4/ 5(TUE)j今日はポールの農場、キンタイア岬を訪れるが朝起きて外に出て見るとやっぱり小雨。
食堂に行きおばさんに挨拶、50代の愛想のいいおばさんで日本は津波で大変ねと気遣ってくれた。
ニュースで津波の映像を見た時は悲しくて泣いてしまったと言っていた。
朝食の用意が出来るまで飲み物とシリアルは自由に取ってとキッチンに戻ろうとするおばさんに
「午前中は自転車でHigh Parkに午後からMull Of Kintyreに、行きはタクシー帰りは自転車で行くんだけどタクシーを12時に呼んで」と伝えた。
おばさんは「High Parkはずっと昇りだし、Mull Of KintyreはUp Downがあって2時間半ぐらいかかって相当ハードですよと」言った。
朝食を食べながら雨が降ってるし結構疲れてもいるなと考えて、おばさんに「タクシーを4時間程チャーターできますか」と尋ねると
「何時に呼んだら良い」と聞いたので、「天気の具合によるけど」と答えた。
おばさんは外を見て「10時に迎えに来てもらうように電話します」と言って電話してくれた。
おばさんは電話口で「4時間のチャーターはOKだけど130£以上かかるけどいいですか」と聞いたので
「OKです」と答えてジュースを一杯呑みながら朝食を待った。
朝食が運ばれてきて
左:自由に取っていい
飲み物とシリアル
右:朝食
黒くて丸いのは正体不明
朝食を終えタクシーが来るまで散歩に出掛けた。
左:宿のある通り
雨は止んだようだ
右:Main Street
まずリンダのモニュメントがある広場に行こうとMain Streetに出てShore Streetを曲るとすぐに見つかった。
①リンダのモニュメント:Shore Street Campbeltown
教会の庭にある
リンダのモニュメント
Little Ramと
ashes restとあるので
遺灰がここにあるのかな
銅像はポールが寄付した
波止場まで行ってみよう
左:波止場へと続くMain Road
右:ヨットが係留されている湾口
左:対岸の町並み
右:リンダのモニュメント
がある建物
左:波止場通り
右:霞んでいるDavaar Island
左:ポップなお菓子屋さん
右:裏から見た宿
10時になって迎えのタクシーが来た、ロンドン・タクシーのタイプではなく普通のセダン、自転車だったら乗らなかっただろう。
運転手は28歳のやんちゃそうな男で、今まで日本人を乗せた事があるかと聞くと2、3回でもポールの農場に行く日本人は始めてと言っていた。
タクシーは町の中心部を出ると相当なスピードで走る100km以上は出ていそう。
②ポールの農場:Low Park High Park Campbeltown
”LONG AND WINDING ROAD"を経てついにやって来た。
ポールの農場へ”McCARTNEY"、"RAM"をレコーディングしたスコットランドの農場だ!!
元々はHigh Parkだけだったが、侵入者(ファン)対策の為、後からLow Parkを買ったらしい。
広さはなんと600エーカー、1エーカー≒4,046.85642 ㎡≒2,428,113㎡≒735,792坪≒2,452反
東京ドームが46,755㎡だから東京ドーム52個分!!
