~ピアノ作品からボレロまで~
2022年秋季短期講座のドルチェ音楽講座「民族色溢れる世界の音楽」が10月14日、大阪歴史博物館講堂で開講しました。第1回講座のテーマは「音の魔術師モーリス・ラヴェル~ピアノ作品からボレロまで」。講師は大阪教育大学准教授の山畑誠先生。演奏は山田咲穂さん(ピアノ)、松原萌夏さん(スネアドラム)、そして木管五重奏のルバートクインテット[横山綾乃さん(Fl) 岩澤蘭さん(Ob)湯浅ひなたさん(Cl)澤田好貴さん(Hr) 真田真孝さん(Fg)]の皆さんにお願いしました。この日の演奏曲目は以下のとおりです。(2022.10.14.)
ドビュッシー / Debussy
前奏曲集第2巻より「花火」 / Préludes 2 "Feux d'artifice"
ラヴェル / Ravel のピアノ作品
組曲「鏡」/ Miroirsより「海原の小舟 / Une barque sur l'océan」「道化師の朝の歌 / Alborada del gracioso」
夜のガスパール / Gaspard de la nuit より「オンディーヌ / Ondine」「スカルボ / Scarbo」
木管五重奏プログラム
クルークハルト/ Klughardt「木管五重奏曲/ Wind Quintet」
ラヴェル/ Ravel「クープランの墓/ Le Tombeau de Couprerin」「ボレロ/ Bolero」
~哀愁溢れるメロディーとロマンティシズム~
秋季ドルチェ音楽講座の第2回目が11月11日、「素晴らしきショパンの世界~哀愁溢れるメロディーとロマンティシズム~」をテーマに開かれました。講師は大阪教育大学教授の中務晴之先生。ピアノ演奏は吉良奈々香さん、阪井彩花さん、岡本麻子さんにお願いしました。
会場の都合で今月と12月は午後の開催となりましたが、受講生の皆さんにはショパンのピアノ曲、そして中務先生のきらびやかなフルートの音色を存分に楽しんでいただきました。
この日のプログラムは、ショパンの「ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58 第1楽章」「ピアノソナタ第2番Op.35 全4楽章」「ロッシーニの主題による変奏曲」「24の練習曲集からOp.10-1,3,4,8,9,11,12及びOp.25-1,2,5,6,7,11,12」でした。(2022.11.11.)
~聖夜を彩るクリスマス・キャロル~
秋季ドルチェ音楽講座(民族色溢れる世界の音楽)の第3回講座が12月9日午後、「クリスマスの調べをあなたに~ 聖夜を彩るクリスマス・キャロル ~」をテーマに開かれ、ひと足早くクリスマスメドレーを楽しみました。合唱指揮は太田務さん、ピアノ演奏は高橋陽子さん、声楽アンサンブルは岩井咲樹さん、徳増春花さん、田中咲妃さん、古沢悠さんにお願いしました。(2022.12.9.)
