末詞
末詞は文末に置いて疑問や命令を表す品詞です。
一つの文に二つ以上置くことはできません。
末詞を置かない文を叙述文といいます。
■疑問を表すla
疑問文では文末の音調が上がります。
nuta as wan
それは大きい
nuta as wan la?
それは大きいですか
laを省略しても、文末の音調が上がっていれば疑問文だと解釈されます。
疑問詞を使う場合は知りたい箇所を疑問詞に置き換えます。
このときlaはあっても無くてもいいですが、他の末子を置くことはできません。
toa nehamo na nota?
あなた 食べた 何を
あなたは何を食べましたか?
疑問詞を含む格詞句は文頭に倒置されやすいです。
na nota toa nehamo?
何をあなたは食べましたか
疑問詞を主題にすることはできません
■命令を表すte
動詞や助動詞の原形をつかった文の末尾にteをつけると命令文になります。
mas te
行く 命令末詞
行け
*toa mas te
あなたは行け
■禁止を表すbei
使い方はteと同じです。
mas bei
行くな
ちなみにteと否定の副詞daoは同時に使えないのでbeiを使うようにしましょう。
*mas dao te
行かないでいろ
■依頼を表すmano
使い方teと同じです。
konis na olo ik toa talo mano
ここにあなたの名前を書いてください。
■行動要求を表すxe
前文の情報に注目させ、それに対処するように言うときに使います。
pus oyon laidek xe
しそう 落ちる 時計 行動要求
時計が落ちそうだよ
(直すように要求)
guis soik toa vas xe
撃つ 条件の接続詞 あなた 動く 行動要求
動いたら撃つぞ
(止まるように要求)
■同意要求を表すmi
許可や共感を得たいときに使います。
as kemo mi
である 美味しい 同意要求
美味しいね
■納得を表すkai
気づき、納得、感嘆に使います。
tu nulo kai
そこにいたのか
toko kar as wan kai
この木は大きいなあ