RAMはポールの最高傑作だと思ってます
ポールの農場の入口
右の小さいほうの森の赤屋根の家がHigh Parkの家
10倍でとったHigh Parkのポールの家
こちらはLow Parkの納屋
入口前で
別角度からHighPark、手前の白いのは羊
付近の全景
農場への入口が閉まっていて、とにかく広い牧場を遠望するだけだったが40年前のポールの気分になって
"Ram On"を口ずさむ、ウクレレあったらなあ。
タクシーの運転手がMull Of Kintyreに行く前に案内したい所がある"Mull Of Kintyre”のPVが撮影された場所だけど言って見るかい。
勿論、異論のあるはずが無い。
聞こうと思う前に先に言ってくれた。
Davaar Islandで撮ったのと聞くと、そうじゃなくここから10マイルぐらいの人里離れた所にあるという。
街の方に戻ってB842を北上して、何も無い林の小道を下って行くと古城が見えてきた。
この先にPVの砂浜があるよ、と言ってタクシーが止まった。
③Mull Of Kintyreプロモ撮影場所:Saddell, Argyll and Bute
小川の横を歩いて海岸に出て、砂浜からさっきの城を見てプロモで見た城である事が分かった。
今日2011/05/19にMPLから来た”McCARTNEY"の先行予約メールでサイトに行くとPVがあってこの小川が写っていました。
”McCARTNEY"再発案内PVに写っていた小川
http://www.youtube.com/watch?v=K5626WzsfMw このPVの1’40”から映っている城
http://www.youtube.com/watch?v=GMvyYOD-i2I&feature=relatedこちらは私が撮影
尚、アルバム”McCARTNEY"の見開きジャケットの海パンの海岸もここ
海岸に佇む古城
向こうがPVの砂浜
砂浜から見た白い家
SADDELL城、バグパイプの楽団が城をバックに行進してくる
砂浜と城と白い家
砂浜の中ほどにある家
PVはこの家の前を砂浜に向かって歩いて行く所から始まる。
城の正面
城壁と馬車道
ここからキンタイア岬の灯台までは40km以上あるらしい。
運転手は「灯台に行くからいつでも好きな所で止まるから言ってよ」と言ってくれた。
岬への標識があったので止めてもらう。
道はこの標識から細くなる。
途中にゲートがあり運転手が降りてゲートを開け、車がゲートを過ぎると、また降りてゲートを閉めた。
一般の車は入れないのかと聞くと、羊が多いので轢くことがあるからゲートがあるとの事だった。
Google Mapのストリート・ビューもここから先は非公開になっていた。
岬へ近付いて行くにつれ霧が出てきて雨が降ってきた。
車が止まりここからは関係者以外乗り物は通れない、ここで待っているから歩いて行ってと言った。
そこにはMull Of KintyreのWelcom Boadがあり、公道の終わりの標識があった。
Welcome Bord
公道の終わり ここでウンチ??
雨とガスで視界悪し
雨で滑るから気をつけてと言われてすぐに滑ってしまった。
④Mull Of Kintyre
灯台への道は相当な下り坂でガスで下が見えない、雨も強くなってきて寒いのでダウン・パーカーを引っ張り出した。
灯台へと下る道、およそ2km
視界が悪くノースアイルランドはおろか海峡さえ見えない、カメラに水滴
うっすらと灯台が見えてきた
すこしガスが薄くなってきた
ノース海峡の向こうに雨雲の切れ目とアイルランドが
灯台もはっきり見えてきて
およそ20分坂を下ってやっと灯台に到着
キンタイア岬よりノース海峡を望む
運転手が言っていたように道を羊が歩いていた
奇跡的に5分ほど雨がやみノース海峡とアイルランドが見えたが、また雨とガスが出てきたので戻ることに。
30分かけて息を切らしながら坂道を戻り、ホテルに戻ってと雨つゆを払ってタクシーに乗り込んだ。
運転手はここは年中霧が出て晴れることはあまりないと言っていた。
途中にあるゲート、運転手が降りてゲートを開けている
宿に戻ると計ったように4時間およそ100km近く走っただろうか、メーターは145.2£を表示していたのでチップを含め150£を払った。
予定外の出費だったが雨とPV撮影現場に行けたので良しとしよう。
シャワーを浴びてしばらく昼寝をした後、Daavar Islandに行ってみた。
⑤Daavar Island
波止場通りのCoffee Barで食べたバーガー、自家製のバンズとソーセージが抜群だった。
まだ小雨がパラついていたDaavar Island
満ち潮で島まで繋がっている筈の砂浜の道が水面下、干満までは調べてなかった。
帰り道PUBでスコッチでもと思ったが、まだ早いらしく開いている店を見つけられなかった。
リヴァプールなら昼間から呑んでいる人がいたのに。
少し暗くなってから再度PUBに行き地元のGLEN SCOTIAという12年もののスコッチを呑んだが肺が焼けそうになった。
今日は雨にたたられた1日だった。
予定を変更してほとんどタクシーで行動したので自転車はDaavar Islandへの往復だけとなって15kmしか走らなかった。
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