海外派遣・スイス・ツェルマット その2 再び死にかけました

展望台を下り、マッターホルンの絶景ポイントである、リッフェル湖 Riffelsee に向かいました

ところが……

山頂には雲がかかったまま、しかも完全な逆光

御詳しい方に教えて頂いたのですが、山は午後になるとガスが増え雲が多くなるので

登るなら午前の方が良いとの事でした

意固地になった私は、日没までに雲が去るのを期待していたのですが……

私と同じく雲通過待ちの韓国の方々と

しばらくして周囲を見渡したら、私一人しかいない!

その時、気がついたのです、私はツェルマットの街へ帰る事を全く考えてなかった……

慌ててスマートフォンでゴルナーグラート鉄道の時刻表を見たら、終電時刻を過ぎている!

鉄道はもう動いていない!

私は超虚弱体質なのに体力の配分ができず、展望台で大はしゃぎしてヘトヘト状態でした

しかし、とにかく歩いて山を下りるしかなのです

そんな事が可能でしょうか?

予定外のトラッキング 

スイスの山々は本当に素晴らしい!

これで体力と時間があれば……!

私が海や山が好きなのは、その美しさとは裏腹に、

私の様にナメてかかる輩は誰であろうと

情け容赦なく殺しにかかる、その公平ぶりにあります

立てなくなりました

お天道様は公平で優しい

私の様なバカでブサイクで能無しのクズも照らして下さいました

しかしこれも見納め





俺はここで死ぬ





マッターホルンに沈む夕日を眺めながらくたばるなんて最高の死に方じゃないか!

……と薄れゆく意識で見ていたら、目の前にワンちゃんを連れた御婦人が通りかかりました

……やはり俺はかんぜんにくるってるのか、それとも天国への案内人なのか?

天国も英語が必要なのかなあ めんどっちいなあ……と思っていたら、

"鉄道はまだ動いてますよ、その先に駅がありますよ"

ありがとうございます!あなたは命の恩人です!  

しかしだとするとさっき私がスマホで見たのは何だったのか?

(夏時間と冬時間があるっぽいです)

駅員さんがいません 切符が買えない

車内で買えるっぽいです

こちらの御二人も色々教えて下さいました!ありがとうございます!

意識朦朧としていて申し訳ございませんでした

ツェルマットの街に無事生還!

マクドナルド!

最高に美味しいマクドナルドでした!