第6回 常磐津《双面》を聴く
2025年4月17日より新講座「日本の伝統芸能講座」が始まりました。
第6回の講座「常磐津」は、浄瑠璃の「義太夫節」や「清元節」と並ぶ一流派です。
舞踊を力強く支える、格調の高さと力強さが特色とされています。
今回の講座では、演奏者として常磐津美佐希氏(浄瑠璃)と常磐津三都貴氏(三味線)をお招きし、《夕月船頭》と《双面》の生演奏を企画いただきました。
《双面》は、能の「隅田川」を題材にして他の話と取り合わせて発展した「隅田川もの」の一つです。三味線を伴奏に、男女二つの亡霊が合体し、恋と恨みの執念が一つになった姿を、歌と語りで表現されていました。
一人で何役もの声を使い分ける語り(高い声、か細い声、太い声、不気味な声…)と、それを支える三味線の響きは、受講者の皆さんもその技の素晴らしさ、そして伝統の重みを存分に感じられたことでしょう。
第5回 清元 ≪隅田川≫ を聴く
2025年4月17日より新講座「日本の伝統芸能講座」が始まりました。
第1~4回の講座では各ジャンルの基礎知識と作品「隅田川」についてじっくりと学んできました。
今回の講座では清元節≪清元延美智之 清元國惠太夫(浄瑠璃) 清元延菊笑 清元延菊笑璃(三味線)≫の方々がお越しくださり、華やかな生演奏を鑑賞させていただきました。
先生が演目の解説や演奏者との対談など親しみやすく、わかりやすくなるように進めてくださり「美しい響きに魅せられた」「雅な世界に引き込まれた」「邦楽が身近なものに感じられた」「生は最高」などの声が多く寄せられています。
ぜひこの短期講座ならではの、なじみやすい日本の伝統芸能の世界を楽しんでみてください。