「矛盾のレゾンデートル」
サブストーリー
214
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エスティニアン×光の戦士♀のシリーズ作品
「矛盾のレゾンデートル」の6番目のお話。今回は短編です。サッと読めます。
6.0暁月のフィナーレ完走済推奨。
時系列的には個6番扱いではなく暁月のフィナーレ完走済推奨サブストーリーって感じです。
ただし矛盾シリーズを読んでからの方がお楽しみいただけるかと……。
※2/20 TOKYO FES Feb.2022に無配した小説です。
◆
「うーん」
腕組みをして……かれこれ数分。思わず悩みが洩れてしまってるのだってわかってる。
冷たい潮風がたまに抜けていくクガネのマーケットボード前は、晴天の昼間といえども霊1月だけあって肌寒い。
冒険者の往来は以前に比べて減ったものの、ここから北へと続く小金通りは元より地元の人々で朝夕は賑わう。人々の往来も見渡せて結構居心地がいいのだ。
独り言にだけは気を付けつつ、何か妙案が閃きやしないかとマーケットに売られている品々からヒントを探してみるも……クリティカルなものは無い。
結局のところ今日の悩みの種はバレンティオンというイベント。
エスティニアンと付き合い始めて直ぐの頃は忙し過ぎて、第一世界に居たし普通に気付きもしなかった。でも今は何事もひと段落して落ち着いている。流石に今年は渡そうと思ったのが昨日。
ポストを覗いたらそれはもう沢山の小包が届いていて、今年もこの日が来たんだと思えたのだ。
そもそもこういうイベント事は自分は割と無縁で、バレンティオンだからと菓子を作って振舞ったりとかはしてこない女子力の無さが根底にはある。
三国でそういったイベントが流行っているときも、どちらかというと自分は気にしないというか、普段通り過ごしてしまっていた。
アリゼーやアルフィノ、ウリエンジェもお菓子やお茶を振舞ってくれて、自分はあげるより皆の御相伴に預かってばかりの日々。
それはどれもとても素敵な思い出ばかりで、1つも悪いことじゃない。そうなんだけれども……
考えすぎて何も浮かばなくなった脳は、無理して渡そうとしないでただ顔を見せに行くだけで良いんじゃないか……なんて結論を出しかける。流石にそれは何か違う気がして、ならば結局何なら良いのか検討しているというわけで……
「うーん」
翌々思い出してみると、エスティニアンがチョコレートやクッキーを食べている姿を見たことなど無かった。
甘いものを好んで食べている彼の記憶が何処にもないのだ。
グ・ラハみたいにお茶会へ来てくれていれば何が食べれて何が食べれないのかもう少しわかるものを、エスティニアンとは片手で数えるほどしか飲食を共にしたことは無く、好みに関しては全く見当がつかなかった。
流石ゲイラキャットとアイメリクに例えられるわけだなと。
いや、1つだけ確かな好物がある。
「お酒……」
酒に合う肴…といえばエスティニアンはスルメが好きだ。
もう、その組み合わせでいいじゃないか……。
それならば以前一緒に食べて美味しいと言っていたシロイカの刺身も渡そう。
春前のイカは産卵を控えて大きい個体が増える。きっと良いサイズが獲れるだろう。暗くなったら紅玉海へ潜るとして……一気に予定が組み上がった。あとは準備が出来たら連絡すればいい。
マーケットボードで必要な資材を買い揃えていくだけでやたらソワソワする。
相手の喜ぶ顔を想像しながら準備するっていうのは、なんとなくちょっと恥ずかしい。
