りんごの栽培過程で間引かれるりんごのことを、摘果りんごと呼びます。ほとんどの摘果りんごは利用されることなく破棄されてしまいます。未成熟のため食用としての利用は難しい摘果りんごですが、ポリフェノールなどの機能性成分は含有しています。摘果りんごの有効活用は、破棄されるりんごを減らすとともに、地域の特産品創出にも繋がります。
りんご水を加えた化粧水は、いくつか製品化されています。特徴としては、りんごの香りとポリフェノールなどの成分です。岩手県紫波町の摘果りんごやリンゴジュースの搾りかすからりんご水を調製して、化粧水に加えることで特色ある化粧水を作ることができるのではないかと考えました。
岩手県の中央部に位置する紫波町では、年間約5000トンのりんごが生産されていますが、摘果りんごやりんごジュース等の絞りかすの活用は進んでいません。紫波町のオガールにある華つづりと共同で、紫波町りんごを活用した化粧水づくりに取り組んでいます。