ビオトープ情報

日()】全国学校・園庭ビオトープコンクール2023発表大会

2月4日(日)に全国学校・園庭ビオトープコンクール2023の表彰式及び発表大会が東京国立博物館 平成館 大講堂で行われました。ビオトープ管理委員を代表して1年生4名,3年生3名の計7名の生徒と遠藤副校長,理科担当の関本教諭が本校の今年度の活動を発表しました。発表の最後には,3学年の代表を務める生徒が「福島大学といえばビオトープ!と思ってもらえるくらいに福島県内や全国にこのビオトープ活動を発信していきたいです」と意気込みを述べました。講評では,生徒の主体的な取組の様子とそれを支える学校の体制について賞賛をいただきました。これからもビオトープを継続的に発展させるため,管理・評価を行っていきます。

【1月25日(木)】中庭のビオトープの状況

降雪の影響で中庭に雪が積もっております。福島県の形をした池が美しいですね。池の水も表面がうっすらと氷結しておりました。

1年生のビオトープ委員が3階から撮影

昇降口からの中庭の風景

池の様子(水深は約25cm)

【1月19日(金)】ふくしまビオトープ子どもサミットの広がり

-会津若松市立第四中学校の例-

【1月16日()】中庭のビオトープの状況

今年初の雪化粧です。池の水表面が氷結している影響で,池の右側には雪が積もっておりました。

【12月21日()】プール内の生物を観察しよう

10月に実施した「ふくしまビオトープ子どもサミット」で附属小学校の植木先生から「学校のプールで生物を観察することもビオトープの活動につながるのではないでしょうか」というアドバイスをいただいたことを踏まえ,3年生の生徒たちが昼休みにプール内にいる生物観察を提案してくれ,1~3年生までのビオトープ管理委員が参加しました。採集した生物は,5時間目の1年生の理科の授業でも顕微鏡で観察したり,種を同定したりするなど授業に生かされました。ヤゴを見つけるなど,子どもたちにとって大きな発見があったようです。

【12月8日(金)】3年生の授業で中庭に植物を移植

3年生の総合的な学習の時間で,福島大学の黒沢教授を講師にお招きして,ビオトープについての講義と実習を行いました。実習の中では,次年度以降のビオトープ活動を考え,種の多様性を目指し,クヌギの苗を移植しました。また,7月に1年生の授業でヨシ・チガヤ・ススキを中庭に移植しておりましたが,定着している様子が見られていたので,本日の授業でも,さらにヨシを4株移植しました。この冬を超えて,春にどのような植生になっていくのかを子どもたちと楽しみにしているところです。

【11月22日()】中庭のビオトープの状況

中庭内のカエデの葉も紅葉しており,美しい姿を見せてくれています。フジの葉は落葉が始まりました。美化委員会では,中庭内の落ち葉をどのように活用するのかを検討しているようです。

【1日()】学習指導法研究会で「ビオトープの取組を発表しました。

本校のビオトープ管理委員の代表8名が,学校公開に参加した先生方にこれまでの取組を発表しました。学校公開日目は約10名の先生方が参観され,多くの先生方がビオトープの活動の発表を傾聴しました。生徒たちが先生方にこれまでの取り組みを伝える姿が大変立派でした。下記に先生方の感想を載せさせていただきます。

発表を聞いた先生方の感想(Googleフォームアンケートより)

ビオトープの良さが発表からとても伝わりました。これからの展望が楽しみです。特に、学校での学びだけでなく、小学校や高校とのつながり、地域とのつながりなど広がっていくことを期待しています。


生徒の疑問や課題意識からビオトープを実際に作成し、全校を巻き込んでの研究が素晴らしく思った。また、生徒たちも自分たちの研究に誇りをもって取り組んでいるように感じた。


