古書の状態について

古書の状態・解説のこと。

当店ホームページや「日本の古本屋」掲載商品の状態につきまして、

お電話でのお問い合わせを、よく受けます。

当店の場合、付属しているものは全て記載します。

(函、帯、カバー、袋、タトウ、秩、附録など。)

基本的に「函ナシ」「カバー欠」といった表記はしておりません。

難点も、傷ミ、汚レ、つかれ、しみ、やけ、鼠損、虫穴、折れ、そり、綴糸切れ、など記載しております。

何も記載がないのは、裸本で難点がないという意味です。

とくに状態の良い場合は、良い、美本、としています。

和装本は、大きさを、袖珍、小、中、大と区別しています。

一般的な表記ではなく、小はB6程度、中はA5程度、大はB5かそれ以上という目安です。

それぞれ文庫、小説、教科書、週刊誌の大きさに該当します。


函なしの本について。

1冊の本が、発行当時はどんな状態だったかは、当店には奥深い課題です。

20年以上の経験から、ついていないものはとくに何も書かないことに決めていました。

ひょっとして、お客様は函付と思われているかもしれないという場合、確認を求めています。

最近は、明らかに函やカバーが欠除している本は、裸本と記載しています。