周囲にはチョコレートの材料を買い込んでいる人がちらほら居て、誰もが浮足立って、真剣な顔を作っては何処かの誰かに思いをはせて1人でニヤニヤしてる。
そっか……みんなそんなもんなのかなぁ……と自分だけでは無いことになんだかちょっと前向きになれた昼下がり。
◆◆
同日夕刻。ラザハンでは依頼分の仕事を終えたエスティニアンがメリードズメイハネで夕飯にあたる注文をし終えて、ひと心地ついていた。
その日だと……知ったのは、昼過ぎにリンクパールで連絡をよこしたアリゼーの一言から。
「ちょっと!あんたポストくらい見たらどうなのよ!?」
……なんとも一方的な怒りをぶつけられたが、まぁいい。
「見たら返事しなさいよね!いいわね!ったくも~……」
そしてやはり一方的に切られる通話。アイツは会話っていうのを知らな過ぎやしないか?……俺も人のことは言えないが。
仕事終わりにモーグリの配達員のところへ立ち寄ると、小包が3つ手渡される。
1つは荷姿で一目でわかるアリゼーからのもの。それとアルフィノ、タタル……。
全てに『バレンティオン』という文字列の入ったカードが差し込まれていた。
「なるほど、世の中はその日なのか」
日付を確認すれば小包は昨日から届いていたようだった。
これでさっきのアリゼーの言葉に合点がいく。
子供の頃は、母からホットチョコレートを手渡されて弟と飲みもした。
騎士団入りしてからは、アイメリクのとこの執事が毎年作ってくれるチョコレートをひとつ、ふたつつまんでいた程度だ。娼婦達もこぞって渡してきたが、どんな裏工作が背後に在るかも知れぬ物は受け取らないし、ましてや毒や薬の類を盛られても面倒で、この時期だけは娼館に行くのも避けたものだったな……と、メリードズメイハネに向かいながら当時を思い起こしては懐かしむ。
……しかしラザハンにはその風習自体が無い。
処変わればとは言ったもので、街並みは何時もと変わらず誰一人としてそんな気配も雰囲気も漂わせていないものだから、さっきの連絡が入らなければまず気付かずに今年は過ごしていたことだろう。
相棒からはここ数日音沙汰無く、昨年のこの時期にも何もなかった。多分そういう行事は思い入れない質だろうという考えに至るが、それはお互い様なので特段問題も無い。
東通りを抜け、開けた場所を進む。アウラ族の子供が3人思い思いに通路を駆けていく。もういくらか遠くなったのに屋内の通路は反響を生み、楽しげな声を周囲に届けていた。
思いをぽつぽつと巡らして、ゆっくりと足を進めている間にリンクパールへと通信が入る。
どれだけ待てないんだアイツは……
「なんだ」
あえてぶっきらぼうに応対する。しかし耳は海鳥の声を拾って、相手がアリゼーではないことに気付かせた。
「エスティニアン……今晩、空いてる?」
「ああ」
「いつものとこ居てよ。あまり遅くならないうちに行くから。それじゃね」
「わかった」
用件だけの簡潔な会話。
アイメリクの小言に比べれば一瞬で終わってしまう通話。
長きに渡って煩わしい印象の強かったリンクパールだったが、最近はそこまで煙たく思っちゃいない。
明けの色をした少し楕円の歪な真珠。
未だ夜の帳を残した空の蒼に、朝日が昇って明るみ始めたような、そんな色合いを一粒で湛えた暁のリンクパールを、今ではすっかり当たり前のように持ち歩いてしまっている。タタルが人数分揃えるのに並々ならぬ苦労をしたとサンクレッドから聞かされていた。
好いた相手からの誘いが来る唯一の手段だと思えば、こうも簡単に印象を塗り変えてゆけるものらしい。
今日の酒は程々にしておくか、と腹づもりをして店の戸を開けた。
◆◆◆
程なく酒が運ばれてくる。