いきいきと発表している姿がとても美しかったです。発表後に「自分達が目指すビオトープのゴール、理想像」について質問させていただきましたが、それについても自分なりの考えを述べており、大変感心いたしました。これからも、自分達が目指すビオトープの実現に向けて、励んでほしいと思います。応援しています。

1030日)】学習指導法研究会で「ビオトープの取組を発表しました。

本校のビオトープ管理委員の代表8名が,学校公開1日目に参加した先生方にこれまでの取組を発表しました。学校公開1日目は約160名の先生方が参観され,多くの先生方がビオトープの活動の発表を傾聴しました。生徒たちが先生方にこれまでの取り組みを伝える姿が大変立派でした。下記に先生方の感想を載せさせていただきます。

発表を聞いた先生方の感想(Googleフォームアンケートより)


生徒がやいたいと言ったことに対して、実現するために生徒同士で意見を出し合ったり、教師がそれを認めて活動できるようにするというのはとても素敵なことだと思いました。現場にいると、なかなかすぐに実現してあげられないことが多かったりするので、その行動力はすごいなと思いました。ぜひ、ビオトープが学校の名物になるよう今後の展開も楽しみにしています。生徒のハキハキとした発表やわかりやすい資料作成など、とてもよかったです。


ビオトープの発表はよくまとまっており、魅力が伝わってきました。ビオトープで今後やってみたいことは?と質問をさせていただき、ビオトープの現状をよく理解した上で、このようにしていきたい、という部分まで回答をいただけたのが大変良かったです。学びが形として現れたのがビオトープなのだろうなと感じました。


ビオトープでは1から3学年の生徒たち自らの手で、企画・運営・管理をしていることが素晴らしいと感じた。問いをもち、探究していくことで意欲的に活動できるのだと実感した。また、少年の主張では、言葉に思いをのせて話している姿が感動的であった。伝えたい思いが伝わるよう表現の工夫をされていたことが素晴らしいと感じた。

【10月27日(金)】「ふくしまビオトープ子どもサミット」の実施

本校の生徒が企画した「ふくしまビオトープ子どもサミット」がオンラインで開催されました。当日は,福島県内の小中学校から8校の参加がありました。サミットでは,2校のビオトープ活動の取組発表を行った後,グループに分かれ,【自分の学校で実施できそうな「学校ビオトープの活動」や「環境保全への興味・関心を高める取組」について】をテーマにグループ協議を行いました。さらに閉会式では,福島大学の塘 忠顕教授から講評をいただきました。子どもたちから地域の学校へ「ビオトープ」の活動や「環境保全への取組」が広がることを願っています。下記に参加した生徒からいただいた感想を載せさせていただきます。

参加した生徒の感想(Googleフォームアンケートより)


今回のふくしまビオトープ子供サミットに参加して、自然環境について学ぶことができ、とても良い経験になりました。今回の話題にも出た、花壇の手入れは、四中でも行っていますが、もっとよくできるようにしたいと思います。私達の学校でも、中庭でビオトープを行ったり、その他の取り組みにも取り組めるものがあったと思ったので私達、生徒会が中心となって、活動していけるように頑張りたいと思いました。わからないことがあったら附属中学校の人に聞いたり、先生に聞いたりして活発な活動ができるようにしたいです。


ふくしまビオトープ子どもサミットを通して、ビオトープや環境保全などについて、意見を交換し、自分たちがどのような環境保全をすることが出来るのかを知ることができました。これかこれまで以上に以上に環境保全に取り組んでいきたいです。また、南会津中学校でも、ビオトープのようなものをつくることができるようにしていきたいです。この度はふくしまビオトープ子どもサミットに招待していただき誠にありがとうございました。また開催することがあれば、招待していただけると嬉しいです。そうしたら、情報を交換して、よりよいビオトープが作れると思います。


