動詞

動詞は接辞によって以下の8つの形になります。

過去形については不規則変化することがあります。

hamos(食べる)という語の場合

hamos

食べる

nehamo

食べた

hamoka

食べること

hamon

食べ~

hamopan

食べる者

hamonan

食べられる物

hamoken

食べる際に使うもの

hamodon

食べるための場所

のような意味になります。

接続形は助動詞の後に置く動詞の形です。

分詞は名詞と形容詞の機能を持ちます。

原形

状態動詞の原形は現在の状態を表します。

sako ago as abo

あの犬は大きい

動作動詞の原型は、習慣的な動作や決定された未来を表します。

ago hamos na wak

犬は肉を食べる(犬の習慣的な動作を説明)

犬が肉を食べることになっている(決定された未来)

過去形

状態動詞の過去形は過去の状態を表します。

ak ago ne abo

その犬は大きかった

動作動詞の過去形過去の動作を表します。

このとき、動詞は完結相として捉えられます。

ak ago nehamo na wak

その犬は肉を食べた。

現在の動作を表すときは継続相や進行相を使います。

主格分詞と具格分詞

主格と具格は文法的な機能が似ているのでこれらの分詞の使い分けには悩みそうですが、

以下のような決まりがあります。

生物は主格分詞

非生物は具格分詞

例えばnus「伝える」を分詞にするとき

nupanなら「伝える者」

nukenなら「伝えるための物」という意味になります。

ちなみにnukenは「手紙」という名詞でもあります。

対格分詞

対格分詞は「~されるもの」という名詞になりますが、

それ以外の使い方もあります。

不定形

不定形の動詞を不定詞といいます。

不定詞には様々な機能があります。

■動詞を名詞化する。(名詞用法)

ranos

攻撃する

ranoka

攻撃

■使役表現に使う。(使役用法)

を参照。

■別の動詞の結果を表す。(副詞用法)

不定詞を副詞的に使って、別の動詞の結果を表すこともできます。

keus omoka

走る 去ること

走って去る→走り去る。

不定詞は名詞用法として使う場合は形容格で修飾しますが、

使役、副詞用法のときは副格で修飾します。

las nedemu na sanusan biaka na tia so bimana.

姉 買った 対格 テレビ 送る(不定詞) 対格 それ 与格 祖母

姉はテレビを買って祖母に送った。