アフリカンシクリッドの白点病
アフリカンシクリッドの白点病ですが、数年、今までかかったことはなかったのですが、最近、アフリカンシクリッドが白点病になってしまいました。
理由は、ショップから持ち込んでしまいました。
ショップではそこがよく判別できないんですよね。やつれ具合は照明で誤魔化されてしまいました。
やはり家でじっくり見るのとはちがようで、どうしても、そこの悪さにはきづきませんでした。
それはさておき、白点病は古い環境では発生しません。また、新しく生体をいれないかぎり、まず自然発生することはありません。
と思っていますが、まれに、何もしていないのに数年ぶりに発生することもあったりして、常駐しているか、空気中から入ってくるかもしれません。よくわかりません。
ただ、皮膚が荒れてるときなどに、白点の子虫が入ってくるとかかってしまうようです。
元気な魚にはいっさい掛からないということもあります。
そこのショップから魚を入れたあと、数日立ちますが、蔓延しはじめました。嫌です。水温低く、飼育していたのに、白点病だなんて。
今までは、水温を31度にして、1週間で治すのが自分の治療法でしたが、今回、高温治療は、水温が変化しすぎて危険な気がする。現在,水温21度。
一応、エラに白点病が入らなければ死なないんですが、それでも、1匹もおちないということはありません。
普通、ショップだったら、トリートメントとかして白点病を消すでしょう。見られたら悪いし。
いや、治療中、OR,直後だったのか?だからあんなに痩せていた?しかし、うざい、ショップだ。
その最悪なガリガリアフシクをうるショップが犯人である。後日、そのショップへ行き、よーく水槽を眺めると、みんなそろって、白点が付いていたのである。
さて、どうするか???
水換えして、塩入れて、治癒力アップで、乗り切るか?
塩だけじゃ、経験上、だめだということはわかる。現在、20度程度→30度は、4,5日かけないと、
無理。かつ、濾過がだめになる可能性もある。その間に、白点病悪化。手遅れ。
確かに、薬も、昇温治療も実施し難い、やりたくないときがあります。そういう時は、ひたすら水換え作戦で行きましょう。
魚をとにかく元気にさせるということが大事で。餌をけちっていては、弱るだけです。死なない程度に与えてみます。普段どおりでいいんですが。
多分、店長の方針なんだろうな。以前は、ちゃんとしてたから。昔はほんといい魚を提供してくれて、すごい信頼があったんですけど。
しかも、白点病なんて、ネット網つかいまわしてりゃ、どこでうつったかわかりゃしないですけど。ということは、あのショップは全部、白点病にかかっているおそれありなのか?ほんと恐ろしい。。。
別に、なれた飼育者だったら、買ってきた魚が白点くらいだったら、普通にかるーく直してしまいますので、なんとも思いませんが。
しかし、初心者が一番はじめに必ずといっていいほど、経験するやっかいな病気です。
ほんと見るだけで、すべてのことが嫌になるくらい、トラウマになっていましたから。そういうことで、初心者が買ったら、多分もリピートはしないと、誓うでしょう。
「初心者のための白点病治療」
初心者だからこそ、失敗すると嫌になるので、最初が肝心。
・まず、速攻で100%の水換えをしましょう。
50%水を抜いて、バケツ1杯の水をいれて、1杯抜いてを繰り返して、100%分の水を換えること。
1.
ヒーターが可変式の場合は、デフォルト26度なら、1日に2、3度づつ上げて、31、2度にして、1週間おいてください。餌は普通に与える。
1週間くらいして、消えたら、さらに一週間程度様子を見て、温度をすこしづつ下げていきます。
温度が高いと、子虫が小さくしか成長できないので再寄生できずに、白点虫が消えていきます。
2.
設定温度が極端に低い、もしくは、ヒーター固定の場合は、100%水換えをしてから、唐辛子治療です。これは、魚に唐辛子の刺激を与えて粘液を出させて、白点虫を再寄生させずに、白点虫を撲滅するというものです。
目安として、60cm水槽50L程度で、唐辛子3本ちぎって、種はいれません。ネットに入れて水槽に投入します。
毎日、取り替えます。今は、安い唐辛子が売っていますので、薬より安上がりですね。
一週間程度で徐々に減っていきます。
完全に消えてから2,3日様子をみてから、唐辛子治療を辞めます。
唐辛子って、たしかに辛い刺激はあって、いれすぎると魚も死ぬ危険がありますが、一日経つと、辛味成分が蒸発するのか消えてしまいます。これだと治療効果がないので、取り替える必要があるわけです。
また、唐辛子をいれると水が汚れます。ピーマンを入れて溶けているようなもんですから、あたりまえで、適宜水換えをしていいと思います。
*唐辛子+塩の組み合わせがとても悪い場合があります。数時間でだめになってしまうものもいます。
またドジョウなどの生き物には唐辛子でも白点虫を寄せ付けなくさせることはできませんでした。予想ですが、すでにぬるぬるしていて、唐辛子が刺激となって粘液を増やして白点虫を防止することもできないのかもしれません。
3.
最後はあきらめが感じです。
治療してもやはりだめなものはだめ。自然の摂理と思って諦めましょう。
薬による治療は、不自然。昇温や唐辛子は実に自然に近い治療法です。
また、薬は、ろ材についた濾過バクテリアを殺してしまいます。
これがどれだけ、恐ろしいか。。。
今まで、2,3ヶ月かかって濾過が安定してきた人ならわかりますが、濾過バクテリアがちゃんと発生していない水槽の恐ろしいこと。
あっという間に、アンモニア中毒が起きます。
しかも、アフシクはアルカリ性の水質なゆえ、さらに毒性が強いアンモニアそのものが増えてしまいます。
だから、薬による治療中は餌を与えません。
とにかく、白点病だけは、自分なりの治療メソッドを確立して絶対に直せるようにしておかないとだめなのです。
他の病気は、得てしてダメな場合のほうが多いのですが、白点病に関しては治癒率は相当高いです。手遅れにならなければ、魚が落ちることもありません。
大きい魚だと、直接、白点をこすり落とすという荒業があり、実践している方もいます。確かに、これでは白点は繁殖できずに消えますので。