井上円了哲学センターとは

 東洋大学井上円了哲学センター(以下「円了センター」という。)は、創立 100 周年(1987 年)を迎えるにあたり、1978 年からの創立 100 周年事業(創立者研究と 100 年史編纂の準備等) に始まり、1990 年 4 月に法人立として設置された「井上円了記念学術センター」を研究機関として改組した「井上円了研究センター」を発展的に包括する形で 2021 年 4 月、新たに設置されました。

  創立者井上円了の建学の精神の一つである「諸学の基礎は哲学にあり」を踏まえ、名称に「哲 学」を冠するとともに、創立者井上円了の理念承継のための教育、研究、社会連携等井上円了 に係る事業全般を一元的に管理し、合理的な業務の推進に資することを目的としています。

  円了センターにおいては、旧「井上円了研究センター」における事業を研究部門として位置 づけ包括する形で事業展開を図ることにより、その研究成果を井上円了の理念承継に係る教育 (自校教育)に反映させるほか、創立者井上円了の建学の精神、教育理念、思想及び事績の研究を推進することにより東洋大学の存在理由を検証し、それらの継承と普及を図ります。

  また、2005 年 4 月に設置された井上円了記念博物館を円了センターに附置する形で研究部門との連携強化を図るとともに、井上円了哲学センター事務室を設置して円了センターのサ ポート体制を整備確保することによりシームレスな業務を推進いたします。

  これにより、東洋大学における哲学館以来の建学の理念を内外に示して、その歴史と伝統に 基づく理念を発展させて日本文化の向上を図るとともに世界への発信に貢献いたします。

  今後は、創立 150 周年に向けた資料整理、収集、データベース化、及び自校教育に係る事業 の拡充、学祖祭や哲学堂祭などの法人主催行事の実施支援、井上円了所縁の地域等との社会連 携及び広報など幅広い活動を展開してまいります。 

センター概要図