春季短期講座「フランス絵画と作家たち」が4月22日、63名の受講生をお迎えして開講しました。第1回目のテーマは「新古典主義からロマン主義~ダヴィッド、ドラクロワ、ボードレール『美術批評』」でした。
井上直子先生(大阪教育大学教授)から絵画史の大まかな流れ、画家と文学者との関わり、ボードレールの人となりについてご説明いだいたたあと、ボードレールの美術批評を引用しながら、ダヴィッド、アングル、ジェリコー、ドラクロワの作品紹介を通して、新古典主義とロマン主義の違いを詳しく分かりやすくご講義いただきました。
なお、講座の初めにご案内のあったスマホアプリSlidoによる受講生の皆さんのご質問にも丁寧にお答えいただきました。(2022.4.22.)
春季講座「フランス絵画と作家たち」の第2回講座が5月27日、「マネ:マラルメとの交流、バタイユ「マネ」」と題して開かれ、井上直子先生(大阪教育大学教授)からコロー、ミレー、クールベ、そしてマネを中心に写実主義の代表的な作品についてご講義いただきました。先生は、クールベの「石割人夫」、マネの「アプサンを飲む男」「草上の昼食」「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」ほか数々の絵画をお示しになりながら、引用文献を交えて美術史の大きな流れの中での画家たちの作品と人となりについてお話しになり、受講生の皆さんも興味津々で聴きいっていました。
この日の使用テクストは、ゾラ『美術論集』『制作』、バタイユの『マネ』、そしてヴァレリーの『ヴァレリー集成』。(2022.5.28.)
春季短期講座「フランス絵画と作家たち」も、8月26日、第5回目を迎えました。新古典主義からロマン主義、マネ、印象主義、後期印象主義と続き、今回は「象徴主義」がテーマでした。井上直子先生(大阪教育大学教授)からモロー、ユイスマンス、ルドン、ゴーギャンを中心に、その生い立ち、そして代表的な作品を交えてお話しをいただきました。この日の使用テクストは、ゾラ『美術論集』、ユイスマンス『さかしま』、ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』など。
次回はいよいよ最終回。「シュルレアリスム」をテーマにお話しをいただきます。乞うご期待!(2022.8.26.)
第8回フランス文学講座(フランス絵画と作家たち)が9月30日、ホテルプリムローズ大阪の高砂の間で最終講座を迎えました。
この日のテーマは「シュルレアリスム:ブルトン『シュルレアリスムと絵画』」です。フォーヴィスム、キュビズム、シュルレアリスムの流れに沿って、マティス、ピカソ、シャガール、カンディンスキーなど代表的な画家たちの生い立ちと作品の特徴を、ブルトンやカンディンスキー、アポリネールの引用文献をお示しになりながら詳しく楽しくご紹介いただきました。
新古典主義から始まった今季の講座もこの日をもって終了しました。来月10月28日からは秋季講座(「奇蹟の年」1913年:新しい芸術の到来と広がり)が始まります。 (2022.9.30.)