6月30日 「センゾクノトビラ」
本日6年生が「センゾクノトビラ」を開催しました。
本日は300名近くの皆様にご参加をいただきました。「センゾクノトビラ」の趣旨をご理解いただき、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
広く社会に向けて発表する機会は子ども達にとって貴重な学びの場になりました。ご参加いただきました皆様からの様々なご意見、あたたかい応援メッセージも本校の子ども達にとってかけがえのないものです。
この経験は、自分たちの学びに自信を持ち、仲間と一緒に学んでいることを再認識する良い機会にもなったと思います。
【当日6年生の様子】
午前中は教室で最直前リハーサル。この時点でまだ「ここを改善したい」という要望が出てくるチームもあり、直前まで動画編集をする児童もいました。一人ひとりがアイデアを出し合い、発表直前までより良くしようと奮闘する様子は胸を打たれるものがありました。
本番は広間でチームごとに発表(配信)し、順番を待っているチームは各教室で配信を見て待ちました。編集など自分の担当している仕事が終わりリラックスしている子や発表直前で緊張している子など、様々な面持ちで学年の仲間たちを見守っていました。発表を終えた子どもたちの顔は無事発表を終えた安心感と達成感に包まれていました。
イベント終了後、視聴者の方々に大きな拍手をいただき、とても嬉しかったようです。3ヶ月という長い時間をかけて学年全員で取り組んだ大イベントを終えた子ども達は達成感と発表への緊張から解放されたとてもよい笑顔でした。
児童の日記より
・今日はセンゾクノトビラ当日でした。とても緊張したのですが、学年が一体となってすばらしい発表になったのではないかと思いました。生放送のチームも上手かったですし、動画の編集もとてもすてきになっていたなと思います。とても頑張ったかいがあったなと思うほど良い時間をすごせました。でも、すこしさみしくも感じてしまいました。(6年 女子)
・五時間目と六時間目にセンゾクノトビラの本番がありました。全体的に音声のトラブルはなかったしスムーズに進行していたので良かったです。このセンゾクノトビラの準備はロイロノートを見ると四月七日から始めていたそうで三か月弱準備をしていたことになります。楽しく作業をしていたのであまり気にならなかったのか意外に長く感じました。とにかく成功して良かったです。(6年 男子)
・センゾクノトビラの本番でした。ZoomもYouTubeもたくさんの人が観てくれていることに驚きました。多少トラブルや言い間違えはあったものの、いつもよりスムーズに進めることができ、とてもよかったと思いました。アンケートやクイズにも大勢の方が答えてくれて、嬉しかったです。六年生全員で協力して作り上げたセンゾクノトビラ、大成功だと思いました。(6年 女子)
・センゾクノトビラの本番でした。3・4時間目の練習では、やはり資料とのタイミングがうまく合っていなかったので、昼休みに少し練習しました。結果はなんとかうまくいきました。他のチームもかなりクオリティが高く、すごかったです。かなり時間をかけたプロジェクトだったので、無事に終わって良かったです。(6年 男子)
6月29日 もうすぐ黒姫!
黒姫移動教室に向けて着々と準備が進んでいます。6時間目はたてわり班のメンバーで集まりました。
まずは、黒姫移動教室のしおりにたてわり班のメンバーの名前を漢字で書きました。
3年生~6年生までの全員の名前を漢字で記入するのは、学年を超えてコミュニケーションをとる必要があります。
最初は6年生が3年生~5年生のサポートを分担して行っていましたが、次第に下級生も自分たちで他の学年の児童のところに移動して積極的にコミュニケーションをとり、全員がページを完成させることができました。
続いて、キャンプファイヤーの時に各班で行う出し物(『スタンツ』と呼んでいます)を何にするか、話し合いました。
スタンツは、
・宿泊するロッジが男女で異なるため、男女別で練習を行うが、班として一つの作品となるように計画すること
・マスク着用で行うこと(マイクは使用可)
・キャンプファイヤーの明かりしかない状況で行うので、見せ方を考えること
という難しさがあります。
6年生が司会進行を行い、どんなスタンツを行いたいか下級生からアイディアを引き出していきます。
黒姫移動教室に向けてたてわり班でのコミュニケーションやチームワークが向上した1時間となりました。
6月28日 1年生活 色水あそび
アサガオの花を使って色水あそびをしました。
本校の生活科の授業は、3年生から始まる理科学習の素地となる自然科学への興味関心をひきだす体験を多く取り入れています。
