地域課題の改善に向けて

福島のごみ問題について考える with 福島市政 11/13

本校では,福島市のごみ排出量の改善についてそれぞれの学年の計画に応じて,社会科や理科,総合的な学習の時間で学び,改善方法について議論したり,発信したりしてました。先日開催した学校公開においても,参観された300名を超える教員に対して,1~3年生の代表生徒がこれまでの学びを発表するとともに「各学校でごみ排出量の改善につながる授業を実践してはどうでしょうか」という提案もしました。また,3学年社会科の授業では,行政の施策について具体的に検討し,ごみ減量推進課の職員に助言をいただいていました。これらを踏まえ,この度,全校生徒が体育館に一堂に会して,「福島市のごみ排出量の改善について」意見交換を行う授業を実施しました。当日は,福島市ごみ減量推進課の職員や,保護者の方々。福島大学で地域行政について学ぶ学生たちにも参加していただきました。

※こちらの授業実践は,11月13日(月)のFTV福島テレビのテレポートプラスにて,報道されました。

生ごみ排出量を考慮した調理実習 11/13

2学年の調理実習で,生ごみ排出量を考慮した調理実習を行いました。この授業は,1年生の理科の授業をきっかけに,生徒が家庭科の先生へ「福島市の生ごみ排出量を減らしていくには,中学生の調理実習なども学びから考えていく必要があるので,附属中学校の調理実習でそのような取組をしていきたい」と提案し,実現したものです。生徒自身が地域課題について真剣に考え,主体的に授業を考えていく姿勢は大変立派だと思います。

学校公開の発表をお昼の放送で全校生徒に紹介  11/6

10月30日,11月1日の学校公開にて,代表として「福島の地域課題の改善」について発表した生徒のみなさんがお昼の放送の時間を活用して,学校公開当日の発表内容を全校生徒にも紹介しました。地域課題については,それぞれの学年で取り組んでいるため,他学年の取組を知ることができ,貴重な機会となりました。

学校公開での発信「福島のごみ排出量改善へ」 10/30  11/1

各学年の立候補者が学校公開で参観している先生方にこれまでの取組を発表しました。2日間の学校公開では約330名の先生方が参観され,多くの先生方が福島の地域課題の改善(ごみ排出量)の活動の発表を傾聴しました。生徒たちが先生方にこれまでの取り組みを伝える姿が大変立派でした。下記に先生方の感想を載せさせていただきます。

発表を聞いた先生方の感想(Googleフォームアンケートより) 

生徒さんは、教科に関わらず、地域の課題解決に向けて様々な視点や観点で取り組んでおり関心いたしました。また、課題解決のために、教科の学習を活かすという好い循環が生まれているのではないかと参考になりました。

生徒のみなさんが自分ごととして課題を捉え、さまざまな教科の見方を駆使しながら課題の発見・解決に取り組んでいた姿は感銘を受けました。モノの特性に応じてゴミをとらえるというのは面白いですね。ゴミ問題の解決に向けて全教科で学んだ知見を使って解決策を提案してほしいと思いました。今後この地域課題の探究がどう発展していくか楽しみです。

生徒たち自身が福島市のゴミについて課題意識を持っている点に感心した。また、ワースト2位の重みをヒストグラムで表して見える化する、学校と相性の良いゴミ箱の設置提案など、ただ表面的な課題解決だけではなく、どのように課題を解決しどのようにより改善していくのか、見通しを持った発表だったと感じた。

「こんなにハイレベルなものを中学生が?!」というのが素直な意見です。自分たちの学校生活の中で課題や問題を見いだし、それを解決するための試行錯誤を繰り返しながら、生活をより良いものにしていくという生徒たちの姿勢に感銘を受けました。指導者が全てを教えてしまうのではなくて、子どもたち自身が「こうしてみたらいいのではないか」「こうすればこうなるのではないか」と思考をめぐらせること、問題・課題解決に向けて主体的に取り組むことの大切さを、発表を通して実感しました。また、教科横断的な学習についても勉強になりました。

各教科の既習事項とリアルに起こっている課題を結びつけ、生徒のみなさんが試行錯誤しながら課題解決に向けて進んでいる姿が、とても素晴らしかったです。質疑応答にも堂々と受け答えをしていただきました。

福島のごみ問題について考える社会科の授業   10/20~

社会科では,公民的分野の学習において地方自治の基本的な要素を理解した後,公民的見地から「福島市のごみ問題」の解決に向けた学習に取り組みました。学習の過程では,ごみをいかに削減するかということで,削減推進ポイントカードの発行や一定量のごみだけを回収集しそれ以上は有料化など,中学生らしいアイディアが出されました。「福島市のごみ問題」を教材にして学んでいくことを通して,よりよい福島市の創造へ参画していく主権者としての認識を高めることができました。

福島のごみ問題について考える with 福島中央テレビ  9/6

9月6日(水)に福島中央テレビの「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」に出演する俳優のブンケンさんが本校に来校してくださいました。本校では,毎年1学年の授業で,福島市のごみ問題の改善に向けた学習や取組を行っています。今回の企画は,1学年の生徒たちが発案したもので,自分たちで会の進行などを行いました。午前中は,写真の通り晴れていたのですが,お昼ごろから,雨が降り始めてしまい,5校時の活動開始時間になると雷と大雨になってしまいました。1学年の生徒とブンケンさんのごみ拾いの活動は,中止になってしまいましたが,代わりに武道場の中の環境整備や交流会を行いました。6校時は,全校生徒がブンケンさんに学習内容の発表をしたり,質問をしたりと有意義な時間になりました。

健康・快適・安全で豊かな衣生活を目指そう   7/3~

この題材は,理科と教科横断的な視点をもち,福島市の地域課題である「ごみ問題」の改善に向けて,衣服のアップサイクルに挑戦し,バッグ製作(材料は,不要になった衣類)を行うというものです。本時では,題材全体の導入として,アップサイクルというキーワードと出会い,タブレットを活用して調べ学習で得た情報をコラージュしていくことで衣服を再利用したバッグ製作への関心を高めていきました。班ごとに考えたデザインをもとに,夏休みを使って各家庭で材料集めを行い,1人1作品を製作しました。生徒のアイディアから,製作途中で不要になった材料を自由に使えるように被服教室に「リサイクルボックス」するなど,次々とアップサイクルの実践が広がりました。