粉体対流による小惑星表面更新モデル論文発表

Post date: Apr 2, 2016 12:30:53 PM

D2の山田君による粉体(レゴリス)対流による小惑星表面更新のモデルによる年代推定の論文がIcarusより発表されました.

Timescale of asteroid resurfacing by regolith convection resulting from the impact-induced global seismic shaking

T. M. Yamada, K. Ando, T. Morota, and and H. Katsuragi, Icarus, Vol. 272 (2016), 165-177.

今回はいつもの粉体物理のマニアな仕事ではなくて小惑星という比較的分かりやすい対象についての成果だったので(論文の中でやっている計算は込み入ってますが)一般向けにアピールするためのWebページでの解説も作ってもらいました.

山田君による前作の実験論文と今回のモデル計算論文は当グループからの惑星科学分野への初の本格的貢献ということで,(査読対応も苦労が多かったですし)感慨の深い成果です.