老化
装置の故障には、次の四つの要素がある。
① 物理的摩耗:外部からの圧力または内部の繰り返しの運動による、摩擦による消耗
② 物理的付着:外部または内部からの付着、また摩耗による削れカスの付着
③ 物理的変形:外部または内部からの圧力または減圧による変形
④ 化学的縮小:外部または内部の物質との反応による、形状の減少、縮小
⑤ 化学的膨張:外部または内部の物質との反応による、形状の肥大、膨張
⑥ 化学的変化:外部または内部の物質との反応による、接着度の強弱変化
人も同じである。
長く生きれば生きるほど、これらの影響を多く受け、
故障(怪我や病気)しやすくなる。
上で述べたように、影響は、外部からと内部からがある。
これらの影響は、急激に衝動的に受けるものから、
ゆるやかに徐々に受けていくものがある。
人の構造をまとめると、
食べ物を体内に取り込み分解し、それぞれの栄養素とする。
それらの栄養素の一部は、体内に取り込まれ、
身体または運搬体となる。
運搬体とは、血液や体液、神経伝達物質である。
運搬体は、物質だけでなく、体温などの状態も運ぶ。
また栄養素は、取り込まれた酸素と反応して、
エネルギーを生み出す。
そのエネルギーは、筋肉を動かし、
また運搬体のエネルギーとなる。