1年生は4月にアサガオの種を観察して土に植えました。
その後、アサガオの生長とともに芽や本葉、つるや花を観察してきました。
朝や休み時間などに子どもたちは熱心に水やりを続け、現在、お教室の外のテラスでは色とりどりの朝顔がとても鮮やかに花を咲かせています。
今回の授業では、アサガオの花を使って色水を作りました。
ビニール袋に花を入れて指で揉み、水を入れるときれいな色水ができ上がります。
子どもたちからは自然と笑みが溢れていました。
お休みをしてzoomで参加している子にも、声かけをしながら途中経過を見せている姿もあります。
そして出来上がった色水に先生が魔法の液体⋆を入れると・・・
「わぁー!色が変わった!!」
と、目を輝かせていました。
色水に何重にも織った紙をつけて広げると、きれいな模様が現れました。
お友達同士で見せ合い、出来上がった作品に満足していました。
授業では、押し花作りにも取り組みました。
この後、夏休みにはアサガオをお家に持ち帰り観察を続け、採れたアサガオの種は来年入学する次の1年生へのプレゼントとなります。
*魔法の液体の正体は、重曹とクエン酸を水に溶かしたものです。
6月27日 リハーサル「センゾクノトビラ」
30日に本番を迎えるオンラインイベント「センゾクノトビラ」。
そのリハーサルを行いました。
この日まで、6年生は各チームで準備を進めてきました。
授業時間だけでなく、休み時間にもチームで集まり、話し合い、撮影、編集、発表練習を行ってきました。司会進行は、各クラスの学級委員が担当します。
慣れないオンラインイベントですが、6年生なりにカメラの向こうにいる視聴者に話しかけることを心がけてリハーサルに臨んでいました。
本イベントでは企画準備、司会進行、発表を6年生が行います。
洗足の魅力を皆様にお届けできるよう、最後まで走り抜きます。
こちらのイベントは事前申し込みが必要です。
29日(水)17時まで申し込みが可能です。
まだ申し込まれていない方はぜひお申し込みください。
皆様とつながることを楽しみにしています。
6月24日 専門家から学ぶ
6年生社会科、公民の学習も後半戦に入っています。
今回は、川崎北税務署に租税の出前授業をお願いしました。
2名の税理士の方をゲストにお招きし、「税と私たちのくらし」について教えていただきました。
自分たちの生活に身近な税金。
でも、小学生にはちょっと馴染みの薄い税金。
税金にはどんな種類があるのか。
税金は何に使われているのか。
もし税金のないくらしになったら、世の中はどのように変わるのか。
税に関するさまざまな話を通して、私たちが安全に、安心して、豊かに生活するためには、税金を納めることが必要であることに気付かされました。
税は、私たちの生活を支える「社会共通の会費」というフレーズは
とても印象的でした。
最後に、1億円(学校にある一般的なプールの建設費だそうです)を持たせてもらいました。もちろん、本物ではありませんが、紙やインクは本物の1万円札と同じもの。実際の重さに児童も驚いていました。
川崎北税務署の皆様、税理士の清水さん、野口さん、有意義な学びの時間をありがとうございました。
児童の日記より
・今日の社会の授業では、税理士の清水さんと野口さんが、税金が何に使われているのかを教えてくださいました。今まで税金は、目的を知らずに国からお金をとられていると思っていましたが、今日の話を聞いて、税金は国民が安心・安全に暮らすことができるようにするために使用されていることを知り、税金は目的をもって取っていることが分かり、安心しました。(6年女子)
・社会の授業がありました。税理士の方が来てくださり、税についておしえてもらいました。私が一番興味深いと思ったのは、「アナザーワールド」です。税のない社会。それはとてもたいへんなものだと分かりました。税を納めることは大変だけれども、それで自分たちのくらしが支えられているのなら、納めた方がいいな、と思いました。(6年女子)
・今日は社会の授業の際に税理士の方に来ていただいて、日本の税に関することについての話を聞きました。初めは今日本に存在している税についてや日本政府の歳入・歳出の内訳について学び、またもし日本から税がなくなるとどうなるかを説明したアニメを観たりしました。この授業を受けて改めて税の大切さを学ぶことができました。(6年男子)
・社会の特別授業で、税金について税理士さんが来て、講義をしてくれました。特に印象に残ったのは税金が無くなった日本を物語にした動画です。僕はこの授業を受ける前は税はあまり大切だとは思っていませんでした。税金が沢山のサービスや施設に使われていると初めて知りました。だから、税はしっかり納めなければならないと感じました。(6年男子)
