tessler et al. 2024)、様々な人々の個別的データをモデル化する試み (Park et al. 20204)、そして AI に陰謀論者を説得させ、その意見を変えさせる試み (池田 et al, 2025; Costello et al. 2024) などが報告されています。
こうした新しい「深層学習心理学」研究では、既存のオンライン・サーベイ実験デザインの中で、LLM によって生成されるメッセージ文章などの刺激を、API を通じて逐次研究参加者に提示し、さらにフィードバックを得ることで、動的なインタラクションを形成する必要があります。今回のワークショップでは、そうした研究デザインを実装する手法を具体的に学ぶことで、上記のような諸研究を、さらに発展・拡張していく補助とすることを目的とします。
2025年 2月12日 (水)、2月13 (木)、2月14 (金)、 10:00~17:00 (予定)
慶應義塾大学文学部(三田キャンパス)
オンラインで行いますが、慶應義塾大学三田キャンパスがリアル会場となります。
オンライン学習サービス (DataCamp) 上で、ビデオの視聴、手を動かしてプログラミングの練習 → 質疑応答、を繰り返します。
質疑応答は、Zoom、Discord を用いて音声&テキストで行います。
ビデオの視聴とプログラミングの練習ができる PC 等のデバイスを持って参加してください。
リアル会場参加者の方も、ノート PC などのデバイスをお持ち下さい。
"Learn to create AI-powered applications with the latest AI developer tools, including the OpenAI API, Hugging Face, and LangChain."
Python の基礎的プログラミング経験を前提としています。ついていけるか心配な人は、以下の教材などで予習されることをお薦めします。
DataCamp "Introduction to Python," "Intermediate Python," "Introduction to Functions in Python," "Python Toolbox"
この企画の内容は、論文やブログ等の形でまとめ、発表する予定です。
参加を希望される方は下記フォームから申し込みをしてください。申し込みされた方に Zoom のリンクと Discord の招待リンクを送ります。
問合せ先と中の人はこちら。ワークショップ参加者向けの連絡は、申込時のメールに案内のある discord で行っております。
本企画の実施にあたって慶應義塾大学学事振興基金の助成を受けています。
終了後、適宜 up します。