開催日時:11月17日 (日) 14:00~17:30
場所:浜松科学館「みらいーら」ホール(浜松駅から徒歩7分(地図))https://www.mirai-ra.jp/
共催:静岡大学情報学部地域連携推進室, 浜松科学館
参加費:無料
趣旨:
2020年度からプログラミング教育が小学校で始まる.
このプログラミング教育は「コーディングを覚えることが目的ではない」とされ,
算数や理科といった教科の学びを深めるために位置づけられることが決まっている.
この位置付けは,プログラミングが学習支援を目的とした新しいツールとして採り入れるとも解釈できる.
それでは,新しいツールとしてプログラミングをとらえたとき,
プログラミングにはこれまでのツールにはないどのような特徴が存在するのか.
その特徴は,学校の中と外ではそれぞれどのように影響をもたらすのか.
本研究会では,プログラミング教育の実践者を招いて認知科学の観点から議論を行う.
本研究会では,幼児や低学年児童といった低年齢の子ども向けプログラミング教育でも使用されている「Viscuit」(ビスケット)を紹介し,
プログラミングのどのような特徴が子どもにも扱いやすいのか,どのような点が子どもの活動を刺激するのかを議論する.
次に,小学校の内外でプログラミング教育に携わっている実践者それぞれによる実践例の報告を行い,
学校の中と外ではそれぞれプログラミングがどのように位置付けられているか,子どもたちの振る舞いはどのようなものかを議論する.
最後に,プログラミングのツールとしての特徴を認知科学的な観点からレビューしたうえで,
学校での学習支援ツールとしての可能性や,学校外での新しい課外活動を支えるツールとしての可能性について議論する.
なお,2019年7月にリニューアルオープンした浜松科学館にて開催する.
科学館は科学を学習できる学校外の公共施設であり,
今後プログラミングが社会へ浸透していく際に重要性な役割を果たすことが期待される.
研究会では科学館の活用可能性についても議論する.
プログラム:
(司会進行:遠山紗矢香(静岡大学))
14:00-14:10
趣旨説明:遠山紗矢香(静岡大学)
14:10-15:20
基調講演:「Viscuitを使ったプログラミング教育とファシリテーションの方法」原田康徳氏(合同会社デジタルポケット代表・ビスケット開発者)
※Viscuitを使ってプログラミングを体験していただく時間を含む予定です
<15:20-15:40 休憩>
15:40-16:10
報告1:「小学校におけるプログラミング教育の現状と可能性」冨永浩司氏(磐田市立富士見小学校)
16:10-16:40
報告2:「学校の外でのプログラミング/コーディング学習とその支援」辻直弘氏(Code2Create.Club)
16:40-17:00
報告3:「初学者のプログラミングと認知科学」遠山紗矢香(静岡大学)
17:00-17:20 全体討論
17:20-17:30 事務連絡等,閉会
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研究会および懇親会への参加をご希望の方は、viscuit体験用機材等の準備のため、11/13(水)までに ご参加登録をお願いいたします。
貸出機材の確保は保証できませんが、当日参加も可能です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeARvxWoCz4nJA9sqoLsic-3mJ8JUZHeGpYL8T4Vc4OawM42g/viewform?usp=sf_link
貸し出しできる体験用機材の数には限りがありますのでご承知おきください。
Viscuitはお手持ちのパソコンのブラウザで使用できるほか、スマホ・タブレット(Android/iOS)のViscuitのアプリでも使用できます。
インストール手順はスマホの一般的なアプリと同様です。
Androidの場合はPlayストア、iOSの場合はApp Storeにて「viscuit」と検索すると表示される魚のアイコンのアプリをインストールしてください。
※当日は科学館の公共Wi-Fiをお借りできる見込みです(ただし、使用できる帯域が限られます)。