傍聴記/第3回口頭弁論(H23.10.20)
被告席には代理人弁護士が1人、原告席には、田辺弁護士と兒玉弁護士の2人。傍聴には奈労連より2名の方が駆けつけてくださいました。
被告からは第1準備書面が陳述されました。裁判長より「非常勤」と「常勤」の職務内容における同一性を認めるか否かに争点があるのか確認がされました。原告代理人からは、その点が大枠としての争点になることが確認され、同時に社会的な流れを考慮することの必要性が述べられました。次回は原告からの文書提出命令申立について被告が検討し、意見書を提出することになります。被告の意見書提出期限は11月17日です。
裁判が終わり、法廷から出たころ、「(電車の時間の)計算を間違えました・・・。」と息を切らせて階段を駆け上がって来られたのは、西木弁護士。西木弁護 士は、原告代理人として毎回この裁判に出廷されるために、本拠地の兵庫県明石市から、はるばる奈良の裁判所まで来られます。みんなが今日は来られないだろ うと思っていたころに、かっこよく登場された時には、一同笑いと感動が起こり、裁判の緊張から一気に和む場面となりました。とても誠実な先生です。その 後、弁護団より裁判の報告を受けました。争点確認に対する弁護団の前向きな姿勢は、とても力強く感じられました。
次回期日は12月1日(木)午後4時30分です。
次回もみなさまの傍聴を心よりお待ちしております。
(Y.I)