史料室
史料室
【主なイベント】
・お祭りについての情報
埃っぽい部屋の中には、大量の巻物や書物、歴史的価値がありそうな物品などが所狭しと並べられている。
中央に様々な書き物が乱雑に積まれた机があり、その上に一枚の絵巻物が置いてあった。
▲中央の机に置かれていた絵巻物
その絵は右側にたくさんの妖怪たちが並んでおり、左側にいる一人の人物に向かって皆一様に頭を上げていた。その人物は雲の上に立ち、太陽のような光の玉を手から出しているようにも見える。
〈目星〉
壁に簡素な地図が貼ってあることに気がつく。
※これで館周辺の〈目星〉で小道を見つける必要がなくなり、聖洞までの道が分かるようになりました。ルート解放となります。
史料室の〈図書館〉
史料が多いため、全ての情報を調べ出すには二回分〈図書館〉に成功する必要があります。
成功したら1ターンの間で一つ情報が見つかり、失敗したら1ターン分の時間探しきってしまうことになります。
二人以上でこの部屋に訪れ、〈図書館〉成功者が二人以上出た場合は、いっぺんに二つ情報を出しても構いません。
また、この部屋にあるものは歴史的物品ばかりなので〈歴史〉〈考古学〉も同じ扱いで使用することができます。
〈図書館〉or 〈歴史〉 其の一
達筆に書かれた巻物を発見する。
風ノ年 神 森ノ味ヲ求ム 贄ハ 山菜ヤ果物ナリケリ
水ノ年 神 岸壁ノ声求ム 贄ハ 煌ビヤカナ魔石ナリケリ
虎ノ年 神 時ノ夢求ム 贄ハ 力ノ宿ル魔具ナリケリ
暁ノ年 神 生命ノ力求ム 贄ハ 人ノ魂ナリケリ
〈図書館〉or 〈歴史〉 其の二
祭りの起源
昔々この空間に迷い込んだ一匹の妖(あやかし)がいた。あの世とこの世の中間であるこの空間は、様々なものが混ざり合っては消えていく、非常に不安定な場所だった。
そんな場所で妖は一人の神と対峙する。どうやらその神はここに住まう存在らしい。
妖は自分の持っていた大切なものを全て捧げ『元の場所に戻してほしい』と願った。
神は妖から捧げられた供物を力に変換し、妖に分け与えた。
すると、その妖はたちまち黄金色に輝き出したのである。
次に目を覚ました時、妖がいたのは元の自分が暮らしていた土地だった。
歓喜したのも束の間、妖は妙な違和感に気がつく。
自分の力が普段の比ではないほどに増していたのだ。
ほとぼり溢れるそれは、強力な神の力だった。
妖が神の力を授かったという噂はあっという間に広がり、誰も彼も皆その力を求めて神のいる空間を探し出した。
やがてそこへの行き方を突き止めた妖たちは、みな一様に神に供物を捧げ始める。
「自分にも御力を、我らに御力を」と。
神と遭遇したあの世とこの世の境目を、妖たちは「狭魔」と呼び、神がいなくなるその時まで通い続けた。これが今の祭りの起源である。
最初の神が消えて幾年の歳月が流れた。
現在では一年に一度、聖洞の御神木に空いた次元の穴から多種多様な神をお招きし、彼らが望まれる供物を捧げ続けている。