川井満・富士山に登……らないでください その3

富士山の火口です 直径約780m 周囲約2.4km 深さ約200mだそうです

火口を見下ろしながら一周・お鉢巡りスタート

火口に降りてみたい と出発前は考えていたのですが、体力的にとてもとても

画像では大きさがわかりにくいと思われますが、左上の白い細い線が人の歩く道です

火口と反対側の下界

お鉢巡りは起伏が激しく、私は著しく体力を消耗しました。

この後、遭難しかかったことを考えると、お鉢巡りは止めておくべきでした。

日が沈み始め周囲が急に暗くなってきました 

下山は楽だと思っていたのですが、完全にナメてました

あれは太陽 いや違う 月だ

「カメラをしっかり保持してください」と警告が出たが、そんなことを気にしてる場合ではない

周囲は真っ暗になり、スマートフォンのフラッシュライトで足下を照らしながら下山

数歩歩いては数分へたり込むを繰り返し

立てなくなりました


お月様をズームで撮影

お月様は公平で優しい

私の様なバカでブサイクで能無しのクズも照らして下さいました

しかしこれも見納め





俺はここで死ぬ





気絶?眠った? 

数時間後に目覚めました


そうか、まだなんだね

何とか立ち上がり、さらに数時間かけて五合目に到着


時刻は午前2時過ぎ

五合目の飲食店も宿泊施設もシャッターを下ろしていたので、

出発待機場所?で一人寝込みました


朝、誰かに起こされ、1500円で本栖湖駅までどうか?

と聞かれたので御願いしてクルマで運んで頂きました

その後、どうやって東京まで戻ったのか記憶にありません


以上、これから富士登山を御計画の方々の御参考になれば幸いです