俺が長居することは店中承知のことで、何時もとおり夕飯になりそうなものを注文し、先ずは仕事終わりの一杯をゆっくり味わう。
大きな氷がひとつ入ったグラスへ蒸留酒を注ぎ、苦みと酸味の利いた果実を絞り入れる。
細かな気泡が水面へ立ち上り、弾けて鼻孔へ届く柑橘の芳香。この時間がいい。座るだけで飯にありつけるとは、なんとも大層な身分になっちまったもんだ。
開けた作りの建屋は外の景色も良く見える。まだ日は沈んだばかりで霊1月とは思えない程に湿度は高く蒸す。朝から昼過ぎまで雨だったことを除いても、ここは長く暮らしたイシュガルドとは気候が違い過ぎてまだ慣れはしないが、もう暫く滞在すれば体内のエーテル操作も無意識下に持っていけそうではある。
このくらいの暗さになったら、拾い集めた薪で火を起こし暖を取って、夕飯を作り始めるのが野営を繰り返す日々の流れだった。
昔、高地ドラヴァニアでアイツらと野営をしたころは、殆ど俺が飯を作っていたというのに、時は流れたもので今では彼女はかなりの腕前になったとアルフィノが自慢していた。
戦術以外の技術まで磨いた事自体、俺がやろうとも思わなかったことだ。
そういえば……以前アシャが目の前で魚をさばいてくれる事があった。
滞りなく慣れた手つきで皿に盛り付けていったし、スルメをいい火加減で炙るくらいの調理は見たが、実際はもっと普通の食事も彼女は作ってくれているよ……と俺の知らないアイツの話をオールドシャーレアンで取り留めもなく聞きもしたものだ。
こんな機会でも無いと、彼女の作った物を口に出来そうにないなんて、付き合っても尚、案外難易度が高い事に気付いて笑えてしまう。
目の前には注文したハンサの肉料理が並べられた。
そうだな、とりあえずは飯だ。
……そして数時間後。
メリードズメイハネの扉を開けず、階段を上がって相棒はやって来た。
「ごめん。ちょっと遅くなっちゃった」
「いつも通り呑んでただけだ。謝罪はいらん」
不自然にカドを曲がっていた。両手は後ろに回され、何かを隠しているように伺える。
そうだな、よくこうやってイシュガルドの街中では女達が男に包みを渡していたな……と。
「ありがと。それじゃ、早速要件なんだけど……」
白い尻尾も耳もせわしなく動いていて落ち着きがない。
座っているから目線は俺の方が低く、少しだけ彼女を見上げる事になる。
今から渡されるものには思いが詰まっていて、その為に緊張して言葉を詰まらせている。……こんな姿を見れる俺は幸せ者だと、そう思えた。
「はい!これ!お酒と魚!っていうかイカ!お刺身にした奴と干してあるの両方!」
両腕がグッと眼前に突き出される。
それは丸干しのスルメと大きな酒瓶だった。
「…………ん……これを届けに来たのか?」
流石前衛職。女性なら両手で抱えるのが正しい大きさの瓶だが、軽々と片手で持ち、重心もブレることなく銘柄のラベルをこちらへ向けて握られている。
スルメも瓶と変わらない大きさで、いいものに違いない。
「うん、そう!エスティニアンにあげたいなーって思って……それで!」
「…………」
俺はあまりこういう気持ちにならないのだが、嬉しい筈なのに何か少し残念な、希望と違った事に気を落としているような感覚を胸に受けていた。
アシャは未だ手を突き出し、同じ高さで双方を構えている。
黒瓶の口部から首部までは紫色の縮緬が覆い、金の絹糸で結ばれている。見栄えからしていい酒だ。これは多分俺がコイツと呑んだ事のある酒の辛口のほう…その酒蔵の純米大吟醸酒。それに……
「おい、これで一杯やるぞ。部屋へ行く」
アシャの手から酒瓶を受け取り、店を出た。