まず、このように中学校どうしで環境について話し合う場を設けてくださったことに感謝しています。短い時間でしたが、積極的な発言のおかげで活発な意見交換ができました。特に、活動内容の共有だけでなく、その課題点をどうしたら解決できるかなど、ビオトープについて深く話し合えたところが今までになく印象的でした。私たちの暮らしに密接に関わる環境問題を、学校という場を使って、改善に向けた運動ができる事を知りました。学校から地域は、1人でも多くの人に自然保護の取り組みを知ってもらい、継続した活動ができるよう啓発していこうと思います。今回は貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。


今回,参加することができ,とても有効な時間になったと感じています。このような機会のおかげで普段交流できないような他校の生徒と交流し,意見交換をすることが出来たので良かったです。グループワークでは,福島大学附属小学校の先生と同じ班だったので,私たち生徒とは立場が違う大人からの客観的な意見や質問を聞くことができ,とても貴重な経験になりました。このサミットをきっかけに,生物多様性や環境保全の取り組みが各学校に広がっていったらいいなと思います。また,今後も定期的にこのような機会があれば参加したいです。

先生方の感想(Googleフォームアンケートより)


環境への取り組みについて、各校で行われている実践を聞く機会自体が今回初めてでした。生徒主体で進行し、活動内容を堂々と発表を行っていて驚きました。本校では花見山が近くにありますが、環境に関する取り組みは行えておりません。今回、実践発表とグループ協議を通して、本校で今後取り組めそうな活動を子どもたちが考えることができたのではないかと思います。参加したのは3年生でしたが、現生徒会の1,2年生に引き継ぎ、今後の渡利中学校の活動を活発にできればと思いました。今回は参加させていただきありがとうございました。


附属中の取り組みや他校の意見など、様々な情報交換ができました。参加した生徒からは、自分の学校でも出来ることから環境保全に取り組みたいと感じていました。(中庭にビオトープを計画する。)また、附属中のように生徒が主体となり、学校行事や生徒会活動などに取り組んでいきたいと話していました。様々な学校と交流をすることは、生徒に大きな効果が得られると感じました。

【10月20日(金)】 福島民報の新聞に「ビオトープサミット」の案内が掲載

本校の生徒が企画した「ふくしまビオトープサミット」の案内が10月20日の福島民報の新聞にて報道されました。著作権の関係で,記事を載せることはできませんが,子どもサミットの経緯や目的が紹介されました。当日は,福島県内の小中学校計8校の代表生徒(総勢50名以上)によるオンラインの子どもサミットを実施する予定です。申込締切を10月25日(水)まで延長しておりますので,興味のある学校は,ぜひご参加ください。

【10月19日()】 3年生理科の授業 -ビオトープ内の池の水の維持-

3年生の理科の授業で,ビオトープ内の池の水を維持する方法を検討しました。9月下旬から屋上で雨水をため,サイフォンの原理を活用して,雨水が中庭の池の中に流れるように工夫しています。授業の中では,「季節による降水量」「地面への水の浸透率」「位置エネルギー」「運動エネルギー」「力学的エネルギー」「水力発電」「大気圧」「重力」「滑車の仕組み」など中学校の理科で学んだことを生かして,水の維持について考えていました。中庭のビオトープは,様々な分野の学びと関連付けられて奥が深いですね。

【10月2日(月)】 シオカラトンボの産卵を確認

2年生2名,1年3名が大学生と中庭の環境整備と水位観測を行っていると「シオカラトンボ」がビオトープ内の池で産卵しているところを発見しました。

【9月29日(金)】 附属中貯水ダムの設置

9月25日の授業で福島大学共生システム理工学類の塘教授からアドバイスをいただいたことを踏まえ,水が枯れないように雨水をためて,水がなくならないように管理する方法を検討しました。雨水を効率よく回収するために17.5m2 のブルーシートで水を集め,ブルーシートの下に設置した120Lの角型ジャンボタライに水がたまる仕組みをつくりました。このタライに貯めた水は,サイフォンの原理で池に流すことができます。流れ込みを確認する実験では,600ml/分の勢いで水が流れました。附属中諸水ダムとして命名し,ジャンボタライを3つ設置し,雨水を効率よく貯水できるようにしました。池の水を管理するために目視で水位を観測し,一定量よりも減った場合は,流入口をあけて貯水ダムから水を流すことになりました。

