2021年3月22日

「先生としての在り方とは?~子供の生き方に影響する「隠れたカリキュラム」から考える~」


 今回は、コミュニティ型コーチングスクール「CAM Japan」ディレクターの浅井元規さんをお招きして、コーチングという視点から、教師、そして人として、どのように他者と関わっていけばよいのかを考えるワークショップでした。


 グループワークでは、隠れたカリキュラムについて自分たちの経験を振り返りながら、無意識の教師の言動や学校文化が子どもたちに与える影響について考えることができました。そのあとは、元規さんの話をお聞きし、教師としての在り方を見つめなおすことができました。


 元規さんのお話しでは、どう伝えるか、何を伝えるか、の前に伝える相手との信頼関係がまず築けているかということが大切であることをコーチングの観点から学ぶことができました。そのあとに行ったグループワークでは、元規さんのお話しを受けて「他者との価値観が異なるということをまず自覚する必要があると思った。」「自分が正しいと思っていることは、自分の経験や価値観に影響を受けていることが多いと思った。」といった意見が出ました。参加者は学校現場での自身の経験を振り返ったうえで、教師としてだけでなく、人として他者と関わる上で、大切にしたいことを考えることができました。


 コーチングという視点から教育を考えることによって、参加者それぞれが多くの学びを得ることができるワークショップになりました。