.『知性の整合性について』




 人が「幸福に生きる」ことを求めるのであれば、

「秩序」が必要である。

幸福とは、「幸福感」である。

大きく「快楽」「充実感」「安定感」の三つの要素に分けられる。

幸福を求めないということは、

「不快」「不満」「不安」の状態でよいということである。

そこに「秩序」は必要ない。


 秩序とは「整合」である。

煩雑や混乱した状態を出来るかぎり整理整頓することである。

原理原則に基づいて、ものごとを整然とした状態にすることである(ロジック)。

状態が単純であればあるほどよい(シンプル)。

偏りがなく、全体の調和が望まれる(バランス)。

そした多角的に、また先々に渡って整理されていなければならない(システム)。

この「ロジック」「シンプル」「バランス」「システム」的に思考するのを、

「秩序思考」と呼ぼう。


 ものごとを判断するのにも、この「秩序思考」が有効である。

解決すべき事態が起こって、そこで判断が求められる。

いくつかの要因が重なって、いろいろな事態が起こる。

そしていくつかの解決が求められる。

例えば、「床に水が溢れているとする」




編集中(23.10.6)