6月23日 黒姫移動教室に向けて
黒姫移動教室までひと月を切り、班旗の作成が進んでいます。
本校では毎年7月に長野県黒姫高原に宿泊する「黒姫移動教室」を実施しています。
この移動教室には3年生から6年生までの児童が参加し、同じたてわり班のメンバーでロッジに宿泊します。たてわり班での宿泊行事は本校の特徴の一つでもあり、黒姫での生活により子ども達は大きく成長しています。
この黒姫移動教室に先駆け、各班で「班旗」を作っています。
この旗はそれぞれの班の象徴として移動教室のロッジに飾ったり、スポーツ大会の応援に使ったりします。班ごとに思い思いのデザインや目標を掲げ、全員の名前を書いて完成します。
簡単そうに見える班旗づくりですが、大人数で1枚の旗を作るという課題であるため、
・旗の布は1枚しかないので、失敗してももう1枚もらうことはできない。
・旗の布の周りに班の全員が集まって作業をするのは少し大変な大きさ。
・みんなの想いや意見をまとめて、旗に表現しなければならない。
・ポスカを使うため消せない。
など、小さな困難がたくさん詰まっている活動です。
この活動をみんなで楽しく、そしてみんなが満足する旗を作るためには、6年生のリーダーシップ、下級生の他の子のことを考える気持ちが必要です。
本校のたてわり活動の授業では、このような子ども達が自分たちで考えて解決する課題が設定されており、活動を通して児童はリーダーに必要な力を育成しています。
素敵な黒姫移動教室となるように、 残りの時間で万全の準備を整えてゆきます。
6月22日 4年国語 「新聞を作ろう」
「新聞を作ろう」の学習の導入として、外部講師による授業がありました。
講義では、
①メディアリテラシー「情報とは何か?」
②新聞記者の仕事、新聞がとどくまで
③新聞の構成と読み方
を教えていただきました。
また、ワークショップとして「みんなで新聞を読もう!」「てきぱきプレゼン」をしました。「みんなで新聞を読もう!」では、全員が実際に新聞を広げて、気になる記事の見出しに赤丸をつけて、記事をチェックしました。「てきぱきプレゼン」では、おすすめ記事を一つ選び、どんな内容か、選んだ理由、記事に対する意見を相手にわかりやすく説明しました。聞き役は、プレゼンを聞いて一言コメントを返し、その後役割を交代しました。新聞の構成を学んだ児童は、見出しで気になる記事を見つけ、リード文で内容を簡単に理解し、相手にわかりやすく説明することができていました。
出前授業を受けている子どもたちは、新聞について関心が高かったようで、熱心に講義の内容をiPadにメモしていました。
今回の出前授業では、取材の仕方、情報の集め方、わかりやすい記事の書き方など、新聞作成の基本を詳しく学ぶことができました。
この学びを生かして、子どもたちがどのような新聞を作成するか楽しみです。
児童の日記より
・今日の3、4時間目に新聞社の方に話を聞きました。いつも見ている新聞は、思ったよりも沢山の人が協力して作っていて、すごいなと思いました。
特に「すごい!」と思ったのは、記者の人です。急いでメモをとらなくてはいけないし、しつ問もしなくてはいけません。現場にかけつけて、電話で話を聞いて、本で調べる。すごく大変そうだなと思いました。
他にも、「すごい!」と思った事があります。それは、新聞に色々な工夫がされているという事です。今まであまり気にしていなかったけれど、上方のはじっこに「スポーツ」とか「教育」と書いてありました。確かに、書いてあれば、ぱっと見てわかります。あと、大きなニュースを大きな文字で書いてある所です。大きな文字で書いてあると、その記事を読みたくなります。
新聞は、色々な人の協力と色々な工夫があってすごいなと思いました。これからは、もっと新聞を読もうと思います。(4年 女子)
・今日は、新聞記者の方にお話をしてもらいました。私がお話を聞いて一番印象に残ったことは、情報一つで人の行動は決まらない、いくつかの情報がくっついて一つの情報になるということです。だから、取材の人たちは、複数の人に聞いたり、うわさ、または口コミなどではなく、自分の目や耳を使って確かめるそうです。真実や正しい情報が伝わるまでには、たくさんの人と関わらないといけないと思いました。(4年 女子)
6月21日 模擬試験
6年生の模擬試験がおこなわれました。
中学校入試に向けて、本校では3年生から模擬試験を行っています。3年生は年2回、4年生は年3回、5年生は年4回、6年生は年6回実施します。
6年生では、本番と同じ時間帯に試験を行ったり、テストの開始5分前にはきちんと着席して待つことも練習したりします。同じ試験を受験する児童の数は2000~3000人程度ですが、その中での順位や偏差値が分かります。それを元に担任は各児童の総合的な力を把握することや、進路指導に役立てています。
