傍聴記/第8回口頭弁論(H24.7.5)
7月5日15時から、奈良地方裁判所において奈労連一般労組法テラス支部に所属する原告の第8回口頭弁論があり、10人(うち報道関係者1人)が傍聴しました。奈労連からは今まで何人かが傍聴してきましたが、私が参加するのは、はじめてでした。
原告は緊張の面持ちで原告席に入り、裁判が始まりました。国会でかかっている法案に対し、不合理な裁判とならないような検討が求めれられるとともに、弁護団からは全国の法テラスの業務量、正職員のタイムカード、担当弁護士の事件数の比較などの資料の提出を求めました。
非正規労働の拡大で労働者自身が納得できない働き方が広がっている下、法廷にいる間中、日本司法支援センターというよりももっと大きな何か見ることができない敵に向かって、原告一人の小さい姿で立ち向かっているような痛々しい感じがし、なお、一層支援の気持ちが増すように感じました。だからこそ、応援団ががんばっているんだとも思います。
終了後、弁護士からはそろそろ証人の検討もという発言があり、奈労連としても署名や傍聴などの支援をさらにひろげていきたいと思います。
奈労連事務局長 竹末和美