【9月25日(月)】 中庭ビオトープと外庭の環境調査の実施

       講師  福島大学共生システム理工学類 塘 忠顕 教授

3学年の総合的な学習の時間と理科の授業を連携して実践し,3時間構成の環境調査を行いました。この授業における調査対象は,本校の中庭ビオトープと外庭です。講師として,生物の専門家である福島大学共生システム理工学類の塘教授をお招きして,授業を行いました。1時間目は,ビオトープ管理委員の進行で,代表生徒による「これまでの学びの経過説明と成果発表」を塘先生に行いました。その後,理科を担当する渡邊先生から環境調査の注意点の説明があり,専門家である塘先生からは生物を傷つけない採取の仕方や種の同定方法,環境指標とする生物種についての説明がありました。2時間目は中庭のビオトープと外庭で実際に生物を採取し,カウントしていきました。2時間目の後半からは生物種を同定し,3時間目にはGoogleフォームを活用して,観察できた生物種を集計し,中庭ビオトープと外庭の環境の生物種と環境の違いについて考察を行いました。それらをもとに塘先生から生徒の考察についてご助言をいただきました。授業の最後には,生徒からの質問時間が設けられ,多くの生徒が疑問を発表しました。3年生では3つの単元で計50時間を超える授業を中庭ビオトープを中心に学習しています。ビオトープという言葉から3つの単元に関わる学習を展開して,探究しているところです。1カ月前の8月25日に生物を指標とした福島市の河川環境調査を行いその経験を生かして活動する姿が生態系の保全を目指す3年生の姿として立派でした。

下の円グラフは,Googleフォームにより,各班の生物種のカウント数を集計したものです。

中庭ビオトープと外庭の環境調査を行った際のワークシートの記載です。授業では,2つの環境の違いについて考えました。

【9月22日(金)】 ふくしまビオトープ子どもサミットのご案内

本校生徒が企画しました「ふくしまビオトープ子どもサミット」をオンライン(Zoom)で開催いたします。本県は,全国的に見ても自然豊かであり,地域の自然の特色に応じた教育資源が豊富です。しかしながら,昨今の環境問題により,生物の減少や絶滅などが危惧されています。そこで,未来を担う児童・生徒たちが「ビオトープ」というテーマで福島の生物多様性や環境保全について意見交換し,児童・生徒が主体的に環境学習や保全活動に関わっていくこと目的として,ふくしまビオトープ子どもサミットを開催することにしました。

下記の申込みフォームから必要事項を入力していただき,お申込みをいただけますと幸いです。

https://forms.gle/zVCYGT32mJetLzHL9

ビオトープサミット〈チラシ).pdf

【9月21日(木)】 ビオトープ管理委員が教育実習生に校内ビオトープを紹介

1~3年生までのビオトープ管理委員の代表が教育実習生に校内ビオトープについて取組を発表しました。生徒にとっても大人の前で発表する経験はとても貴重な時間です。また,これから教員を目指す学生にとっても生徒が主体的に活動することを具体的な事例として知るとともに,環境保全などに興味・関心が高まることを期待しています。

【9月19日(火)】 環境教育の大切さを理科教員を目指す大学生に説明

理科の教員を目指す大学1年生が本校に授業参観に来ました。1校時の1学年の授業と2校時の3学年の授業を参観しました。3校時には,グループごとに授業の感想を発表したり、本校教員に授業構成や理科教員として意識していることなどを質問したりする時間が設けられました。理科担当の関本先生から生徒の主体性をどのように育むかや,環境教育の大切さについて説明がありました。その中で,生徒たちが主体的に活動している本校のビオトープ活動について紹介がありました。学校にビオトープが作られた過程などを知り、参加した学生は本校の生徒たちの主体性に感心していました。

