登録フォーム(Registration form):
https://forms.gle/VTpmKjpG3bJP4wUKA
登録締め切り(deadline for registration):
11月2日17時 (5pm on 2 November)
学位: 博士(理学) 題目:"The Kakeya maximal operator and the Riesz-Bochner operator on functions of special type"(1998年3月 学習院大学)
2008年10月: 東京大学数理科学研究科特任助教
2016年4月: 筑波技術大学障害者高等研究支援センター講師
2024年10月: 筑波技術大学障害者高等研究支援センター准教授
私が数学を勉強してみようと思い至ったのは、高校のときに熱意溢れるブラインドの数学の先生に出会ったからです。素晴らしいロールモデルです!!
Degree: Doctor of Science, Title: "The Kakeya maximal operator and the Riesz-Bochner operator on functions of special type" (March 1998, Gakushuin University)
October 2008: Project Assistant Professor, Graduate School of Mathematical Sciences, University of Tokyo
April 2016: Lecturer, Advanced Research Support Center for Persons with Disabilities, Tsukuba University of Technology
October 2024: Associate Professor, Advanced Research Support Center for Persons with Disabilities, Tsukuba University of Technology
The reason I decided to study mathematics was because I had a passionate blind mathematics teacher in high school. What a great role model!!
2進立方体解析について説明した後に、2進ダブリング荷重に対するHardy-Littlewood-Sobolevの荷重付きノルム不等式について紹介する。これは、2進直方型のCarleson型埋蔵定理の良い応用例である。
After reviewing a history of the dyadic cubes analysis, with rectangular doubling weight, a generalized Hardy-Littlewood-Sobolev inequality for rectangular fractional integral operators is verified.
The result is a nice application of $M$-linear embedding theorem for dyadic rectangles.
合理的配慮とは, 障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。(障害者権利条約・外務省仮訳、2006)
背理法を用いることで、「合理的配慮」がルール・法律によって規定されていることの意味を考えてみます。合理的配慮は、例えば「社会の善意」等に依拠すべきでないことを確認してみます。
“Reasonable accommodation” means necessary and appropriate modification and adjustments not imposing a disproportionate or undue burden, where needed in a particular case, to ensure to persons with disabilities the enjoyment or exercise on an equal basis with others of all human rights and fundamental freedoms (Convention on the Rights of Persons with Disabilities, 2006).
By applying the method of contradiction, we will consider what it means that "reasonable accommodation" is stipulated by rules and laws. We will confirm that reasonable accommodation should not be based on, for example, "society's goodwill."
Feedback from participants:
第二部での田中先生のお話で、合理的配慮をすべきという法律を定めることが重要ということであったが、確かにその通りだと感じた。また、他の方の話で大変共感したものとして、実際のところ合理的配慮とは何かということに関しては、障害を持った方の意見を聴いて、決めていくべきことで、さらに、配慮すべき側の方の意見も異なることが想定されるので、障害を持った方への意見聴取の機会を多く持つこと、及びそれを受けての制度の定め方の議論をもっと行う、などのことが必要であるように感じた。
内容ではありませんが,2回続けてBRが2名,しかも同じ方とでした.相手の方にも申し訳なかったです.私の感じでは4名くらいが適当,また,最後のまとめの関係からBRの数も(今回の参加者数なら)6,7部屋が適当ではないでしょうか.最後のまとめで長々話すことを許容するならば,BRで個人的に話す意味がなくなりますね.
It was very interesting. I am delighted to have participated and look forward to the next time.
田中先生は率直に考えていることや感じていることを話して下さいましたので,障害のある方の気持ちの理解が一気に深まったと思います.田中先生は障害に屈せずポジティブな気持ちでパワフルに数学の研究や学生の支援に取り組んでいて,本当に尊敬します.
「合理的配慮」は善意ではなく,法律(ルール)に基づいてやるものなんだ,と考えるべきだという話を聞いて,支援をする側にとっても受ける側にとっても大事な視点だと思いました.これまで私自身も,何らかの支援策(女性支援など)について議論する際,何に力点を置くべきなのかがわからなくて悩むこともあったのですが,ひとつ明快な指針をいただいた気がしてうれしかったです.当事者はしてほしいことがあれば対話の機会を得られることが保障されている,というだけでもだいぶ違うというのは本当にそうだと思います.田中先生が楽しそうに数学の話をしているのをみると,誰しも必要なことがあれば気兼ねなく言い出せる,なるべく一緒に楽しめることを増やせる世の中でありたいなと思いました.
説明は少しわかりにくかった(?)かもしれないが、講演者の主張したいことは一応理解できたと思う.法律などによって客観的に対応が保証されているということが障害を持つ方自身の安心感にもつながるのかなとも思った.またそのあと他の人たちの意見を聞いて,それ以外の個人間でのコミュニケーションも勿論重要であることも再確認できたと思っている.
合理的配慮に関する背理法の話はわかりやすく、受け入れやすかったです!私自身、合理的配慮と利他的なことを混同していることが多いので、そうではなく淡々と行って、相手に負債と感じさせないよう気をつけようと思いました。