「シロイカはね、さっき獲ったのだから新鮮だよ!干物はここに来る直前にお酒と一緒に買ったの。前エスティニアンと行ったクガネの酒屋さんに勧められたヤツにした。炙るなら言って!?バリバリ火いれるから!」
エーテル操作で作り出した小さな炎の揺らめきを嬉々として見せる彼女に、さっき胸に沸いた思いはすっかり消えていた。
「至れり尽くせりだな」
その言葉に含みが在るとも気付かないだろう。
2人、ゆったりと吞みながらイカの刺身を食べる。
今日のイカは銛で突いたから前よりも綺麗な可食部が少ないとか、途中で迷子のエイが居てコウジン族の元に送り届けたとか……そんな他愛もない話をするアシャに、初めてこうやって酒を呑み交わした日が重なる。
互いに生きて、またこうやってゆっくり盃を傾けられた。向かいで同じように呑む彼女も表情は穏やかで、見つめれば少し照れて瞬きをし、長い睫毛の影を緩やかに落しては口元を綻ばせる。
あぁ、あの時とはひとつ違ったな。
コイツと俺は付き合っているということが。
そう思ったら、自分はとんでもない奴と恋仲になったものだと……こればかりは何度でも笑えてしまうのだ。
「さぁ……それじゃ日付が変わる前に私は帰るね」
「……そうか。今日はわざわざすまんな。美味かった」
「……うん。えへへ、良かった。エスティニアンの喜ぶ顔が見れて」
席を立ったアシャが荷物へ向かう。こいつはザルだ。この量では酔うことなどないだろう。
よく持ち歩いている何が入っているのか不明で、何でも出てくる鞄の蓋が跳ね上げられる。暫くして鼻孔に届いたのは知っている甘ったるい匂いだった。
ラザハンの夜風が穏やかに運んだこれが何の匂いなのかは俺だって流石にわかる。
「なぁ……酒と肴……だけか?」
「……」
問いかけに対して鞄の口を見つめたまま彼女の時は止まる。
コイツを困らせたいわけじゃない。渡せない理由があるのかもしれないし、そもそも俺は別の良いものを貰った。アリゼーやアルフィノに渡すつもりで持っている可能性だってあるし、普段から甘いものを好んで食しているヤツは暁に案外居るのも事実だ。
「いや、なんでもない。またな」
見送ろうと、席を立とうとすれば遮るように声が返って来た。
「ある!あるんだけど!……エスティニアン甘いの得意じゃないと思って……」
言葉尻に覇気がない。尻尾まで萎れた花の様で、耳も伏せられていた。
いつも明朗快活なコイツがこうなるときは、1人悩みに悩んだ時だけだ。俺に相談すればいいものを、渡す際に驚かせたくて、その為には何も聞けなかったのだろう。
「確かに俺は甘過ぎるものは得意ではないが、多少の甘さは嫌いな訳ではないからな?」
その言葉でやっと胸につかえたモノがとれたのか、ホッとした表情を見せたアシャはこちらへと向き直る。
「それじゃあ……目ぇ瞑っててくれる?」
「?……ああ」
言われた通り目を閉じる。閉じてから気付いたが片手に酒を持ったままだった。まぁ特に問題はないだろう。カバンの中から包みを取り出す音、布同士が擦れる音、紙製の包装を解く音が順に耳へと届く。
「リボン結ぶの全然駄目……何度やってもぐちゃぐちゃになるの。アリゼーにやり方もっと聞いとけばよかった……」
なんだそういうことか……目を閉じたまま姿勢を正す。
「駄目だよ!未だ瞑っててね!それで口開けてくれる?半開きでいいから」
ここまで来たら流石にわかる。放り込むつもりだ。
そして……
酒の入ったカップに手が添えられた。少しだけ手首が外側に押されると、ふわりと石鹸の匂いがして、口の中にチョコレートとぬめるモノがゆっくりと入ってくる。
頬と喉元にアシャの髪が触れてこそばゆい。
「んっ……」