【9月12日(火)】 ビオトープ内の生物から学びを深める  1年生理科

先日1年生が受験した外部テストにおいて,正答率の低かった「昆虫類の気門」を観察することになりました。ビオトープ内に集まってきた昆虫類の観察を通して,理解を深めました。ビオトープの発案した学級の当初のねらい通り,授業で活用されていますね。

【9月1日()】 ビオトープ管理委員で水位変化の記録の仕方を確認

9月6日(水)の大雨でビオトープ内の池が満水になりました。ビオトープ管理委員は,夏休み中に干からびてしまった池をどのように管理するのがよいのかを検討していることろです。まずは状況を知るための調査として,水位がどのように変化するのかを観測することになりました。お昼休みに3年生たちが水位を観測する方法を1・2年生に伝えていました。

【9月11日(月)】 ビオトープ管理委員で観察できた生物の記録の仕方を確認

中庭のビオトープ内で観察できた生物をGoogleスライドにまとめることになったようです。生徒たちの発案で,共同編集機能を活用することで効率よく記録をとっていき,全学年の生徒で共有していくことになりました。

【9月日()】 全学年のビオトープ管理委員の打ち合わせ

3年生の生徒が福島大学の先生にインタビューをした内容をビオトープ管理委員に共有してくれました。

・穴を掘った池に対して,一番は何もしないことが望ましい。何もしないで自然にしておくことで生き物が来る喜びを感じることができる。また,生き物が来る順番を観察できて面白いのではないか。

・何度も干上がってしまうのであれば,地下への浸透を防止するものとして,コンクリートを使用してしまうと後から修正しにくいため,防水シートを敷いてその上に土や石をのせるがよいのではないか。

・池の水が少なくなったとしても水道水を入れるのはよくないので,蒸発した時のために雨水を貯めておき,池の水が減った足せる仕組みがよいのではないか。

【9月6日(水)】 大雨によりビオトープ内の池が満水になりました。

5時間の集中的な豪雨により,ビオトープ内の池が満水になりました。夏休み中に干上がってしまった池ですが,7月上旬に1年生の生徒たちが移植した「ヨシ」「ススキ」「チガヤ」は,大きく成長しています。生徒たちは,不思議をもちつつ,安心したようでした。

【8月25日(金)】 生物指標による環境調査の実施  in荒川-福島大学L4講義室

8月25日(金)に3学年の生徒が校外学習として,環境指標生物を観察した環境調査を行いました。この学習は,理科と総合的な学習の時間で身近な環境を探究するものです。3年生の理科の授業でビオトープの環境を考えていき,身近な環境に興味をもったことからこの学習が始まりました。福島大学共生システム理工学類の塘 忠顕教授から生物指標による調査について現地でご指導いただいた後,福島大学のL4教室で講義を受けました。講義後には,生物の種類をもとにどのような環境を判断していきました。

24日()】 3年生のビオトープ管理委員による緊急会議

夏休みが空け,登校するとビオトープ内の池が干上がっていたことについて,緊急の会議が行われたようです。3年生の話合いは,ビオトープ管理委員のGoogleクラスルームに情報が挙げられていました。

・池の底に田んぼの土を使用する。⇒附属中に近い環境からもってくることが望ましいのではないか。

・池の底に防水シートを敷き,その上に土をかぶせていく。⇒せっかくトンボが産卵しているようなので,もう一度干上がってしまうのはかわいそう。

・コンクリートで池の底と側面を加工し,その上に土をかぶせていく。⇒同様の理由。

【8月2日()】 1・2年生のビオトープ管理委員による緊急会議

夏休みが空け,登校するとビオトープが干からびていたことについて,緊急の会議が行われたようです。3年生は,外部テストがあったため,1・2年生のみで会議をしていました。ビオトープ内に水場がないと様々な生物がやってこないのではないかという意見や水場の環境づくりとはいえ,コンクリートで底や側面を固めていくのは,どうなのだろうと悩んでいるようです。

