京都府立朱雀高等学校の妊娠した生徒に対する差別的措置への抗議声明

Post date: Jun 19, 2016 9:04:50 AM

新政未来の党は、教育に大きな支障のない限りにおいて、学生・生徒が自らの判断によって行った合法行為が原因で、学校権力により不当な取り扱いを受けることがあってはならない、と考える。

先日、京都府立朱雀高等学校において、妊娠した女子高校生が体育の授業において、実技を行うことを求められ、「全日制では生徒の妊娠を想定しておらず、妊娠を特別な事情とは考えていない」として休学を強要、結果、その生徒は、現在、通信制課程への移動を余儀なくされていることが、発覚した。

本党は、これは重大な人権侵害であると考える。

学校権力は、「全日制では」というが、全日制の生徒だから妊娠してはいけない、とする合理的理由は存在しない。

自らの意思で、合法行為を行った結果、妊娠したのであれば、少なくとも、教育上は平等に扱われなくてはならない。全日制であるとの理由で、妊娠したことがあたかも悪事のように取り扱われてはいけないのである。

このような、学校権力や教職員組合の横暴は、高校生の政治活動等への弾圧にも表れている。

第一、妊娠した生徒に学校権力が差別的対応を行うのは、高校生の堕胎を推奨するようなものである。本党は、かかる権力者の横暴は、決して認めない。

従って、京都府立朱雀高等学校及び京都府教職員組合に対して、今回の件での差別的措置に断固として抗議する。

【追記】

報道によると、朱雀高校の教諭は「堕胎をするなら早くした方がいい」という旨のことを述べており、その上で、妊娠をすると決めると休学を強要したわけであるから、報道が事実であるとすると、朱雀高校はまさに生命軽視の日教組教育の悪い点を忠実に反映しているといえる。