皆々様々お待ちかねの京都食訪。
幼少期よりの持病であります花粉症と五月病と大手病に悩まされて中中辛い日々を送っておりますが、それでも日は昇るし、ラーメンは旨い。(オタク特有の早口でここまで2秒)
突然ですが、世界にある「いいこと」と「悪いこと」の数は丁度同じだそうで。
プリンスは記憶に新しいが、大御所声優やら大物ミュージシャンやらの訃報が多い一方で、有名芸能人の結婚も多い。
かみこという千年に一度の逸材を手に入れたアンジュルムは、田村芽実を明日送り出す。
就活を乗り切れば、関ケ原、音霊、TIF3days、Buono!、最高の夏。
人間万事塞翁が馬とはよく言ったものである。
与太話大好きマンなのでついつい前置きが長くなってしまうが、近頃は客席からサイリウムやらチキンラーメンやらが飛んでくるらしいので本題に入る。
本日紹介する「山崎麺二郎」は円町駅から徒歩3分と、完全なリッツの縄張りに位置している。
吉田の大学に通い、カナートで家具を揃え、ケニアで飯を喰らうド左京区民の筆者は半ば委縮しながら足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」と鈴木亮平似の店長。の他にBMI12くらいの痩せこけた店員が1名。
店長は谷九の上本町 麺乃家で修行していた方で、満を持して7年前に店を構えたそうだ。
塩ラーメン 750円 (味玉は+100円)
金色のスープと麺。白髪ねぎの上に載っているのは酢橘。
まずはスープを一口。うまい。ラーメン通なら御存知、寺町の猪一とよく似ている。
麺もツルツルしていてのどごしが良い。特筆すべきはチャーシューで、期待を上にも下にも裏切らない。吾々がチャーシューに求める味そのものを提供してくれた。
全体としてThe・正統派な印象。一乗寺の個性が強すぎるラーメンに疲れた諸君はぜひ一度足を運んでほしい。
大変満足して店を出ると新着メール1件。
「この度は弊社の新卒者採用へのご応募ありがとうございました。
慎重に選考させていただいた結果、残念ながら貴殿のご希望にそいかねることとなりました。
あしからず、ご了承いただきますようお願い申し上げます。」
良い事と悪い事の数は同じなのである。
文責:ごとー (2016.5.29)