思わず声が漏れてしまう。確かに……確かにチョコレートは甘さが控えられており、俺に配慮した事は良くわかったが……今はそういう問題じゃない。
この状態事態が、甘いというんじゃないかと……そう感じてしまってから一気に身体が熱を持ち始める。
今すぐ抱きしめたいというのに、片腕は乾燥させた水草で編んだソファーに押さえつけられて、もう反対の手は酒の入った器を持っており儘ならない。本気を出せば勿論力任せに跳ね退けられるが、今はそうする場面でもないのはわかっているから堪えられる。
彼女から仕掛けて来ることは稀で、存分に荒らしたのか咥内から小さな舌が引き抜かれていく。
口の中はすっかり甘くなって、辛口の酒の余韻など吹き飛んでいた。
肩にかかる体重と、少し荒くなった彼女の吐息を感じながら目を開ければ、さも嬉し気な表情のアシャの視線とぶつかる。
濡れた唇に指を当てて見つめる瞳は光に満ち満ちて、それでいて何処か愁いを帯びていた。
「……美味しい?」
尻尾を持ち上げて耳をピンと立て、首を少しだけ傾げてそんな質問をしてくるとか……挑発以外の何ものでもないと知らしめてやりたい……やりたいが、ここで急いては思うツボ過ぎるだろう。耐えてやる。
「あぁ。これくらいの甘さが丁度いい。まだあるのか?」
その言葉に嬉々として「ある!」と答え、カバンの前まで踵を返し彼女が向かった隙に、片手の酒をサイドテーブルに置いて待つ。
今度は箱ごと差し出してきたそれは、一口サイズの不揃いな粒が入っていた。
手を伸ばし1つつまんで口に入れると直ぐに溶け出して、先程とは違うオレンジの風味が鼻孔から拡がってゆく。彼女へ頷きながら咥内でチョコレートを転がせば、嬉しそうに顔を綻ばせてこちらを見つめ返してくれていた。本当はもう少し見ていたい、幸せそうな表情だったのだが、流石にもう限界だった。
箱を奪いそのままサイドテーブルに置いて、抱き寄せ唇を重ねた。
さっきくれたそれを返すように、ゆったりと舐る。
「んっ……む……」
どこまでも、どこまでも味わう。
奥歯、鋭い中ほどの歯、舌の付け根。
絡めて、吸い上げて、乱れた呼吸の中から爽やかなオレンジの匂いも、チョコレートの甘さすらすっかり消え失せても、この行為自体が甘いのだ。甘くて、甘くてとてもやめられそうにない。
口の中から消えていた筈の酒の匂いと、アシャの頭髪から届く洗いたての髪の匂いで、幾らでもしていられそうなほどにこの時間を貪り尽くしたかった。
腕の中に居る手が胸を叩く。目を開けて彼女を見つめれば、顔を赤くして、すっかり蕩けた表情で少しだけ怒っているように眉根が険しくなっている。
「んー!」
抗議の苦悶まで混ぜられては流石に止めるしかない。仕方なく唇を解放すればどちらのものとも言えない唾液が糸となって互いの顎に垂れた。
「ぷっは!んなぁ……なんてこと!」
直ぐに呼吸を整えてくるし、尻尾が何度も太腿に打ち付けられる。
眉間に皺を寄せた表情すら良いと思えるのだから、全てがご褒美でしかない。
「これは味が違うんだな。俺はこれも好きだぞ」
「むううー!」
真面目にコメントして、褒めてやれば彼女は無下には出来ない。そういう性格だ。
馬鹿正直なアシャから初めて貰えたこれは美味くて……
「もう少し居ろ。今コーヒー煎れてやる」
ソファから立ち上がり、入れ替えるようにソファーに座らせた彼女に向き直る。
口を尖らせてはいるが、尻尾はもうゆらゆらと機嫌よく揺れていた。
思わず吹き出してしまう。
「?」
不思議そうな表情ののち、一瞬眉をしかめた彼女を横目にコーヒーミルへと手を伸ばす。
これでは残りをどう食べようか迷ってしまうな。
214~20220214 了