06-傍聴記/第6回口頭弁論(H24.3.27)

傍聴記/第6回口頭弁論(H24.3.27)

被告から2月14日付第3準備書面が陳述され、これに対し、原告は3月26日付第3準備書面を陳述しました。

原告の主張は、原告がパート労働法8条の要件に当てはまること、たとえ当てはまらなかったとしても、原告と被告との間の雇用契約のうち、給与に関する定め は民法90条(同一価値労働同一賃金原則)に反し無効となり、さらに、合理的な理由のない差別的取扱として不法行為が成立しているというものです。

これに対し、被告は「未検討。これまでと同じように反論の必要があるか検討します。」との答え。今度は、裁判官が被告に、常勤と非常勤の間の職務の同一性 を認否するよう求めたところ、被告からは「第3準備書面で述べたとおりです(認否の必要がない)。」と一言。最後に、原告が求めたタイムカードを裁判官か ら提出するよう言われても、被告からは「タイムカードは出さない」との一点張り。毎回同じ答えの繰り返し。正々堂々と反論しろ!とヤジを飛ばしたくなりま す。

今回初めて傍聴に来てくださった弁護士の先生、毎回来ていただいている皆様、とてもうれしく心強いです。本当にありがとうございます。少しでも多くの方にこの裁判を知っていただくことができればいいなと思います。

次回期日は5月17日午後3時30分です。皆様の傍聴を心よりお待ちしております。

(Y.I)