基本文法

語順

ユーゴック語の語順はSVO-AN:GN:Pr(主語-動詞-目的語、形容詞-名詞、属格名詞-被修飾名詞、前置詞使用)です。英語とあまり変わりません。

私はあなたを愛しています。

Am syerii aarm.

主語を赤色で、動詞を青色で、目的語を橙色で表しています。

形容詞は名詞に前置されます。後置修飾は前置詞のみもちます。また、前置詞が使われます。

可愛い少女

miyais nimimang

ネステルへ

di Nester

否定・疑問

否定文は、動詞の前に副詞anを置きます。ユーゴック語の副詞は動詞の前におかれますが、副詞が修飾する単語が明らかな場合は、自由に置かれます。

Am an je Sukarmrei. 私はスカルムレイではないです。

否定表現はいくつかあり、ano fo ~ を用いた方法があります。ano fo ~ は強い否定を持つ。

Am je ano fo Sukarmrei. 私は決してスカルムレイではない。

anをそのまま強調した副詞のweanもあります。否定の強さはano foと同じです。

Am wean je Sukarmrei. 私は決してスカルムレイではない。

疑問文は動詞を文の最後に持っていきます。

下線の引いてあるものが動詞です。

Aam achuro jiki kmirimoree. あなたは普段林檎を食べます。

Aam kmirimoree achuro jiki? あなたは林檎を食べますか?

※achuroは「普段」「日常的に」を意味する副詞です。

応答の際、肯定はyee、否定はwiiと言います。

Aam Arsyiiree en bwin trom kensogga? あの通りでアルシーを見ましたか?

―― Yee, kensogga. はい、見ました。

―― Wii, an kensogga. いいえ、見ませんでした。

これは文に対して肯定または否定を表す物なので、否定疑問文の場合は、「はい」と答えるとその否定文に肯定したことになります。

Aam an jiki? 食べないのですか?

―― Yee. はい(食べません)

―― Wii. いいえ(食べます)

疑問詞

「何」や「誰」のように、答え方が「はい/いいえ」のみではない疑問文もあります。ユーゴック語では疑問詞に相当する単語を動詞の直後に置きます。

以下が基本的な疑問詞です。

'mと'rの二つの疑問詞は、一つの単語ですが空白を入れずに動詞にそのままつなげられます。

Aam je'r? あなたは誰ですか?

Kar en gaastainar janbateinna'm? 彼は大学で何を勉強したのですか?

weeはそのまま後置するだけです。

Aam bi zan somnasim iyokugyan wee?そのスコップでどこを掘りますか?