2024年度の災害復興支援ツアーでは、東日本大震災の風化防止や防災・減災意識の醸成を目的に、宮城県沿岸部の石巻市と南三陸町を訪れました。石巻市では、みやぎ東日本津波伝承館や石巻震災遺構門脇小学校を、南三陸町では南三陸311メモリアルを訪問し、展示物等を通じて学びを深めました。また、ラーニングプログラムや体験型学習を通じて震災を疑似的に体験し、防災についてより身近に考える機会となりました。
今回は、振り返り活動として災害復興支援ツアーで訪れた施設や講演会等で学んだことを記事にまとめ、webサイトを作成しました。私たちが作成したwebサイトを通して、多くの方々に震災の記憶と教訓を伝え、防災・減災の重要性について考えていただくきっかけになればと思っています。
宮城県は現在、35市町村、人口約230万人で豊かな自然と歴史文化を有する県です。宮城県の県庁所在地の仙台市は「杜の都」としても知られ、緑豊かな都市景観と発展した都市機能を兼ね備えています。日本三景の一つである松島は国内外から多くの観光客を引き付けます。
宮城県は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害を受けました。震災による津波は、沿岸地域を襲い、多くの住宅や公共施設が壊滅的な被害を受けました。石巻市や南三陸町をはじめとする地域では、多くの命が失われ、多くの住民が避難を余儀なくされました。震災からの復興は現在も続いており、防災意識の向上と地域の再建に向けた努力が続けられています。
石巻市は宮城県北東部に位置しており、人口は約13万2千人と県内で2番目に人口が多い都市です。太平洋に面し、豊かな自然と歴史的な背景が魅力です。三陸沖に望む港町として栄え、国内有数の漁港として知られています。地元特産の牡蠣や海苔は全国的にも高い評価を受けています。また、石巻市は、東日本大震災からの復興の象徴ともなっており、市内には多くの文化施設や観光スポットがあり、訪れる人々にとって魅力的な場所となっています。
☟石巻市の詳細はこちら
南三陸町は、宮城県北東部に位置しており、人口は約1万2千人の小さな町です。太平洋に面し、豊かな自然と美しいリアス式海岸が特徴です。南三陸町は新鮮な魚介類が豊富に取れる「海の幸」で有名です。町内には、歴史的な建物や文化遺産も多く、観光スポットとしても人気があります。また、南三陸町は地震や津波に対する防災対策が進んでおり、安全な住環境が整っています。
☟南三陸町の詳細はこちら