【7月21日(金)~8月21日(月) 夏休みが終わりました。

【8月2日(水)】 福島大学四校園夏季研究会で生徒たちの探究実践を発表

福島大学の四校園(附属幼稚園,附属小学校,附属特別支援学校,附属中学校)の研修会が行われました。この研修会は,毎年1回行われるものです。今年度のテーマは「探究」。各学校が探究についての取組を発表しました。附属中学校は,STEAM教育に関わる2つの実践を発表しました。その1つとして,生徒たちが企画し,運営しているビオトープ管理について発表しました。授業でも活用されており,今では各教科や各学年の学びを結ぶ題材にもなっています。

【727日()】 夏休み中のビオトープ内の池の様子

数日の炎天下の影響でビオトープ内にある池の水がすべて干上がってしまいました。猛暑の影響を考慮し,生徒の登校や野外での活動に制限を設けていたため,中庭の利用も制限していました。夏休み明けに生徒がこの課題をどのように克服していくのでしょうか。

7月21日()~月21日(月)】 夏休みが始まりました。

【7月18日(火)】 校内ビオトープ管理委員の任命!

1~3年生の生徒22名がビオトープ管理委員の任命を受けました。任命状をもらった後には,ビオトープ管理委員キーホルダーの配付も行われました。さっそく通学バックに付けている生徒もいました。また,各学年の代表になった生徒から全校テレビ放送にて,ビオトープ管理の抱負を一言発表してもらいました。みなさんのこれからの活躍が楽しみです。

各学年の代表生徒のコメント

1年代表「ビオトープ案コンテストでの最優秀賞の方を敬い,ビオトープの管理を一生懸命行い,よりよいビオトープをつくっていきたいと思います。」

2年代表「ビオトープを学校の誇りの一つにしていきたいと思います。」

3年代表「理科の授業の生物分野でビオトープについて課題を立てて学習していく中で興味を持ち,自分の手で学校のために,生き物のためになるようなビオトープを作っていきたいと思いました。また,ビオトープ管理委員になったら,他の人には得られないような新しい知識をたくさん得ていきたいです。」

11日()】 記念すべき第1回ビオトープ管理委員会

各学年の代表生徒を話合いで決めました。1~3学年の生徒が同じ目的に向かって協働していくことのすばらしさがありますね。昨年度までは,コロナ禍の影響により,他学年の生徒との交流に制限がありました。この活動を通して,生徒たちがいきいきと活動している姿が見られ,とても喜ばしかったです。

【7月8日(土)】 土曜授業日に保護者がビオトープを見学

生徒たちの話を聞いたり,新聞を見たりした保護者の方々が授業参観で来校した際に中庭のビオトープを見学してくださいました。昇降口の受付の前に中庭がありますので,今後も多くの保護者にビオトープを通した活動を発信していきたいと思います。

保護者の感想を100文字程度で募集しております。お子さんを通して,ご連絡ください。


見学してくださった保護者の感想

息子がよく話をしていたビオトープを初めてみることができました。ビオトープ管理委員の活動は「やってみたい」という気持ちが引き出され楽しいようです。このような科目を横断した実践的な活動ができる環境が益々重要だと感じます。

見学してくださった保護者の感想

ビオトープ作りの開始の頃,見学させて頂きました。福島県の形をした池を見つけて,ユニークで親しみやすい場所になるだろうと思いました。目で見て肌で触れて学ぶ環境、素敵ですね。四季の変化,重ねる年の変化,これからどんな姿を見せてくれるのでしょう。またのぞかせて下さい。

【7月8日(土)】 本校のビオトープに関する活動が新聞に掲載

福島民友新聞に本校のビオトープに関わる活動が掲載されました。記者の方からの質問にいきいきと回答する生徒の姿は大変立派でした。自分たちで企画した校内ビオトープが学校全体の教育活動に関わる大きな題材になっていることを誇らしく感じているようです。

【7月5日(水)】 ビオトープ内の池に植物を移植!

