3回目、4回目の内容に関して、よくある質問および回答が以下になります。(随時更新)
1、ファイルの用語に関して
ファイルという用語がなかなか難敵で、一般的には広義、狭義の意味で使われています。
広義のファイル:ディレクトリ、普通のファイル、シンボリックファイル
狭義のファイル:普通のファイル(3回目、図1中のファイル)
ファイルの種類について、興味があれば、別のサイトの詳細の説明に参照して下さい。
2、ls、ls -l、ls -l sampleの違い
ls: カレントディレクトリ元の全てのファイル(広義)を表示する(名前だけ)
ls -l: カレントディレクトリ元の全てのファイル(広義)の詳しい情報(long format)を表示する(意味はこちら)
ls -l sample: カレントディレクトリ元の「sample」というファイルの詳しい情報(long format)を表示する
3,相対パス名と絶対パス名
相対パス名と絶対パス名は、ファイルやフォルダーを指定する方法です。相対パス名は、現在の作業ディレクトリを基準にして、ファイルやフォルダーまでのパスを指定する方法です。一方、絶対パス名は、ファイルシステムのルートディレクトリを基準にして、ファイルやフォルダーまでの完全なパスを指定する方法です。
例えば、隣のようなフォルダー構造があるとします。
①現在の作業ディレクトリが "/home/user1/Downloads" である場合、以下のように相対パス名と絶対パス名を指定することができます。
相対パス名:
../Documents/memo.txt
絶対パス名:
/home/user1/Documents/memo.txt
相対パス名の場合、".." という記号を使って、一つ上の階層を指定することができます。ここでは、"Downloads" フォルダーの上にある "user1" フォルダーに移動し、そこから "Documents" フォルダー内の "memo.txt" ファイルを指定しています。
一方、絶対パス名の場合は、ファイルシステムのルートディレクトリから、ファイルまでの完全なパスを指定します。上記の例では、"/home/user1/Documents/memo.txt" という絶対パス名を指定しています。
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②例えば、現在の作業ディレクトリが "/home/user1" である場合、以下のように相対パス名と絶対パス名を指定することができます。
相対パス名:
Pictures/image2.jpg
絶対パス名:
/home/user1/Pictures/image2.jpg
相対パス名の場合、"Pictures" フォルダー内の "image2.jpg" ファイルを指定するために、現在の作業ディレクトリから相対的なパスを指定しています。
一方、絶対パス名の場合は、ファイルシステムのルートディレクトリから完全なパスを指定します。上記の例では、"/home/user1/Pictures/image2.jpg" という絶対パス名を指定しています。
4、”/”の意味
"/" は、LinuxやUnix系のファイルシステムにおいて、ルートディレクトリを表す特別な記号です。
また、ディレクトリの区切り文字としても機能し、"/" で区切られた文字列を指定することで、
ファイルシステム内の特定のファイルやディレクトリを指定することができます。