物理の理論を「公理論的に」記述することについて

2007/04/18 (4/23ミスプリ修正)


「厚いと売れない」「高いと売れない」という出版業界の「常識」に反論するために、厚くて高い「熱力学の基礎」の売れ行きをGoogleで調べ始めたら、僕の熱力学の本 と田崎さんの熱力学の本を比較している評論に出会った。(賛成できるかどうかは別として)鋭い評論だったので、コメントをしました。


僕の「熱力学の基礎」は、最初に「要請」(数学で言えば公理のようなもの)を示し、そこから演繹的にすべての結論を導いていくスタイルをとっています(それをここでは「公理論的」と言うことにします)が、それについて です。そのコメントからの抜粋です(これだけで話が見えるように適宜補いました)。