一方で児童には、順位や偏差値ばかりを見るのではなく、なぜ間違えたのかを確認したり、自分の苦手分野を把握し、どのように改善するのかを考えるようアドバイスをしています。
せっかくの機会なので、児童も自分の復習すべき分野を振り返り、夏休みに強化する計画を立てていってもらいたいと思います。
6月20日 ICTクラブの紹介
ICTクラブではiPadでの文章作成や動画編集に加え、プログラミングを中心に学習しています。
クラブは4年生から6年生が所属しているので、それぞれのできることを共有することで新たな発見が多くあります。また活動の中で助け合いや教え合いができるような場面を設定したり、他学年で構成されるグループを作ったりして活動を行っています。
1回目と2回目のクラブでは自己紹介をiMovieやClipsを利用して作りました。これまで取り組んだ内容や好きなもの、やってみたいことを思い思いの表現で発表しました。その中で、6年生の作ったプログラミングに興味を持った児童が多くいました。そこで、1学期は6年生に先生になってもらい、プログラミングでゲームを作ることにしました。
3回目のクラブでは「Studuino」というアプリを使って、キャラクターを作る所からはじめました。担当の6年生は画面を止めながら、みんながついてこられるように見てまわり、アドバイスをしていました。キャラクターにプログラミングをする際には、変数の意味や乱数の設定の仕方を伝えました。
プログラミングは上手な人のものをまね、それを自分なりに変更することで応用力がついていきます。なぜこのコードが必要なのか、何のために命令を出すのかを作る中で学んでいきます。途中でプログラミングを実行してみて、その動きを試す姿も見られました。これからトライ&エラーを繰り返してプログラミングを完成させていきます。
今回は途中までとなったので、4回目のクラブでの完成を目指しています。
児童の日記より
・ ICTクラブでゲームを作りました。6年生のお兄さんがStuduinoでとても面白いゲームの作り方を教えてくれました。ぼくがいつも作っているゲームのプログラムよりとてもふくざつで少し苦戦しましたがなんとかと中まで作り終えることができました。来週のICTクラブで、またこのゲームを作ることになっているので、それまでデータを消さないように注意したいです。(4年 男子)
6月17日 漢字検定
日本漢字能力検定協会が実施している漢字能力検定の団体受検が行われました。
本校では年に2回、団体受検を実施しています。
2年生から参加することができ、卒業時までに5級(小学校卒業程度)合格を目標としていますが、5級合格後も受検を続け3級(中学校卒業程度)や2級(高校卒業程度)まで合格している子どももいます。
漢字検定は、「日記漢字」で育んだ漢字の力を客観的に確認する良い機会となっています。「継続は力なり」と言いますが、6年間毎日日記漢字に取り組むことで、基礎学力がしっかりと身についていきます。
「日記漢字」以外でも、子どもたちは国語の授業で新出漢字を学習し、知識を増やしています。
5年生は、漢字学習用のドリルを使って「鉛筆で丁寧に書く」ことを学んでいます。
鉛筆でドリルに漢字を書く際には、「とめ、はね、はらい」に気を配り、全体のバランスを整えて書くことに重点が置かれます。
さらに、語彙を増やすためにロイロノートを活用しています。
新出漢字を使った言葉にどのようなものがあるかを調べて「クラゲチャート」でまとめたり、問題集の中に出てきた言葉で自分が知らなかったものを「単語帳」にまとめています。
この「単語帳」は各自が工夫して作成しており、まとめ方も人それぞれです。
自分に合った学習のまとめ方がどのようなものかを考えながら取り組んでいます。
こうした地道な学習によって、与えられた知識から自分だけの学びを深めていく姿勢が身についていくのだと思います。
今回の検定の結果も、子ども達と一緒に楽しみに待ちたいと思います。
6月16日 6年図工 「グラデーション」
6年生の図工の授業の様子を紹介します。
今回は、グラデーションについて学びました。一見、簡単そうな塗り絵に見えますが、それぞれのマスが同じ色にならないよう、濃淡をつけるために水分の量を調整したり白を混ぜたりと 工夫をして色を塗っています。考えて、細かい調整をしなければ自分の思い描いた通りに塗ることができないため、集中して取り組む姿が印象的でした。
本校では子ども達の発想を認め、創造力の育成を目指しています。創造のためには自分の発想を形にする力も必要になります。
