シニアCITYカレッジの特色の一つである「国際交流:留学生との交流」講座のため、総合文化科18期1年次は7月2日に、大阪教育大学柏原キャンパスを訪問し、留学生との交流を楽しみました。
10時半から台湾・インドネシア・モロッコの短気留学生による「世界の小学校紹介」のプレゼンテーションがありました。3か国の制服、時間割、給食、掃除等の説明が元気にありました。時間割では各国とも語学に時間を割いており、モロッコでは4カ国語を習う授業になっていました。インドネシアの制服は、白いシャツに赤いズボンやスカートで、国旗の色(赤白)に合わせていました。最後に質問タイムがあり、講座生からはたくさんの質問がありました。
午後は1時から講座生の国際交流委員会による「日本のむかしあそび」で交流を図りました。留学生8名による自己紹介に続き、4グループに分かれて講座生と一緒に、ゴム鉄砲、紙風船、ダルマ落し、紙飛行機、なぞなぞかるた、将棋崩し、坊主めくり、折り鶴などを体験してもらいました。
「けん玉大会」では7人の留学生が参加し、3分で何回皿に載せられるか競争しました。講座生がカウントし、1位となった留学生は51回載せることができ、健闘を称え賞品をお渡ししました。
講座生と留学生が和気あいあいとふれあい、歓声と笑い声が教室にこだまし、交流を深めることができ、講座生も大満足の1日でした。準備や運営をして下さった国際交流委員会の皆さん、お疲れ様でした。
(2025.7.16)
7月8日は校外学習(文学探訪②)として、市立伊丹ミュージアムで特別展「旅する芭蕉-野ざらしを心に風のしむ身かな-」を観覧しました。
午前中は、市立伊丹ミュージアム 柿衞文庫 学芸員 加藤先生より、芭蕉最初の俳諧行脚である「野ざらし紀行」を中心に、芭蕉の旅にかかわる資料の説明を受けました。展示室では芭蕉の筆蹟を通して、芭蕉が旅で追い求めたもの、その真摯な生き様を感じることが出来ました。午後からは伊丹ミュージアム内に隣接する旧岡田家住宅・酒蔵と旧石橋家住宅を見学し、清酒発祥の地「伊丹」の歴史も学びました。
歴史的建造物が立ち並ぶ伊丹の街を散策し、講座生から「素敵で綺麗な街」との声があがっていました。
(2025.7.10)
11月25日午後、大阪レクリエーション協会の久保順正先生のお話を聞いてから、教室を飛び出して大阪城公園に行きました。
ただ歩くだけでなく、意識をして観察しながら歩いていると、公園の中の木々には色も形もいろいろあることがよく解りました。
広場では、班に分かれて、「ジャンケン落ち葉集め」などのゲームをして楽しみました。「勝った!」「負けた!」と盛り上がっていました。
また、穴の開いた黒い紙に葉っぱを貼り付けて、太陽の光をかざして見ると、ステンドグラスのように透けて綺麗に見えます。「わあ綺麗!」「素敵やわあ!」という声が上がっていました。
(2024.12.17)
健康町歩き「大阪歴史ウオーク」 〜みぢかな健康科6期〜
11月11日に、行俊良雄先生の「大阪歴史ウオーク」の講座がありました。今回のテーマは「天王寺七坂を歩く」です。
まず、教室でパワーポイントを使って解説を受けて、その後、大阪メトロの「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」へ移動して、町歩きをスタートしました。
ご存知の方も多いかと思いますが、「七坂」は、大阪市の中心部を南北に走る上町台地の斜面にある7つの坂(真言坂・源聖寺坂・口縄坂・愛染坂・清水坂・天神坂・逢坂)です。
全ての坂を上り下りするのは大変なので、羨望のよい清水寺の階段だけ上り、清水坂、伶人町、口縄坂、愛染勝鬘院、吉祥寺と歩きました。吉祥寺は大阪の浅野家の菩提寺で、忠臣蔵の大石内蔵助と四十七志の石像、墓があり、「これは、知らなかった」と講座生からの声がありました。
今は大阪の中心部にある上町台地。昔々はこの台地のすぐ西側に海が広がっていたかと思うと、ロマンの広がるウォーキングでした。
(2024.11.29)
企業家ミュージアムの見学
〜歴史を楽しむ科4期・火曜コース〜
10月29日、午前は「今昔せんば逍遥」と題して秀吉や江戸時代に遡って商業都市として発展してきた大阪せんば・北浜界隈の移り変わりを、映像を通して講義を受けました。