<この日のプログラム>
古(いにしえ)の響きで綴るクリスマス・ストーリー
1.Verbum supernum prodiens み言葉が天上より放たれた
2.Angelus ad Virginem 天使が乙女のもとに
3.Hayl, Mary, ful of grace ようこそマリア、恩寵に満ちたものよ
4.Veni, veni, Emanuel 来たれ、来たれや、エマヌエルよ
5.Lully, lulla, thow littel tyne child おやすみ、小さなかわいい子よ
6.Verbum Patris umanatur 父のみ言葉が人をこしらえた
独唱で奏でるクリスマス
1.Ave Maria グノーのアヴェ・マリア 2.Amazing grace 素晴らしき恩寵3.What child is this このみどり子はだれだろう 4.O Holy Night さやかに星はきらめき
キャロルの楽しみ
1.もろびとこぞりて 2.まきびとひつじを 3.クリスマスのダンス
4.ジングル・ベル 5.きよしこの夜 6.ひいらぎかざろう
ポップス・de・クリスマス
1.Kyrie(A Little Jazz Mass より) 2.サンタが町にやってくる
3.White Christmas 4.赤鼻のトナカイ 5.ウインター・ワンダーランド
6.Have yourself a merry little Christmas 7.恋人がサンタクロース
~クラリネットのグリッサンド奏法~
ドルチェ音楽講座の第4回講座が1月13日午前、「アメリカの音楽~クラリネットのグリッサンド奏法 ~」をテーマに開かれました。クラリネット演奏は西前菜々子さん、ピアノ演奏は西前日菜子にお願いしました。もちろんフルートの演奏は講師の中務晴之先生です。
第一部は「クラシックとジャズの融合作品」と題して、ガーシュウィン/3つの前奏曲、そしてラプソディ・イン・ブルー、サマータイム。続いてバーンスタイン/クラリネット・ソナタ、コープランド/クラリネット協奏曲、グリフィス/ポエム。
休憩を挟んで第二部は「聴き馴染みの多いジャズ作品」と題して、デスモンド/テイク・ファイヴ、グレン・ミラー/ムーンライトセレナーデ、ガーシュウィン/誰かが私を見つめてる、ガーシュウィン/アイガットリズムなどを演奏していただきました。
会場には、新春にふさわしいジャズの明るく羽ばたく世界が広がり、あっという間の90分でした。受講生の皆さんも楽しいひと時を存分にお楽しみいただけたように思います。(2023.1.13.)
~北インド古典音楽の旋律とリズム~
第10回ドルチェ音楽講座の第5回講座が2月10日、「心を彩るラーガの響き~北インド古典音楽の旋律とリズム~」と題して開かれ、シタール奏者の田中峰彦さん、タブラ奏者の田中りこさんにお越しいただきました。ふだん見慣れない楽器ですが、シタールはインド古来の楽器にペルシャ風に改良が加えられたもの、タブラは木をくりぬいてつくったインドの打楽器(太鼓)です。館内はインドの世界に包まれ、異文化の空気感を存分に堪能した講座となりました。(2023.2.10.)
<この日のプログラム>
第一部:インド音楽・・・シタールとタブラによる演奏
1.ベンガル地方の民謡
2.北インド古典音楽 …ラーガ「チャンドラ・コーシキ」
3.ラグパティ
第二部:東西の融合…フルート+シタール+タブラによる演奏
・楽園の彼方に
・ 上 下 左 右
・ Road
・ パ ル ミ ラ
~大阪教育大学クラリネットオーケストラの演奏を楽しむ~
第10回ドルチェ音楽講座の最終講座が3月10日、「華麗なるクラリネットオーケストラの魅力~日本の作品を中心に~」と題して開かれ、会場は春3月にふさわしい空気に包まれました。講師は中務晴之先生、演奏は大阪教育大学クラリネットオーケストラにお願いしました。
ちなみに、大阪教育大学クラリネットオーケストラは、大阪教育大学教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースクラリネット専攻生からなるアンサンブルオーケストラで、学内外で幅広く活動しています。毎年2,3月に開催しているコンサート「和」は今年で27回目を迎え、好評を博しています。メンバーは、4回生の荒瀬美佳さん、羽山陽菜さん、松久活士さん。3回生の庄崎弘夏さん、湯浅ひなたさん、2回生の出藏優樹さん、安田凌一郎さん、和田慶子さん、1回生の植田藤悟さん、上田莉子さん、末吉志朗さんです。(2023.3.10.)
<この日のプログラム>
1.2つのヴァイオリンのための協奏曲より第 1 楽章/バッハ arr.宮川成治
2.トリオ変ロ⾧調/フンメル
3.クープランの墓より前奏曲、リゴードン/ラヴェル arr.木村健雄
4.カルメン・ファンタジー/ビゼー、サラサーテ arr.ニコラ・バルディルー
5.Soon/清水大輔
6.ベラトリックス/樽谷雅徳
7.ラ・セーヌ/真島俊夫
8.ジャズメドレー A 列車で行こう モーニン
9.バルカローレ in ジャス/チャイコフスキー arr.小栗克裕