図工の授業では自分の描きたいものを描いたり、造りたいものを造ったりするために、様々な技法を学ぶことも重要です。身につけた力で、自分の世界をどんどん表現していってほしいと思います。
6月15日 4年社会 「都道府県学習」
4年生の社会科では現在、北海道から沖縄県までの各都道府県を順番に学習しています。
主要な町、川、山などを地図帳で確認しながら、その土地の文化や歴史、特産品なども学び、各都道府県の魅力をたっぷりと味わうことができます。
また、子ども達は事前に都道府県の担当を決めており、自分が担当する都道府県の授業日には発表を行います。実際に旅行した時の経験(写真やエピソード)を交えての発表に、聞いている子ども達も興味津々です。
互いの経験や知識を出し合い、様々な側面から都道府県の魅力にアプローチすることが、今後学習していく「産業」や「歴史」への興味に繋がる大きな素地となっていくことが期待されます。
6月14日 2年生の算数 と 6年生の算数
試行・思考するICTを活用した算数の授業を紹介します。
「中学受験」という言葉から「演習問題の解法を身に付け、たくさんの問題を解く」ことをイメージされる方も多いと思いますが、本校の算数の授業では「試行」と「思考」を多く取り入れ、児童が算数に興味を持ち、自分たちで考える力が身につく授業を行っています。
【2年生 かさしらべ】
2年生の算数ではかさの単位を学習しています。1Lや1dLがどれくらいの量なのか、mLに換算するとどうなるか、自分達で持ち寄った容器に水を入れてかさしらべを行いました。
調べた容器を写真にとり、どれくらい入ったかをiPadに記録しました。「どのますを使うとはかりやすいかな。」「容器に水を入れたときと、空の容器を水に沈めておしのけた水をしらべたときと、どう違うかな」と工夫しながらかさしらべを行う姿が見られました。
(お休みしている児童ともオンラインでつながって話し合っていました。)
【6年生 立体図形 回転体】
「回転の軸に対して、平面図形を一回転し描かれる立体図形を作図する」という活動をしました。この立体図形を『回転体』と呼びます。以前はプリントを使用し、回転体を描いていたのですが、なかなかイメージをするのが難しいものが多く、悩む子も多い単元です。
今回はKeynoteというアプリを活用し、アニメーションで図形を回転しながら、作図を行いました。
6年生 立体図形 回転体 動画
児童の日記より
・算数の時間に家から持ってきた入れもののかさをはかりました。よそうしたのと同じかさだったのでとてもうれしかったです。(2年 女子)
・今日はさん数で入れ物のかさをはかりました。わたしのペットボトルは2Lでした。つまり2000mLです。他にはおべんとう箱やカップなどをはかりました。じっさいにはかってみると見た目は同じだけど入る水のりょうがびみょうにちがってびっくりしました。(2年 女子)
6月13日 2年生活 米作り
本校は実体験や実物を知ることを重視しているため、様々な体験プログラムがあります。
先日の代掻きに続き、田植えをしました。
種もみの観察をして水につけてから約1ヶ月。大切に育ててきたイネの苗は30㎝ほどまでぐんぐん伸びました。そして、先日の代掻きを経て、ついに田植えの日となりました。
田んぼに入るのは2度目の2年生。まだ足元はおぼつかず、「にゅるにゅるする!」と声を上げながらも優しく苗を持って植えることができました。
これから秋の稲刈りまで、水量の調節や雑草抜きなど手をかけて育ていきます。
児童の日記より
・今日、田うえをしました。いねをうえるとき手を入れないといけないので手がものすごくよごれました。つるつるすべるのでころばないように気をつけました。どろがかたまると石のようになりました。赤いしるしにうえると言われましたが少しだけずれてしまいました。(2年 男子)
・せんしゅうしろかきをしたからふかふかしていて、いねをうえやすかったです。いねをちゃんと立てないとたおれたり、とんでいったりしてしまうのを学びました。いねをふまないように気をつけてやりました。かんかくもあけてうえないとぶつかってそだちにくくなるので赤いしるしにそってうえました。10月にいねかりをしたりおもちつきをするのが楽しみです。(2年 女子)
6月10日 4年理科 雲をつくる
4年生の理科では「天気」の学習をしています。
学習の最終目標は、自分たちで明日の天気予報をたてることです。それにむけてiPadで気象庁のホームページを開き、データから何が天気に関係するのかを考えたり、雲の写真を撮ったり、その動きを調べたりしています。
