ひふみ : かごめ歌
ヒ フ ミ ヨ イ ム ナ ヤ コ ト モチ
ロラネ シキル
ユィ ツワ ヌ
ソヲ タハ クメ
カ ウオエ ニサリヘテ
ノマス アセ エ ホレケ
ヒ フ ミ ヨ イ ム ナ ヤ コ ト モチ
数字を並べたものではない。五十音図の横段十文字のことである。モチは百千ではなく、もって・もちいてのことであり、その後百の道、モチ、となる。意識の働きの行って帰る行程の言霊循環を示している。
意識なのでその不十分さが考慮されると十が減ったり無くなったりしていく。主体が自覚確立していれば十となる。
モチは用いるで何として用いるかと言えば横段十を鏡としてもちいる。例えばアと言いたいとき、本当にそれがアであるのか、ある思考列を発する時本当にそれがその思考列になっているのかを見るためである。
その為にモチは意識の活用とその運用法が丁度百あるので百の道、となっている。
五十音図とは何か。宇宙、意識で捕らえた宇宙のことである。それは自我による主体性が確立したところになり、それをもって結論も完了しているところに成る。言い換えれば不十分な意識はそれなりの不十分な意識の表明にしかならないということになる。
五十音図の構成は、つまり意識の構成は・・・・
モチ
ロラネ シキル
ユィ ツワ ヌ
ソヲ タハ クメ
カ ウオエ ニサリヘテ
ノマス アセ エ ホレケ
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かごめ歌
かごめ歌 : かごめかごめ、カゴの中の鳥はいついつ出やる、夜明けの晩に、鶴と亀が出会った。後ろの正面だーれ」
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かごめかごめ、
カゴの中の鳥は
いついつ出やる、
夜明けの晩に、
鶴と亀が出会った。
後ろの正面だーれ」
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カゴメは弁証法的思考方法のことで概念的な理論的理性を持ってする心の手順です。またそれは西欧的な考え方のことでもあります。籠目は六ぼう星の形で描かれますが二つの三角形を組み合わせたものです。演繹帰納の正反合をかたどっています。
その篭目の中に鳥がいます。鳥とは十理・トリで十をもってする思考方法、ア・タカマハラナヤサ・ワを駆使する人間精神の理想的な心の鏡のこと、言霊原理です。
すなわち、同床共殿の廃止以来世界の科学的弁証法的思考一色の篭の中に閉じ込められている言霊の原理は、いつこの世の中に再び現れるのか。
それは夜の闇すなわちこの末法の道徳的闇が一番濃くなる夜明け前の時に、
鶴すなわちその口ばしを模して剣(天与の判断力の自覚体である天津イワサカ)と、亀すなわち鏡(人間精神の究極的理想構造を言霊の配列をもって示した五十音図言霊・天津ヒモロギ・ヤタの鏡)とが、一つの理論体系として人間の自覚の上に完成した(出会った)時である。
あなたを実際にあなたたらしめているあなたの後ろの正面にいるのは誰ですか。
大昔、五十音言霊図は粘土板に刻まれて焼き物にして保存されたため、これを瓶と呼びました。亀は瓶に通じます。
正反合
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右のキチミヒシと続く心構え・心の手順のことを正反合の弁証法と呼んでいます。
概念的理論探求である限り必ずこの手順を踏むほかはありません。この弁証法を図示しますと、正反合の△三角形があてはまります。
△が形而上学的弁証法、▽が形而下的弁証法です。二つ組み合わされた形は大昔より「カゴメ」と呼ばれ、人間の考え方の一つのパターンを表してきました。
それは現象の分析を推進してそのかなたに完全な真理を発見しようとする帰納的方法です。このカゴメの形にちなんで大昔から歌われている童謡「カゴメカゴメ、カゴの中の鳥はいついつ出やる、夜明けの晩に、鶴と亀が出会った。後ろの正面だーれ」のひゆしている真の意味を紹介しておきましょう。