水槽の新規立ち上げ
アフリカンシクリッドは途中で追加することが難しい魚であることは周知ですが、そうなると新規に水槽を立ち上げます。
その時、やはり普通の魚とはちょっと違いますね。
おそらく、バクテリアについてはもう当たり前になっています。これは、言うに及ばずですが、それよりも重要なのが、浸透圧です。
つまり、GHとか硬度とか比重で分かるものですが、実際に測るほどではありません。しかしながら、結構重要で水合わせで慎重にやってもいきなり落ちたりします。
それは承知で、慎重にやっていましたが、先日もやってしまいました。
浸透圧が低い→高の場合、これはさほど問題はないようです。よく塩なんかバーっと入れますよね。
ところが、
浸透圧が高→低いの場合、これは、魚にかなり負荷がかかるようです。
よくサケが遡上する時、河口で1ヶ月くらい体を慣らしてから遡上するといいます。
しかしながら、サケは刺身で食べる時にそのままでは寄生虫が多くて危険です。一度凍らして-40度以下にして安全にしてから食べます。
これくらい、淡水というのは細菌がいっぱいで、危険なのです。
それはさておき、
よく、アフシクってこれみよがしにサンゴ砂で飾られた水槽でSHOPで売られていますよね。
そんなアフシクは安いアフシクではないでしょうか?
中級以上のアフシクは、底にはサンゴ砂なんて敷いていないのではないでしょうか?SHOPでも。
これはまってしまいましたね。
アフリカンシクリッドのPHは別に気にすることはないとわかってきたので、サンゴ砂以外のレイアウトが増えています。
また逆にテトラなんかで貝殻やサンゴ砂を敷いたらどうなるか?やってみたいですが、それは始めの頃やめておけ、落ちると言われたのでやっていません。でも、塩入れるくらいなんですから、逆に強い水ができて病気が出にくくなったりして。藻類は発生するでしょうが。
そのようなことで、色とびを考えると黒い系の底砂を使うほうがアフシクの見栄えはいいわけです。
そこで、ある程度おまけに貝殻や、珊瑚片をろ過装置にでも入れておけば、OKです。
しかし、普通、アフシクを購入するきっかけって、水槽の新規立ち上げがおもなきっかけでしょう。
さーてと普通のにあきたしやるか!って、
こういうのがブームのきっかけなんですが。それがザリガニであったりウーパーであったりビーシュリンプであったり、メダカであったり、人はみな新しいものを求めている。
そして、水槽だけがいつもうれる、ろ過装置、底砂、、、、餌。これに注目するのはいい。
はたして、CO2はフレーム無し水槽がそれほど長く続くのか?こないだの大地震。
もう、空想の話ではなく、現実の話です。地震は。
あきらかでしょう。
なんとか石という巨大な石を組んだレイアウトで、蓋がない、強度がない、これで地震がきたら一発でどうなるか想像できます。
そこで、平坦なレイアウトの安全な水槽、こっちに目がいくでしょう。海水は漏電が怖い。
考えると、高い値段のこういうフレームなし水槽が、蓋もろくに役に立たないのに、需要があるとは思えない。それに不況。
アフシクでわざわざフレーム無し水槽を買う人は居ないと思いますが。
ところで、新規で水槽を立ち上げると、アフシクの場合、バクテリアはともかく、浸透圧をあげるのが大変です。飼育水が完全移行できる場合を除いて、SHOPでサンゴ漬けになっているアフシクを導入するのは非常に危険だということです。
また、新規水槽は細菌が繁殖しやすいです。
真水に近いほど細菌が発生しやすい、細菌を食べる細菌が少ない、そういうわけで水カビなどの細菌が増えたりします。
これは、浸透圧が変化する導入直後の魚にとっては死活問題です。
こう考えるとメンドクサイですね。
最終的には、ちゃんとしたショップで買う。これにつきます。
そのSHOPの水質を分かった上で買わないと結構、痛い目見ます。ほんとに良いショップは、汽水魚だろうとアフシクだろうと真水で飼うのです。そうじゃないと、千差万別のお客さんの水槽に適応できませんから。
とくに、濃い水から新しい水へ移動した魚は結構なダメージを受けます。
あとやっぱ、魚の質は店頭販売よりも通販専門店のほうが何倍もいいです。
そりゃ、接客せずに集中できるわけですから。場所も広い土地を確保できて、余裕を持ってやれます。
ぜひとも通販がいいです。
いまやもう配送が心配などと思う人は居ないでしょう。通販は信用が命。だから、変なもんは出せません。
ネットで書かれてしまいます。それを見ながらネットで購入するので、もろに影響を受けます。
じゃ、新しく水槽を立ち上げるのに最適な方法は?
・完全飼育水移行
・サンゴ片+パイロットフィッシュでこなれさせる。だいぶかかりますよ。浸透圧があがるのには。
これじゃ、時間がかかってやってられませんよね。そこで塩です。
塩しかないですね。最初だけ塩入れます。これで、ある程度、細菌予防、浸透圧の差を小さくする。
何よりも大事なのは、真水で飼っているアフシク通販屋さんを見つけることです。
たまに、店頭販売+通販やっていて、飼育水には薬が入って色がついています。ホルマリンは見えませんが。
こういうので輸送中の病気を防ぐわけです。もうクオリティがひくすぎる。
店頭の接客そっちのけで通販にむけて準備しているSHOPがありましたが、やはり、よくないですよね。
店頭販売のメリットってなんだろう?
ヤマダ電機は元気です。なぜ?高級飲食店もまだあります。
そういうことを考えると、進むべき道は見えている。
ほんとは、通販より店頭で買いたいんですよ。交通費と労力を使っても、楽しいじゃないですか。
結論としては、アフシク水槽の新規立ち上げは、自分が優良SHOPになるということでしょうか?
つまり、キープ水槽を用意して、本水槽へ導入する前に完全にベストな条件を整える。
小さいキープ水槽は、買ってきた水だけで最初、飼育する。あとで足し水していく。
1Wー2Wくらいで水量が増えて、病気の有無がわかり、これを全部、本水槽に入れる。
すると、ショックはない。バクテリアもある。ただ上部濾過には水が足りない。数日は投げ込みフィルターでしのぐ。
50%を超えたら、水換えと一緒で一気に足し水してろ過装置を稼働させる。
キープ水槽はいりませんね。本水槽でおなじことすればいいわけで。
だからこそ、気持ち悪いと思うSHOPから買うと、できないわけです。
SHOPの水は捨てろという、1滴たりとも入れるなというのが、通説でしたね。これも大きな間違い。
これでOK.問題は優良な1つのSHOPで全て揃えるということ。これ不可能な話かも。しれません。
1SHOPだと、安価でいくと、種類が限られる。2種、1種?
争い好きのアフシクでこれをやると、食らい合います。外国のように何百匹もムブナを泳がせている水槽は、定期的に食われた魚を足しているのだろうか?
数が多ければ平気って?いや減っても気づかないっていうことじゃないでしょうか。すかすかになってくると激しく喰らい合い、ひどい状態に。
でも、普通に安いアフシクは10種もいないでしょう。30cm水槽で1水槽1匹づつ飼育する、それを並べて鑑賞する?
それが一番。
せめて、おとなしいとされている種類、アウロノカラ、アーリーやムブナを除けば同種同士でも喰らいあわずに、生きて行けるかもしれません。
それをまとめ買いして、種類ごとに小型水槽に入れて横に並べると、SHOPと同じ光景になります。
ほんと難しいですね。。。