洗足の理科は、実物を見て考えること、不思議だと思うことをとことん調べることを大切にしています。今日の実験理科の授業では、雲をつくる実験をしました。前時でペットボトルの中に雲をつくって見せたこともあり、自分たちでつくると予告をしたときから楽しみにしていて、理科室ではいつも以上に協力して準備を進めていました。
雲が上空でどのようにできるかは学習済みです。しかし、水蒸気を冷やすことで、本当に目に見えるようになるのか確かめたいという気持ちでいっぱいの児童の様子からは、自ら学ぶ力を感じます。
今回の実験では500mLのビーカーの中で起こる現象に夢中になり、実験後、なぜそういう状態になったのかを既習事項をもとに班で話し合い、考えをまとめていました。これからの学習がさらに深まりそうです。
児童の日記より
・今日は、1、2時間目の実験理科で雲を作りました。まず、フラスコに氷を入れて、次に塩を入れて、次にビーカーの上にフラスコをのせて、暗くして、かい中電灯で照らすと雲ができていました。雨も降っていました。昔は雲に乗ってみたいと思っていましたが、今は現実的に無理と分かりました。ドラえもんの世界はいいなあと思いました。(4年 男子)
・実験理科がありました。先週の予告で聞いた通り、雲ができて、雨もふりました。もしビーカーの中に小さな小人の世界があったのなら大雨だったかもしれないけれど、ごく少量でした。ほかの班は雪がふったり、氷柱ができたりしたけど、雨がふっただけで満足です。はじめは、雨が霧に見えました。そのことから、霧も水てきの集まりなのかなと思いました。(4年 女子)
6月9日 ピラミッド教室 & 公開授業
ピラミッド教室は、月曜日と木曜日の放課後に行われる自由参加の教室です。
ピラミッド教室では、算数や国語の基礎的・基本的な内容について復習を行っています。ピラミッド教室の時間になると、iPadを通して問題が配信され、解いた人から先生に提出します。その場で採点してもらい、わからないところがあれば先生に質問することもできます。
今日は算数の復習問題でした。友人同士でわからないところを教えあったり、先生に質問したりしながら、丁寧に復習することができました。
本日は3年ぶりに本校の受験をお考えの皆様に授業を公開することができました。本校の児童にとって外部の方に授業をご覧いただけることは、とてもよい刺激になっております。特に児童が発表をした授業では、普段よりも緊張しながらも大人の皆様の前で発表できたことが自信につながったようです。
ご多用の中ご来校いただきました皆様ありがとうございました。
6月8日 2年生活 米作り
生活科の授業で代掻きをしました。
本校では毎年2年生が1年間かけて学内にある水田で米作りを学習しています。
米作りは、その漢字を分解して「八十八の手順」があるとされています。
今回は、田植えの前の作業として「代掻き」を行いました。米作りは土作りから始まります。「田おこし」を終えた水田に水を張って、土をさらに細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。泥水の中へ足を入れるという未知の感触を前に、不安だらけの児童でしたが、皆で一緒に水田に足を入れて泥水をかき回し始めると、すぐに楽しくなって、わざとおしりをつけてしまう児童も出てきました。最後は・・・。お手伝いをしてくださったクラス役員の皆様にはどろどろになった児童の手足をきれいにしていただきました。
人間が生きていくために必要な「食べ物」を自分で育てて、食べる体験は、体の成長のみならず、学問と精神の成長にもつながります。低学年での実体験が様々な教科と関連した学びとなっています。
児童の日記より
・はじめての代かきでした。ぼくはどのくらい土でよごれるかしんぱいでしたが、やっているうちにたのしくなってきました。(2年 男子)
・代かきをしました。田んぼの中に入るとぬるぬるしたり、きゅうにひきずりこまれたりしました。どろだらけになったけれど、楽しかったです。(2年 男子)
・代かきをしました。土をやわらかくするために行います。むにゅっとして気もちわるかったけれど、つめたくて気もちよかったです。お米がおいしくそだつといいな。(2年 女子)
・代かきをしました。わたしが入るじゅんばんになると、においがくさくなってきました。入ってみると、どろまみれでぐちょぐちょでした。ドジョウが出てくるかこわかったけれど、出てこないでよかったです。思い出すとドジョウみたいなのがいた気がします。(2年 女子)
・生活で代かきをしました。どろに入った時にベチョベチョしていてころんでしまいました。どろの中は思ったよりふかかったです。みんなが、足でどろの中を歩いてまぜることで、田うえのじゅんびができるそうです。きかいをつかわないと大へんだと思いました。(2年 女子)
6月7日 「センゾクノトビラ」 開催します!
