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Encyclopedia Ⅱ

by Bunkou ishikawa

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【赤色エレジー(漫画)】

林 静一・著 青林堂 A5版236頁

1971年三月1刷 当時定価480円(3刷)

紹介文:月刊誌ガロで、70年代初めに連載された、

林静一の代表作の一つ。

あがた森魚によって歌われ、大ヒットしたのは有名。

上村一夫の「同棲時代」とともに、70年代の若者の生き様に、

大きな影響を与えた。

92年に小学館業書で再版、2000年に文庫化された。

内容:竹久夢二のタッチを思わせる、繊細なペン使い、

大胆な構成、奇抜なイメージ、豊かな感性で、

哀れで淋しい、若い男女二人の愛を描き出す。





【銭っ子(漫画)】

花登筐・作 水島新司・絵 秋田書店全3巻 B6判334頁

1986年七月初版 当時定価580円

内容:両親を交通事故で失い、財産すべてを、おじ、おばたちに

奪われた健と亜子の兄妹。一度は死を決意した二人だったが、

ガタロ船の人たちに助けられ、やがて健は妹と別れ一人、

乞食の銭神のもとで、金儲けの修行をつむ。気の弱い中学生

だった健だが、カブト虫売りを手始めに、土地売買から、店屋の

経営まで手がけ、銭儲けの鬼となって、しぶとく生き抜いていく。

昭和40年代後半に、「週刊少年チャンピオン」に連載された。

花登、水島コンビでは、以前に「エースの条件」(少年画報)がある。