まずはデートをした後二人を殺します。(実際には探索者は死線ギリギリの状態)
NPCは病死です。探索者はそのショックでパニック状態になり事故に合うという形がいいでしょう。
さあここからはKPさんの腕の見せ所です。
探索者の事前情報「二人っきりでお出かけするならどこに行きたいですか?」の回答からデートスポットを決めてください。
季節はリアルタイムと同期しているため、冬に卓を回すのであれば冬の情景、夏であれば夏の情景を描写する等しておくとより『生きてる』感が強まっていいでしょう。
楽しい時間なんてここだけなんでね、思いっきり楽しめるように長めの時間をとってあげるといいかもしれません。
ただこの【病死】だった場合、NPCの体調面が悪い必要性が出てくるため、会話のところどころで具合が悪そうな箇所を作ることが大事になってきます。
やたらと咳をしたり、薬を飲んでいるところを目撃させたり。
病気は発作的に起こるものでも、余命を分かってた上で探索者には言わなかった、というものでもいいです。
或いは最初から入院してる場面から始まり、探索者に「ここ行ってきて!/やってきて!」という形でお願いするのもいいかもしれません。(でもこの場合二人でデートはできなくなる)
探索者がNPCの具合の悪さにRPで気づかないようであれば<アイデア>で気づかせるのも一つの手です。
理想はNPCの死ぬ瞬間にその場に居合わせることですが、一緒にいなかったら電話で死んだと教えてもらうのもいいでしょう。
病死例一覧
・胸を押さえてゼーハー言い始める
・咳が悪化し、血を吐き始める
・身体中が痙攣し、その場に倒れる
・お腹を押さえてうずくまり動かなくなる
・「死亡しました」の電話で知る
・その他
作者が書いた導入例1(HO1、仕事関係で別々に暮らしている夫婦)
無自覚発作
久しぶりの再開→水族館(午前)→公園でお弁当、咳をし始める→映画館(午後)→咳が悪化し最後まで見れなくなる→「風邪かも?仕事に響きそうだからこのまま病院行ってくる」→別れたあと謝罪のLINEメッセージ「せっかくのデートなのにごめんね」→急に途切れる→嫌な予感がして道を引き返すと人混みと救急車→人混みから聞こえた特徴がまんま妻の特徴→急いで病院へ向かう→パニック状態のため周りが見えず車に轢かれる
作者が書いた導入例2(HO2、お互い両片思いの男女)
嘘で隠す大病
「突然なんだけど明日会えないか?」のLINE→「実は明日仕事で海外に行くんだ。しばらく会えなくなるからさ(本当は手術を始めるから)」→久しぶりに一緒にショッピング→顔色があまり良くない相手「最近あまり寝れてなくて」→よく食べる人なのにあっさりめの昼ご飯を食べる相手「最近ダイエットしてて!」→最後に海を見よう→好きだと告白→帰り道に咳が止まらなくなり意識がなくなる→バランスを崩し階段から転落する相手→止めようとした探索者も一緒になって転落
作者が書いた導入例3(HO3、好きだけど会いたくない息子と独りの父)
歳により悪化してしまった病気
引っ越しをすることになったから手伝ってほしい→一緒にお昼の買い出し→この家で最後のごはん(咳が多い)→分担して仕分け作業の再開→血を撒き散らして倒れる父を発見→救急車を呼ぶ→救急車内で無事を祈っている中、車体が横転(事故)→大ダメージを受けて意識を失う
作者が書いた導入例4(HO4、大学生と幼馴染)
持病が悪化
数年前から病気を患い入院と退院を繰り返す幼馴染のお見舞い→「また入院になっちゃった…。」→イベントの動画を撮ってきてほしい→一人で博物館へ→色々展示を見て二人の思い出を思い出す→研究発表会を見る→寂しい帰り道→母から電話「幼馴染ちゃんの容体が悪化して今から緊急手術をすることになった!」→急いで病院へ→周りが見えておらず路地から飛び出したバイクに轢かれる
SAN値を削る
大切な人が急変し倒れたのを見た探索者はショックで大幅なSAN値を削られます。
SAN値はマイナスになっても大丈夫です。後で回復させる場面があります。
SAN値30台 成功:3d6+4/失敗:3d6+20
SAN値40台 成功:3d7+4/失敗:3d7+20
SAN値50台 成功:4d8+4/失敗:4d8+20
SAN値60台 成功:5d8+4/失敗:5d8+20
SAN値70台 成功:7d8+4/失敗:7d8+20
SAN値80台 成功:8d8+4/失敗:8d8+20
一見えげつない減りに見えますが、たくさん減ってる方がいいです。
というのも本編の人生の追体験中回復するSAN値量はPLに決めてもらうのですが、そこで回復しすぎると安心感で狂気が溶けて夢の世界に魅入られてしまうからです。
ありがたいはずのSAN値回復が今回に限っては罠になります。狂気に身を委ねている方が夢に染まりきらないから正気なのです。
不定の狂気に入った場合は以下のボタンから狂気内容を確認してください。
今回このシナリオ用に全10種類考えました!
一時的だったら発症しません。
HPを削る
SAN値を大量に削った後は体力もボロボロになるまで削ります。
理由は助けようとして巻き込まれる、相手の死を知ったショックで事故るなど。
HPは絶対にマイナスになることのないように調整してください。下はあくまで目安です。
1d2+4 最小値:5 最大値:6
1d3+4 最小値:5 最大値:7
1d4+4 最小値:5 最大値:8
2d3+4 最小値:6 最大値:10
4d2+4 最小値:8 最大値:12
4d3+4 最小値:8 最大値:16
耐え難い痛みに、あなたは為す術もなくそのまま気を失ってしまいます。