6年生が自分たちの学びを発信するイベントを開催します。
6月30日(木)にオンラインイベント「センゾクノトビラ」を開催いたします。本校では、昨年度より6年生が日頃iPadをどのように活用しているかを外へ発信するイベントを実施しています。学びを学校の中だけでとどめるのではなく、自分の学びをふりかえり、発信することで、実世界とのつながりを生み出しています。
昨年度は「Open Day」の名で開催しましたが、今年度より「センゾクノトビラ」という名で開催の準備を進めています。イベント名は、6年生から公募し、投票の結果、決定しました。本イベントが本校児童と外の世界をつなぐトビラとなれば幸いです。本校のICTを活用した教育活動にご興味をお持ちの方、日ごろ本校の教育活動を応援してくださっている皆様、ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。
本来ですと皆様にご来校いただき、直接本校や6年生児童の発表を見ていただきたいのですが、感染症拡大防止の観点から、今年度はオンライン開催になることをお許しください。
申し込み用のフォーム、当日の視聴方法が2種類あります。いずれかをお選びいただき、事前申し込みをお願いします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催日時 2022年6月30日(木)13:30~15:00
開始時刻10分前より接続することが可能です。
申し込み 下記のURLよりお申し込みください。
締切は、6月29日(木)17:00とさせていただきます。
□YouTubeライブ配信による視聴
一般の方はこちらでお申し込みください。どなたでも視聴可能です。
https://forms.gle/BVojcjByaEtBjDTeA
□Zoomによる視聴
こちらは、教育関係者(学校教職員、教育委員会、教育関連企業等)に限らせていただきます。また、参加人数に制限がございます。ご希望の方は早めの申し込みをお願いします。申し込み1つにつき1端末の接続となります。
Zoomで参加される皆様におかれましては、イベント中「ビデオの開始(音声はミュート)」でご参加ください。表情や反応をいただけると6年生が進行しやすく助かります。なお、こちらには、当日本校6年生の保護者が参加することをあらかじめご了承ください。
6月6日 牧師講話
金曜日に5、6年生対象の牧師講話がおこなわれました。
本校では年に1度、高学年児童を対象に学園の創立者である前田若尾先生にゆかりある霊南坂教会より先生をお呼びし、お話を聞く機会を設けております。
本年度は後宮敬爾先生をお招きし、前田若尾先生の生き方についてお話しをしていただきました。教育者として働く中で、関東大震災や東京大空襲などの困難に直面した前田若尾先生ですが、屈することなく学校教育を続けられました。
また、本校の「洗足」という名前の由来についても教えていただきました。イエスキリストが弟子の足を洗ったことにちなんで命名されましたが、他の人の足を洗うことは、あなたがどんなに汚くても、貧しくても、あなたを愛していますよということを表します。そして、人の憂いを自分の憂いにできること、人の痛みを自分の痛みにできること、そのような「優しい心」をもった人こそ、「優れた人」であることを後宮先生は述べられました。
児童たちはこの講話を通して、困難にくじけず再び立ち上がることの大切さや、本校の歴史について学ぶことができました。
児童の日記より
・今日は牧師講話がありました。五、六年合同で霊南坂教会の牧師さんに話を聞きました。聞いたのは、牧師の仕事について、前田若尾先生について、イエス・キリストのこと、「優」という字についてです。前田若尾先生は、自分が亡くなりそうなのに讃美歌を歌おうと言ったり、空襲でも地震でもくじけずに立ち上がったりしたそうです。素晴らしい生き方だと思いました。(5年女子)
・今日は、五時間目に牧師講話があって、それについて感じたことを書きます。牧師先生は、前田若尾先生やキリスト教のことについて話してくれました。僕はキリスト教のことを深く考えてくじけるようなことがあっても何度も立ち上がる前田若尾先生がすごいなと思いました。キリストの話については、自分を裏切る弟子がいることを知っていながらも弟子の足を洗うイエスキリストの人間性に感心しました。(5年男子)
6月3日 絵画クラブ
絵画クラブの活動の様子を紹介します。
絵画クラブは、ものづくりが大好きな人が集まって、学芸会や運動会のプログラムのさし絵から、時には屋外での写生をしたり、プラ板をしたり色々な材料にふれて楽しく制作活動を行っているクラブです。