1学年の総合的な学習の時間で,福島大学の黒沢教授に講師として来校していただき,ビオトープという概念について講義をしていただきました。また,生徒たちが目指す環境を踏まえ,どのような植物を移植するのが望ましいのかを過去の植生データや地形データを根拠にし,わかりやすく教えてくださいました。講義後には,実際に校地内に生息する植物を観察し,中庭に移植する植物を選定しました。自分たちの手でビオトープをつくっていくことに喜びを感じながら,熱心に授業に取り組んでいました。生徒の感想を下記に紹介します。

【6月30日(金)】 生徒会執行部から「ビオトープ管理委員」の募集連絡

先日の評議員会で有志団体としてビオトープ管理委員の募集することを承諾いただいたので,正式に生徒会執行部の役員の方から全校生徒へビオトープ管理委員についての趣旨説明と募集についてアナウンスがありました。生徒会の投書に挙げられた意見から,評議員会の中で議論し,全校生徒から立候補で管理委員を任命していくという経緯です。生徒たちが主体的に活動に取り組んでおり,感心しました。

【6月26日()】 評議員会での提案

学級委員長,学級副委員長,常設委員長,生徒会執行部で組織する評議員会が行われました。この中で,3年生の生徒から「1年生が発案したビオトープが様々な授業に生かされていて,活性化されている反面,管理する組織がないので,誰が中心となってビオトープの活動を呼び掛けたり,休み時間などに管理活動をしたりするかがあいまいなので,有志の組織をつくる必要があるのではないか」という発案がなされ,評議員内で検討をしました。議長の進行のもと,この意見に対して賛成多数となり,有志団体の組織が認められました。また,10月から始まる後期の常設委員会の中では,美化委員会と栽培委員会の生徒が中庭の管理活動に加わることも決定しました。

評議員会の最後には,生徒会担当の先生から,「生徒たちで物事に対して気付きや疑問をもち,それらに主体的に考え,実行しようとする姿が立派です」という講評がありました。

【6月2日()】 3年生の理科の授業

3年生の理科の授業をのぞいてみると,テキストマイニングのワードクラウドの画像が映し出されていました。真ん中にある言葉が「ビオトープ」。どのような授業だったのかを聞いてみると,1年生が発案したビオトープに対して3年生ができることは何かを検討していたようです。3年生では,理科の学習で生命の連続性や生態系の単元があります。中庭のビオトープ空間を活用した授業が行われそうな予感です。

【6月21日()】 福島県型の池が完成

生徒たちが一生懸命に福島県のかたちをめざして池を形成しました。雨により,水が流入していくことで池ができるかを見守りたいと思います。ビオトープ内に池ができることで観察できる生物が増えそうですね,実際にどのような生物が観察できるのか,毎年調査を行うと面白い結果がでそうですね。

【6月9日(金)】 校内ビオトープ案コンテストの表彰式

最終候補に選ばれた生徒から,最優秀賞と優秀賞の生徒が選ばれました。企画した1年1組の学級委員長と学級副委員長から最終候補に残った10名の生徒に賞状が授与されました。さらに最優秀賞と優秀賞の生徒には,メダルが授与されました。おめでとうございます。

【6月2日(金)】校内ビオトープ案コンテストの全校生徒審査 (Googleフォームで投票)

最終候補に選ばれた10点のビオトープ案について,どのビオトープ案が附属中学校の中庭にふさわしいのかを考え,Googleフォームで投票しました。どの生徒の案が選ばれるのか楽しみですね。

