インストール手順は、The NetBSD GuideのChapter 3. Example installationが参考になります。
インストールがうまく行かない場合、ディスクパテーションを変更した後に再起動するとうまく行く場合があります。これは、ディスクのパテーションを変更した後、パテーション情報を読み直せないPCがたまにあります。
再起動後はパテーションを変更する必要がないので、パテーションは編集せずにインストールを行います。
初めてのインストールでは、Selecting distribution sets で何(バイナリセット)を選択して良いか悩みます。
a: Kernel(GENERIC)
b: Base
c: System(/etc)
d: Compiler Tools
e: Games
f: Online Manual Pages
g: Miscellaneous
h: Test Programs
i: Text Processing Tools
j: X11 sets
a:Kernel(GENERIC)の中身は、NetBSDのカーネルです。ルートにインストールされる、netbsd です。
b:Baseの中身は、主にls, cp, mountなど基本的なコマンドです。
c:System(/etc)の中身は、主に/etcに入る設定ファイルです。
d:Compiler Toolsの中身は、主にコンパイラとヘッダーファイルです。
e:Games ・・・ゲームですね。
f:Online Manual Pagesの中身は、manです。
g:Miscellaneousの中身は、主にpostfixやipfなどのドキュメントと設定例です。
h:Test Programsの中身は、ちょっとわかりませんでした・・・
i:Text Processing Toolsの中身は、主にTeXやgroffなどテキスト処理プログラムです。manをインストールするなら一緒に入れておかないと不都合がでます。
j:X11setsの中身は、X Windowですね。
a:Kernel、b:Base、c:Systemは必須です。
d:Compiler Toolsとf:Online Manual Pagesとh:Text Processing Toolsは入れておくと便利です。
詳しくは、バイナリセットをダウンロードすれば中身を確認できます。
後からバイナリセットを追加する場合、追加したいバイナリセットをダウンロードして展開すればいいです。
例) Text Processing Tools
> cd /usr/INSTALL
> ftp ftp://ftp2.jp.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-5.1/i386/binary/sets/text.tgz
> tar -C / -xpzvf text.tgz