HO4の夢の世界
HO4の夢の世界
この【夢】エリアはKPさんが作るポイントです。
かなり大変だと思いますが頑張ってください!
また、この夢のエリアは【探索者とNPC】だけの世界です。
この世界にPLが入ることは許されません。(探索者とNPC以外のモブは登場OK)
進行の仕方としては「探索者さんはどういう顔をしていますか?」「探索者さんは何と言っているでしょうか?」と聞きながら進めていってください。
つまりはPLにRPをさせないこと。これがこの夢の世界のルールとなります。
「KPから見たら、とても幸せそうな顔をしてますよ?」「本当にそう思ってるように見えますか?」などと揺さぶっても面白いかもしれませんね。
好きな人と初めて出会った時の場面です。
PLから事前にもらった情報通りに演じてください。
※ちなみにこのシーンで何か痛みや熱を感じる場面だった場合、感覚の描写はしないでください。それらがなくなっっていることは第2幕で描写します。
【好きな人】がいる。【好きな人】がそこにいる。
「こんにちは、【探索者】さん。」
声をかけてきたのは若い見た目の【好きな人】。
まるで自分のことを知らないかのようによそよそしく話しかけてきます。
どうしてこんなに胸が張り裂けそうなんでしょう?
[強制] <アイデア>−60
自分が見てきた光景を全て思い出してしまいます。
この人は、あの日……自分と出かけた先で……。
あなたはあの日【出かけ先】へ出かけて【秘匿導入の終わり】に遭遇した。
悲惨な出来事がまるで悪夢だったかのように、最初から無かったかのように目の前の【好きな人】は優しく笑っている。
(SAN値減少はありません。PLさんが減らしたいと言ったらどうぞ)
秘匿導入で不定の狂気に入っていた場合、ここで発症します。
内容はHO4の人のみに伝えてください。
※ココフォリアで遊んでいた場合はここからステータス公開してOKです。
笑顔で語りかける【好きな人】を見ていると何故か無性に嬉しくなった。
SAN値の回復量を決めてください。
ここからは毎章ごとにSAN値の回復量をPLに決めてもらいます。
数に制限はありません。何回でも、どんな些細なことでも。PLが「探索者はこれで心が休まる」と判断したポイントであればいくらでも振らせてあげることが可能です。
回復できそうなイベントは細かにKPさんが挟んであげてうまく誘導してください。(もちろんPL考案の癒しイベントに付き合うのも可)
回復量は自由です。アホみたいに大きな数字(1d100)でも、謙虚に小さい数字(1d3)でも。
それがその作り手によって決めたキャラクターの人生なのだから。
ま、回復させたらさせた分だけ後で苦しくなるだけなんですけどね。
【好きな人との印象深い思い出】です。
これもPLから事前にもらった情報通りに演じてください。
思い出の中で、感覚が伝わるシーンを入れてください。
※痛み、熱さ、冷たさ、ふわふわ、すべすべなど
【好きな人】が言っていることを理解するのに一瞬遅れた。
なぜならあなたは一切それを感じることができなかったからだ。
HO4探索者が捧げたのは『ものを楽しむ触覚』
[強制] <アイデア>−30(前のアイデアが成功していなかった場合)
自分が見てきた光景を全て思い出してしまいます。
この人は、あの日……自分と出かけた先で……。
あなたはあの日【出かけ先】へ出かけて【秘匿導入の終わり】に遭遇した。
悲惨な出来事がまるで悪夢だったかのように、最初から無かったかのように目の前の【好きな人】は優しく笑っている。
(SAN値減少はありません。PLさんが減らしたいと言ったらどうぞ)
【導入と同じ出かけた場所】を巡ります。ここでは不幸なことは一切起こりません。
この時点で狂気が解けていたら「この光景に強いデジャヴを感じます」と伝えてください。
[強制] <アイデア>(前のアイデアが成功していなかった場合)
自分が見てきた光景を全て思い出してしまいます。
この人は、あの日……自分と出かけた先で……。
あなたはあの日【出かけ先】へ出かけて【秘匿導入の終わり】に遭遇した。
悲惨な出来事がまるで悪夢だったかのように、最初から無かったかのように目の前の【好きな人】は優しく笑っている。
(SAN値減少はありません。PLさんが減らしたいと言ったらどうぞ)
その時、ふわりと飛ぶ虹色の蝶を見ました。
その蝶はまるであなたをどこかに案内しているかのように飛んでいきます。
蝶を追っていく。
しかし、あなたは途中でその姿を見失ってしまいました。
※<幸運>に失敗したら第4幕へ
[強制] <幸運>
人のいない道の先からあたたかな熱を感じました。
あなたは迷わずそちらへと駆け出す。
すると、道の上に一片の紙が落ちているのに気がつきます。
確認しようとそれに触れる。
ぐにゃり、と街の景色が虹色に歪んだ。
ユメの亀裂(幸運成功者のみ)
「ねぇ、【痛い】って何?」
「んーっとねぇ、ずっと誰かがそこを叩いてるような、嫌なものが響いているような感覚、かな。」
「【痛い】はきらい?」
「私は嫌い!君もきっと大怪我をしちゃったら【痛い】んじゃないかなぁ?」
「そうなの?じゃあ、『ケガ』になってみようかな。」
「ダメダメそんなの!【痛い】のは大変なんだから……。」
それは幼い少年と少女の声に聞こえました。
あなたはこの声に聞き覚えがあるような気がしました。
その声を聞いているとひどく安心した気持ちになります。
そして気がつけば自分の目から涙がこぼれ落ちていました。
SAN値回復+1d5
この安心感は探索者自身の「苦しみ」から解放されたときのもの。
涙は探索者が感覚を捧げたユメが、神の子との記憶を思い出し彼にもう何も伝えることができないことを悲しんで流した涙となります。
「もしもし、【探索者】?」
ここで3幕から急に場面が飛びます。電話に出た時と同じセリフで探索者に話しかけてください。
ハッと顔を上げる。気づけばいつの間にか【出かけた場所】ではなかった。
「大丈夫?ちゃんと起きてる?」
4幕は夢が叶う場面となります。
HO4探索者の目指した夢が嬉しい形で叶います。
周りの人間も、家族も、好きな人もみんな祝福してくれます。
「良かったね【探索者】!やっと夢を叶えることができて。
【私/俺】も幸せだよ……。【私/俺】、君といれて良かった……。」
【好きな人】が優しく優しく微笑み、あなたの手を取る。
触っただけで簡単に崩れてしまいそうな、脆く、繊細なその笑顔はあなたの心臓をひどく掻き乱した。
あたたかな感覚が手から伝う。長らく感じていなかった触れるという感覚。
息が詰まり、苦しくなる感覚に襲われる。
幸せなはずなのに、なぜこんなにも悲しいのでしょう。どうしてこんなに、こんなに……。
[強制] <アイデア>2回目
違和感があなたの体全身を駆け巡ります。SAN値チェックです。1d3/1d10
第4幕はユメも覗いているため感覚が共有されます。
瞬間、光が全身を包む。
あなたの意識はそのまま沈んでいきます。