プロテクチンD1は炎症収束因子で、強力な抗炎症作用が期待される化合物。DHAの10番目の炭素R位と17番目炭素S位にヒドロキシ基が導入された、10R,17S-DiHDHAという構造を持つ。
リポキシゲナーゼ(LOX)不飽和脂肪酸を酸化する酵素。大豆のLOXはDHAの17番目炭素S位を酸化する活性があり、イサダのLOXはDHAの10番目炭素R位を酸化する活性がある。LOX活性を有した状態のイサダと大豆を混ぜて反応させることで、イサダ由来のDHAがプロテクチンD1に代謝される。この反応を利用すると、世界初のプロテクチンD1含有食品が作れるはずです。
現在は、味噌をモデルとして試作中。。。