午後からは、その大阪で活躍した企業家105人の業績を展示した大阪市中央区にある「大阪企業家ミュージアム」の見学に行きました。ここは、起業家精神の伝承をメインテーマに、明治以降の大阪の地で起業した企業家たちが社会・経済の発展にいかに重要な役割を果たしてきたかを展示しています。
この日は、大阪の恩人・五代友厚、経営の神様・松下幸之助、私たち世代にはおまけ付きのグリコでなじみのあるグリコの江崎利一、チキンラーメンの開発者・安藤百福等々、一度は名前を聞いたことのある企業家数名の起業家精神を学芸員の方から聞かせていただききました。その上で、館内を学芸員の方に説明していただきながら見学しました。講座生の皆さんは、なじみがある展示品を懐かしそうに、また企業家の業績を熱心に見聞きしておられました。
(2024.11.14)
谷町界隈をウオークラリー〜みぢかな健康科6期〜
10月7日、東山実雄先生(大阪府レクリエーション協会・公認講師)の「ウオークラリーを楽しむ」の講座がありました。街歩きのヒントが書いてある図面を見ながら、グループでウオークラリーを楽しみました。
いくつかのポイントで名所に関するクイズがあり、それに答えながら、時間と点数を競うゲームです。時間は早すぎても遅すぎてもダメで、適切な時間でゴールする必要があります。3人〜5人のグループに分かれて教室を順番にスタート。勝ったグループには賞品がもらえるとのことで、張り切って出発しました。
山本能楽堂、西町奉公所跡、大阪商工会議所の3人の偉人像。「五代さんは分かる」「ここは、これや」とワイワイ言いながら、小1時間ほどで、ゴール。
教室に帰ってからの各グループの順位発表に、皆さん一喜一憂でした。「蒸し暑かったけど、街歩き楽しかった」「疲れたけど地図の見方がユニーク」「楽しかった。最後の問題が難しかった」等の声がありました。童心に戻って、街歩きを楽しんだひとときでした。
(2024.10.13)
9月30日、西田茂美先生(大阪府レクリエーション協会・公認講師)の「自然観察と歩育」の講座がありました。
服部緑地都市緑化植物園に現地集合し、グループで、植物園の地図を見ながら、草花や木の名前を探し、チェックしました。見つけると、「あった!」「木だけで花が咲いてないと分かれへんね」と、まるで宝さがしのようでした。
草花の名前探しの後は、風車づくり。先生に作っていただいた見本を見て、小学生に戻った気分でハサミやボンドを使い、班で助け合いながら作りました。完成した風車を手にして歩くと、羽がクルクルと回転。回る風車に、皆さんのテンションも上がって「できた!」「みんなすごい!」と歓声が湧き上がりました。
(2024.10.10)
〜歴史を楽しむ科(火曜コース)〜
10月1日、3回目の校外学習で堺市博物館に行きました。
午前中は学芸員の橘泉先生の「百舌鳥古墳群」の授業を受け、午後から十河良和先生の解説を聞きながら大仙公園に広がる古墳群の見学をしました。
国内最大の仁徳天皇陵古墳などで構成する「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産に登録されて今年で5年。日本列島に国家がいつ誕生したのか、その謎解きの大きなカギを握る存在といえる地を訪ねることが出来て良かったです。
ちなみに、堺市博物館では「百舌鳥古墳群」の出土品のほか、須恵器の編年の展示も充実していました。
「みんなと一緒に校外学習で『百舌鳥古墳群』を知る事ができてよかった!」、「クラスの仲間との交流を楽しめて最高!」という声が講座生の方々から聞こえてきました。
(2024.10.7)
文学探訪③ 遠藤周作受洗の教会を訪ねて
~カトリック夙川教会〜
10月1日の講義は、「遠藤周作文芸が問う『戦争』と『戦後』」でした。
午前中は、関西学院大学 名誉教授 細川正義先生の講義で、遠藤周作文芸にしっかりと浸りました。
午後からは、教室を出て阪急夙川へ。まだまだ暑さが残る中、幼い遠藤周作が洗礼を受けた夙川教会を訪れました。この教会は阪神間初のカトリック教会として、103年前に発足したそうです。夙川のシンボルとして壮観な外観で、美しいステンドグラスが心の安らぎを与えてくれます。
講座生は礼拝堂で教会の説明をしていただいた後、日本最古のカリヨンやピエタ(「悲しみの聖母」の木彫)を見学させていただきました。残念ながらカリヨンの音は聞けませんでしたが、有意義な午後の時間を過ごせました。
