沖縄映画研究会 第4回研究発表会 報告書

投稿日: 2018/09/29 2:36:37

沖縄映画研究会 第4回研究発表会 報告書

※7月1日開催予定の研究発表会が台風で中止となり、今回が当会2年目の最初の研究発表会となった。

開催日時 • 2018年9月8日15時~18時

開催場所 • 沖縄県立芸術大学附属研究所3F小講堂

参加人数 • 55名

15:00-開会挨拶 代表・世良利和

前半の部(司会:鈴木耕太)

15:01-報告:「ドイツ外務省招待プログラムの経験について」宮平貴子(映画監督・株式会社ククルビジョン代表)

映画『アンを探して』の監督であり、映画会社代表も務め、毎年沖縄でKIFFO(こども国際映画祭in沖縄)を主催している宮平貴子氏が、ドイツ外務省の招聘を受けて訪問したドイツでの体験とそこで得たものについて報告した。

前半の司会担当・鈴木会員 報告する宮平貴子氏 発表を前に余裕の藤城会員

15:50-研究発表:「彼らの時代の『パイナップルツアーズ』」藤城孝輔(映画批評家・映画学博士)

真喜屋力、中江裕司、當間早志の三人の監督によるオムニバス映画『パイナップルツアーズ』(1992)を取り上げ、オープニングの場面を紹介しながら、本作が同時代・同世代に与えた影響と、その時代背景の分析を行った。

後半の部(司会:大嶺可代)

16:20- 映画上映:『山原街道』(乙姫劇団製作 1958年)

17:05- 講演:真喜志きさ子(古代信仰研究者・元女優)

子役時代から琉球大学を経て東京で女優になるまでの経緯や、鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』に出演した際のエピソード、乙姫劇団の男役として活躍した母・上間初枝さんの生い立ちと思い出などが語られた。


後半司会の大嶺会員 『山原街道』の一場面(上間初枝) 講演する真喜志会員

17:50-会員報告と第1回総会 事務局長・名嘉山リサ

18:00-会場撤収・散会


受付は名嘉山会員と津波会員 熱心に聞き入る参加者の様子

報告書作成/沖縄映画研究会 ©

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