春季フランス文学講座(井上直子・大阪教育大学教授)が4月26日開講しました。
第1回目のテーマはバルザック『幻滅』。この日のポイントは、①『幻滅』(舞台は1820年頃)を中心に、金銭、服装、階級に関する描写を読み取り、貴族階級、貨幣価値について考える②「人間喜劇」における『幻滅』の位置づけを紹介し、バルザックの世界を知る。
井上先生からは、「革命以後のフランスの政治」「フランスの貴族」「当時の貨幣価値」などについて概説いただいたあと、20の引用文を例に読み解いていただきました。
春季フランス文学講座の第2回目は5月24日、ゾラの『金』をテーマにご講義いただきました。今回は、①銀行をめぐる陰謀と現実の事件との比較②サッカールの二面性(遺伝的性質)③ヨーロッパvsオリエント、ヨーロッパvsユダヤの構図④バブル崩壊期との類似、などのポイントをお示しいただき、23の引用文をもとに作品を読み解いていただきました。
第3回講座はモーパッサン『女の一生』
春季フランス文学講座の第5回講座が8月23日、ジッド「背徳の人」をテーマに開かれました。講座ではジッドの略歴、作品のあらすじを概説いただいたあと、キーワード:「背徳」「所得」、「ジッドの財産」をポイントに、22の引用文とスライドをお示しいただきながら読み解いていただきました。
先生は近く学生引率でリヨン、ニース、パリに行かれます。次回講座ではそんなお話しもいただけそうです。
春季フランス文学講座の第6回講座(最終回)が9月27日、プルースト『失われた時を求めて』をテーマに開かれました。この日は、①第三共和政におけるブルジョワと貴族の暮らし②無意志的記憶について③天命を全うすることについてをポイントに、プルーストの生い立ち、時代背景と「作品」について読み解いていただきました。 講座の最後には、先頃、学生引率でフランスに行ってこられた先生からリヨン、ニース、パリのことについてお話していただきました。スライド資料の後半には、フランス紀行の模様も入っていますので、ご覧ください。