食品:日本そば

そばには植物性たんぱく質が多く含まれており、その量は牛乳に匹敵する。

そば粉のタンパク質は身体の発育に優れている必須アミノ酸を多く含んでいる。

ビタミンB1とB2が豊富に含まれている。

ビタミンB1は疲労回復を促し、精神的なイライラを鎮める作用があるほか、食欲不振の緩和にも役立つ。

ポリフェノールの一種であるルチンが多く含まれている。

ルチンは、毛細血管の働きを強化してくれるので、血液の循環も良くなり新陳代謝も高まる。

体に悪影響をもたらしてしまう活性酸素を除去してくれる働きもある。

しかし、ルチンは水溶性の栄養成分なので、そばを茹でる際に湯の中に溶け出してしう。

無駄なく栄養分を摂取したいのならば、そば湯もきちんと飲むように心がける。

ビタミンP」とも呼ばれるルチンも含まれている。穀類ではそばだけが持っている栄養で、抗酸化物質のひとつ。

抗酸化物質とは、活性酸素の発生を抑えたり取り除いたりすることにより、動脈硬化や免疫機能の低下、老化やがんなどの予防に役立つ。

コリンはビタミンB群の仲間だが、肝臓の働きを助け、飲酒による脂肪肝を防ぐといった効果がある。

そのため、そばを食べながら酒を飲むと身体にやさしいといわれている。

食物繊維を多く含む(100gあたり4.3g)

食物繊維には便秘を緩和する作用、腸内環境を整えたり血糖値の上昇を緩やかにする作用がある。

また脂質や糖、ナトリウムなどを吸着し、体外へ排出する。

(2021.5.10)