今回紹介する活動内容は、プラ板制作と、写生用のバラの写真撮影の様子です。
プラ板制作では、自分の好きなもの、動物などのイラストを、ポスカ、油性マーカーなどを使用し、透明な板に書いて作ります。
児童は、iPadの画面に書きたい画像を出し、画像を見ながら書いたり、透明な板をiPadに載せて、上からなぞって書いたりしています。
写生は、学園の庭のバラが見頃を迎えているため、このバラを描き、絵の具で色を付けます。この日は写生を予定していましたが、雨が降っていた為、急遽iPadを使ってバラを写真に撮りました。次回の活動で、下書きや色付けを行う予定です。
また、毎年学芸会の際には、絵画クラブがプログラムに使用される挿絵を担当します。劇や合奏のテーマに合わせて、各自がiPadのsketchesを利用し、絵を描きました。
絵画クラブに所属している児童は、絵を描くこと、ものを作ることが大好きなため、クラブ活動の1時間があっという間に過ぎてしまいます。これからも、様々な材料を使って、ものを作り出す楽しさを味わいたいと思います。
6月2日 授業参観
6月2日、3日、6日の3日間、授業参観が行われます。
昨年、一昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響のため、計画しても実施できなかったり、オンラインでの実施となったりしておりましたが、本年は保護者の方々のご理解とご協力のもと、対面で実施することができました。
新型コロナウイルスの影響で近年では、保護者の方同士や保護者の方と教員が直接コミュニケーションをとる機会が減ってしまいました。今回の授業参観は各クラス、時間と人数を制限して参観していただいているため、従来の方法と比較すると十分な方法ではありませんが、保護者の方々のコミュニケーションの場、そして子どもたちの学校での一面をご覧いただく機会となればと思っています。
1年生は初めての授業参観ということもあり、緊張しながらも保護者の方に良いところを見せようと、いつも以上に積極的に授業に取り組んでいる様子でした。
学校が子ども達にとってより良い教育環境となるために、子ども達の様子を共有し、教員と保護者の方が連携していきたいと考えています。
6月1日 5年生 社会科見学
社会科見学で、JFEスチール東日本製鉄所京浜地区と、かわさきエコ暮らし未来館に行ってきました。
JFEスチール東日本製鉄所では、製鉄のことはもちろん、企業としてどのように地域や社会と関わっているかについても学びました。
およそ1200度にまで熱せられた鋼が炉から出てくる瞬間の熱気や、轟音を立てながら機械の中を進んで伸ばされていく鉄の姿は、子どもたちの印象に強く残ったことでしょう。
そういった工場の力強さだけでなく、環境への配慮や職員への安全対策、そして地域社会への貢献など、様々な観点から製鉄、ひいては工業について考えてくれたことと思います。
かわさきエコ暮らし未来館では、地球温暖化、再生可能エネルギー、資源循環について学習しました。
資源の活用に重要な「ごみの分別」の作業を実際に見学した後、施設の屋上から埋め立て地である浮島の特色を考えました。
そこでは巨大な太陽光発電施設を見学したり、ごみを活用した埋め立てについて学習したりしました。
最後は見て、聞いて、触って体感できる展示室で、地球温暖化や再生可能エネルギー、資源循環について学習を深めました。
今回の社会科見学を通じて、私たちの生活を支えてくれている人々や企業との暮らしについて考えを深めてくれることを期待しています。
児童の日記より
・社会科見学がありました。今日はJFE東日本製鉄所〔京浜地区〕とエコ暮らし未来館に行きました。製鉄所では厚板工場を見学させてもらいました。道には、鉄鉱石、石炭、石灰石の山がありました。コークスは石炭を燃やしたものだそうです。エコ暮らし未来館では、太陽光パネルなどを見学し、太陽光パネルが38000枚もあると知り、驚きました。新しい発見でいっぱいでした!(5年 女子)
・今日、社会科見学がありました。製鉄所とエコ暮らし未来館に行きました。製鉄所では、話を聞いてから動画を見て、バスで製鉄所の中を回って、工場の中を見に行きました。工場はうるさくて、とても暑かったです。エコ暮らし未来館では、ソーラーパネルなどを見てから展示されているもので遊びました。とても楽しくて、時間があっという間に過ぎてしまいました。(5年 男子)
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