代名詞

代名詞には、人称代名詞、指示代名詞、疑問詞がある。

一二人称(私とあなた、私たちとあなたたち、ユーゴック語のtiに相当)の代名詞であるtiも存在する。

一人称単数のlaと二人称単数のekの属格系はnaの後置ではなく、以下のように変化する。

la -> lan

ek -> en

指示代名詞は以下の通り。それぞれ複数形はtuを後置する。

La deik dap. 私はそれを食べる。

我食其。

疑問詞は以下の通り。

Dap che ma? それは何ですか?

其是何?

Kap kang wek? どこに行くのですか?

行将何?

daoはユーゴック語のzaaoに相当し、「他の、他人の、もう一つの」を意味する名詞である。

Twat Kja juo na djo mo dao deo na. キャーのみがここに来て、他は死んだ。

限彼来了此而他死了。

「nu + 名詞」で「あらゆる~が…ない」を意味する。「louk ao + 名詞」でも同じような意味になる。

Nu nat an. 誰もいない。

不者在

Louk ao nat shej ek. 誰もお前を愛さない(←すべての人を除外してあなたを愛している)

離全者愛汝。