(2024.10.4)
ミュシャ(ムハ)の作品を通してアール・ヌーヴォーに触れる
〜総合文化科16期2年次〜
ミュシャという画家の名前は知らなくても、淡い色彩で装飾にあふれた美しい女性の姿を見れば、見たことがあるなあと思う方もいらっしゃるでしょう。
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語でムハ)はチェコで生まれ、ミュンヘンやパリで苦学を重ねましたが、サラ・ベルナール主演の芝居のポスターで一躍有名人になりました。19世紀後半、アール・ヌーヴォー(西欧諸国を中心に開花した芸術運動)の時代となり、ミュシャのポスターは、女性の美しさと植物などの自然を繊細に描き出し、パリの人々を魅了しました。また、祖国への想いを生涯忘れず、壮大な連作「スラブ叙事詩」を描いたことでも有名です。…と、ここまでは、7月10日午前中の「美術を味わうⅡ」で、NPO法人ライフスキル研究所理事長の小村みち先生の講義の内容でした。
午後からは、いよいよ堺アルフォンス・ミュシャ館へ。はじめに学芸員さんから簡単な説明を受け、その後ミュシャの描いたポスターや本の挿絵、その下描きなど多くの作品にふれ、ミュシャの美しい芸術の世界に浸ることができました。
優雅な女性像を見て、ミュシャは女性の画家だと思っていた人も多かったようです。
(2024.7.10)
大阪の歴史ウォーク「明治時代の北浜を歩く」
〜みぢかな健康科〜
6月10日午後、大阪レクリエーション協会公認講師の行俊良雄先生の説明を講座室で聞いてから、町歩きに出かけました。
ホテルプリムローズ大阪を出てすぐのところに大村益次郎の寓居跡。大阪商工会議所前には、五代友厚、土居通夫、稲畑勝太郎の3体の銅像がありました。NHKのドラマでも話題になった五代友厚の銅像は、光世証券本店にもありました。そこの銅像は五代友厚が手をさしだすポーズをしていて、講座生も思わず握手をして楽しんでいました。
慶応塾跡、適塾(西側の公園には緒方洪庵像がありました)、日本で3番目に古い大阪市立愛殊幼稚園など10カ所を見て歩きました。
天気が良く、暑かったけれど、「よかったわ」「こんなに大阪に見所が多くあることを知らなかった」「もっと大阪を歩きたい」との声もありました。
(2024.6.10)
2024年5月15日(水)総合文化科16期2年次は、午前に「美術を味わう!」の講座で、浮世絵の講義を受けました。
厭世的現世観(中世)は「厭世」、では、享楽的現世観(近世)は「浮世」。江戸の町人階層に大変人気がありました。歌舞伎や名所絵など江戸絵とも呼ばれました。権威に対してパロディ精神に支えられた芸術でした。
北斎は広重より37歳年上ですが、70歳をすぎて「富嶽三十六景」シリーズで浮世絵の頂点にたちました。その2年後北斎をしのぐ広重の「東海道五拾三次」が大ヒットしました。
今回の「北斎と広重」展は、5月26日までで大変な人気があり、予約していても展示場の外で30分待ちましたが、講座生とアシスタントと47名同時に入場でき、どっぷりと「北斎と広重」の浮世絵に浸ることができました。美術館に行く前に、午前中しっかりと先生の浮世絵と「北斎と広重」の講義を受けて、鑑賞させていただいたので、皆さんの満足度もとても上がったようです。(2024.5.15)
2024年5月13日、午前中は自然大学校の講師、松平盛夫先生から花や葉っぱ、木の見方の講義を受けて、午後から、鶴見緑地公園へ、実際の植物を観察に行きました。
あいにくの雨でしたが、松平先生の他に、阪上正方先生、西脇保夫先生も補助に入っていただき、班に分かれて植物観察をしました。実際に手で触ったり、匂いをかいだり、じっくり見たりしながら、それぞれの植物の違いを楽しく教えてもらいました。
「ネコの爪」という黄色い花が咲いている蔓状の植物は、その蔓の引っかけるところがネコの爪にそっくりで、それが名前の由来になったそうです。講座生から「なるほど」という感心の声が上がっていました。
雨の中、傘を差しながらの観察でしたが、「雨の中で見る植物の緑はきれい」「緑の中を歩くのも健康にいい」という声もありました。(2024.5.13)
寺内町久宝寺
四天王寺
中之島
旧岡田屋酒造(伊丹)
津波高波ステーション
市立伊丹ミュージアム
大阪城
仁徳天皇陵古墳
中央公会堂
宇治
住吉大社
適塾