〇南三陸町ってどんなところ?
南三陸町は、宮城県北東部に位置しており、人口は約1万2千人の小さな町です。太平洋に面し、豊かな自然と美しいリアス式海岸が特徴です。南三陸町は新鮮な魚介類が豊富に取れる「海の幸」で有名です。町内には、歴史的な建物や文化遺産も多く、観光スポットとしても人気があります。また、東日本大震災をきっかけに南三陸町は地震や津波に対する防災対策が進んでおり、安全な住環境が整っています。
〇南三陸町が受けた被害
南三陸町は東日本大震災によって震度 6 弱の揺れを観測し、浸水深が最大 20mを超える津波により、町の敷地面積約52%が浸水しました。また人的被害としては死者 620名、行方不明者 211 名と甚大な被害を受けました。
震災遺構として残された南三陸町本庁舎(行政第一庁舎)は、津波により全壊、また本庁舎に隣接する防災対策庁舎(重量鉄骨構造3 階建)では地上から約 12mの屋上も、津波によって飲み込まれました。現在では土地のかさ上げ、住居の高台移転、商店街など商業エリアの整備、魚市場の再建等、東日本大震災から復旧・復興に向けて、着実に歩みを進めています。
南三陸311メモリアル
「南三陸311メモリアル」は、地域住民の被災体験をもとに防災について共に考え、ふるさと再生にかけた人々の想い、そして多くの支援者に対する感謝の気持ちを、後世に伝え継ぐために整備された施設です。館内は「ラーニング・アーカイブ・フィールドワーク」の3つに分かれており、それぞれのミッションを通じて東日本大震災について学び、「自然とは、生きるとは」に目を向け、語り合う場となっています。
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