Weedが運営するWEBメディア「biwacommon」の紹介用ミニ冊子を制作しました。
この冊子は、取材先にbiwacommonの概要や実績をわかりやすく伝えるためのツールです。取材前にWEBサイトを確認いただけることもありますが、必ずしもそうとは限りません。名刺交換の場で小さなスマホ画面を見せながら説明するのは、どうしてもスマートさに欠けます。
そこで、対面時に「biwacommonがどんなメディアなのか」を一目で理解していただけるよう、紙のミニ冊子を制作しました。サイズは持ち運びやすいB6仕上がりです。制作は、2025年に新卒入社したモリモトを中心に、ベテランのプランナーとデザイナーがサポートする形で進めました。
ミニ冊子は記事の再録ではなく、ライターが取材中に意識していることや大切にしている視点を盛り込んだ内容にしました。さらに、完成形のWEBページをイメージできるようレイアウトを工夫し、Q&Aを随所に配置することで、先方の疑問を自然に解消できるようにしています。
また、これまでの取材実績を一覧で掲載し、信頼性のあるメディアであることを明確に伝えました。biwacommonの活動や実績を一目で理解いただける構成になっています。
当初は紙質や印刷加工にこだわる案もありましたが、biwacommonはまだ認知度や収益面で発展途上のローカルメディアです。そのため、凝った仕様は「人気が出てからの楽しみ!」とし、今回は見送りました。
そこで採用したのが、表紙のタイトルロゴをスタンプで仕上げる方法です。1冊ごとに異なる風合いが生まれ、アナログならではの温もりを感じられます。さらに、スタンプを押す行為そのものに、取材や記事公開に伴う「責任」や「承認」の意味を込めました。
少部数だからこそ実現できた工夫であり、スタンプは今後はパッケージやショッパーなど別の場面でも活用できる可能性があります。
印刷物が届き、実際にスタンプを押してみると、多少のズレや滲みも含めて「手作業ならではの味わい」が感じられました。こうしたアナログ感は、biwacommonらしい個性や人の温度感を伝えるものです。
小さな工夫であっても、強いこだわりを表現できました。このミニ冊子が取材をスムーズに進め、先方に好印象を与えてくれることを期待しています。加えて、Weedの取組みを紹介する、ブランディングを支えるツールの一つとしても活用できると考えています。