このシナリオの進め方
このシナリオの進め方
PLが探索者に電話をして探索者に入り込みます。（破滅電話）
※本シナリオはRPすることを「探索者の意識を乗っ取る行為」として扱い、物語終盤でメタホラーとしてぶつけます。
↓
それぞれ用意してもらったNPCとデート。
↓
NPCを殺して、探索者のHPとSAN値を大幅に減らします。（導入終了）
↓
霧の花畑で目を覚まします（本編スタート、導入の記憶なし）
↓
湖を渡り、不思議な空間に移動します（全４箇所）
↓
不思議な空間にて電話を発見させます
↓
電話をして探索者の人生を追体験をします。
NPCとの出会い→二人の思い出→導入と同じデート→夢を叶える（人生改変）
↓
それを４人分繰り返します
↓
４人分の人生を把握したら『神の子（邪神ヒュプノスの息子）』のいる空間に行きます。（自分に何が起こったか全て思い出す）
↓
神の子から色々話を聞き、ユメ（眠ったままの少女）とそれに繋がる探索者のボロボロの本体を紹介されます。
↓
ユメからの電話で、この世界に放置されている間、キャラが別の意思を持っていたことをPLに伝えます。
（もうこの世界で永遠に幸せに暮らしたい、という意思）
PLはここから探索者のRPができなくなります。（操作は可）
↓
現実世界に帰させたいなら、探索者にNPCを殺してもらいます。
永遠の夢の世界に残らせるなら、探索者の姿を化け物に変えます。
エンディングは全部で５つです！ハッピーエンドはそのうち１つのみ。
１、回すのが大変
赤字で書いたところがKPさん自身に考えて作ってもらうポイントになります。
「これはあなたが作った物語」はPLだけではないのです。
それぞれの秘匿人生設定を聞いた上でまとめていく必要があります。
一応各ページにて例を多数書いておきますが、一番キャラクターに合う物語を作ってあげてください。
２、秘匿シナリオとしての魅力が違う
このシナリオは秘匿シナリオ特有の「実はあなたは○○だったのです！」「あなたにはこんな過去がありました！」というような後から大事な設定が生えてくる系統のものとは違います。
全てセルフで用意してもらい、それぞれの人生を本編で見せ合う。そういう意味での「秘匿」となります。
なので秘匿における意外性を求めてる方、エモの空気を吸いたい方には向いていません。（持ってくる人生によってはエモくなる可能性あり）
３、PVP(プレイヤーvsプレイヤー)が発生する可能性あり
エンディング分岐『大切な人と永遠に夢の世界で過ごす』『大切な人を殺して現実世界に帰る』が大きな亀裂を生む可能性があります。
４人で１つの選択をしなければいけない上に、運命を選択をするのはキャラクターではなくプレイヤー自身というのがこのシナリオの醍醐味となります。
なのでプレイヤー間の空気が悪くなってもこちらは一切の責任を負いません。
４、エンディングはほぼメリバ
またこのシナリオは、ハッピーエンドに到達する可能性がめちゃくちゃ低いです。（最初はハッピーすら無かった）
条件は「神の子と友達になった上で、ユメ（少女）がここから開放されたいと望んでいることを伝える」です。
キーアイテムである絵本、ユメとの接触以外のヒントはほぼないし、KPの誘導なしでPLたちに辿りついてもらって初めて達成できる条件なので、基本は潔く他のエンドに辿り着くと思います。
ちなみにエンディングは全部で５つあります。ほぼ確実にみんな幸せで追われるのは上記のもののみ。
５、探索者にする仕打ち
導入で大切なNPCは殺され、探索者自身も半殺しにされた後、本編再開まで探索者の魂を眠らせず彷徨わせます。
このシナリオはリアル時間と同期しているため期間が空けば空くほど探索者の心も擦り切れて、縋るものが神の子しかなくなるという寸法です。
エンドを迎えても夢の世界での永遠を望めば化け物の姿にされ、現実に帰れば一部の感覚器官と大切なNPCを失い生きていくことになります。
（ハッピーエンドに辿り着ければNPCも生き返り、奪われた感覚器官も元に戻ります。）
サイトにまとめたはいいものの、元々配布用ではなく自分で回して満足する用に作ったので、一癖も二癖もある内容となっております。
誰かの心臓に深く深く刺さって抜けないような作品を作ってみたかったんです。
上記を把握してそれでも回したいと思える方は是非回してみてください。