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Encyclopedia Ⅱ

by Bunkou ishikawa

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【エラリー・クイーン国名シリーズ(海外推理小説)】

エラリー・クイーン・作 創元推理文庫全10巻 約400頁

1959~61年発売 当時定価180~240円

紹介文:エラリー・クイーンの初期シリーズ「ローマ帽子」「フランス白粉」

「オランダ靴」「ギリシャ棺」「エジプト十字架」「アメリカ銃」「シャム双生児」

「チャイナ橙」「スペイン岬」「ニッポン樫鳥」の謎10作品。

ニューヨーク在住の青年推理作家エラリーと、警視である父とのコンビで

数々の謎を解いていく、本格長編シリーズ。小説の終盤に挿入される

【読者への挑戦】、「犯罪を解決できる、全ての事実は提出された。

与えらたデータに厳正な論理を適用することによって、読者は、犯人の正体

を証明しうるはずである」と、推理のフェアプレイを、宣言している。



【Xの悲劇(海外推理小説)】

エラリー・クイーン・作 創元推理文庫 430頁

1959~60年発売 当時定価170~190円

紹介文:引退したシェークスピア劇の名優で、今は盲目の探偵ドルリー・

レーンが謎を解く、「X」「Y」「Z」の三悲劇、「レーン最後の事件」の四部作。

推理小説史上で屈指と呼ばれる二作目の「Yの悲劇」だが、続けて読むと、

すべてが「レーン最後の事件」の衝撃のラストにつながっている。

作者エラリー・クイーンは二者の合作名だが、このシリーズは、初め、

バーナビー・ロス名で書かれ、両者が互いに論争するなど、二人二役を

演じて、文壇を沸かした。