【5月31日(水)~6月2日(金)】校内ビオトープ案コンテストの最終候補10点の廊下掲示

昇降口に掲示された最終候補10点を吟味しています。100点を超える応募があったコンテストですので,生徒たちが興味関心をもって取り組んでいることがわかります。

【5月31日(水)】校内ビオトープ案コンテストの最終候補10点の廊下掲示の準備(企画学級の生徒)

ビオトープ案コンテストの1次審査が終わり,最終候補に選出された10点が廊下に掲載しました。企画をした1年1組の生徒たちが自分たちで掲示したり,タイトルをつけたりして準備を進めています。写真は昇降口の様子ですが,各学年のフロアにも同様の掲示を行いました。多くの生徒が企画を運営することを楽しんでおりました。

【5月3日()~31日()】校内ビオトープ案コンテスト一次審査(審査員:全学年の理科係)

1年1組から審査員の依頼を受けた全学年の理科係の協力のもと,校内ビオトープコンテストの1次審査を行いました。どのようなビオトープを目指すのかについて,様々な考えが集まりました。最終候補に選出された生徒は以下の通りです。

阿部 紡さん     菅野 璃久さん    菊田 彩花さん     栗田 依織さん   佐藤 瑞季さん

髙田 なつめさん   只野 志道さん    長谷川 慶佑さん    藤田 倫さん    横山 和奏さん    

~5月3日()】校内ビオトープ案コンテストの応募期間

教務室前に設置された校内ビオトープ案コンテストの応募ボックスに多くの生徒たちが一生懸命に考えたアイディアを投函していました。どのようなアイディアが集まるのか楽しみですね。

【~5月29日()】ビオトープのレイアウト構図の授業(美術)

1学年の美術の授業で「レイアウト」や「構図」の授業が行われました。ビオトープを題材として,美術の「レイアウト」と「構図」を学ぶという意図のもと,生徒たちは意欲的に取り組んでいました。職員会議でも先生方でビオトープについて考えていましたので,環境学習や理科,美術と教科等横断的に授業実践が行われ,STEAM教育が体現されておりました。

【5月2日()】校内ビオトープ案コンテストの募集開始

生徒が発案した案について代理で理科部の先生方が説明し,先生方と協議をしました。コンテストの実施が決まり,応募用紙や応募ボックスなどが設置されました。たくさんの生徒たちが興味・関心をもって取り組んでくれると嬉しいですね。

ビオトープを検討した職員会議の様子

生徒たちが発案した中庭に生物がやってくるビオトープ空間を作ることに対して,先生方で「安全面」,「持続性」,「学びとのつながり」などを検討しました。多くの先生方が賛同し,中庭をビオトープ空間にし,池などの水場をつくることを決定しました。

校内ビオトープの設置予定の中庭の写真(5月上旬の写真)

【5月日()】ビオトープについての探究の始まりはこの日の理科の授業

1組の生徒から次のような提案がありました。「中庭に生物にとって住みやすい環境をつくるというのがどの学級の課題にも表れていますね。そこで中庭をビオトープ空間として考え,どの学年の理科の授業でも他の教科の授業でも学びに生かせる場所をつくるのはどうでしょうか。さらに,全校生徒に興味・関心をもってもらえるように,中庭のビオトープ案を募集して僕たちでコンテストを企画してみませんか?そして,学校につくるビオトープをこのチラシにある全国のコンクールに応募してみませんか?」その後学級でもこの意見を検討し,職員会議で先生方に提案することになりました。

下旬1年生の理科の授業で,生徒たちが単元の学習の課題と学習計画を設定

1年生の理科の学習で最初に学んでいくのは,「いろいろな生物とその共通点」という単元です。どの学級にも共通することとして,本物の生物の観察を通して学んでいきたいということでした。附属中に「生き物が住みやすい環境をつくろう」というテーマを設定する学級や学びの中で,ビオトープをつくるという計画を立てる学級もありました。理科の学習は,本物からの直接体験が大切ですね。生徒たちのこれからの学びがとても楽しみになりました。