北見真智子先生
日本の伝統芸能講座
木曜日講座/全6回
北見真智子先生
木曜日講座/全6回
第3回 筝曲の革新者・宮城道雄
①『さくらさくら変奏曲』の生演奏から講座開始
②演奏後、講師による演奏の説明と宮城道雄の生い立 ちから失明に至る話、筝曲地歌の道への経緯をスライドを使い講義
③講師と演奏者との対談では箏との出会い、筝曲の特徴、宮城の曲の聴きどころなどを話される。
④宮城道雄の説明、筝曲や尺八界中心の「新日本音楽大演奏会」や大正時代の洋楽事情、代表曲「春の海」の解説と当時の音源の再生
⑤圧巻の生演奏
・軽快な『祭りの太鼓』
・演者による唄入りの『春の夜』
⑥「筝曲の伝統に深く根ざしつつ、洋楽的要素を取り入れた新しい日本の音楽と創造」と最後に宮城道雄を語られた。
第2回 近世筝曲の創始者・八橋検校
①雅楽では箏はリズムを刻む楽器から、箏の伴奏で歌 詞を歌う形の筑紫箏の誕生
②八橋検校による筝曲の樹立→近世筝曲の誕生
③八橋検校とは
・視覚に障碍がありながら、上方三味線奏者から
江戸で筑紫箏を学んで、独自の筝曲スタイルを創設
・厳しい階級・規律のなかで「検校」は最高位
・功績として平調子の設定、箏組曲、段物
④生田流筝曲と山田流筝曲へ
第1回 日本の(こと)の歴史を辿る
長い歴史の中で人々の心を魅了し続けてきたコト、知っているようで知らないコト。
第1回(10/23)は、コトの歴史と文化を多角的に紐解き映像を交えての解説講義。
① コト(琴、箏)とは 「琴」と「箏」との区別(音程調整方法)と基本構造
② 日本の古代の芸能・音楽
③ 記紀にみえるコト
④ 出土したコト
⑤ 埴輪 コトを持つ埴輪に共通しているもの
⑥ 和琴 雅楽の国風歌舞で用いられる日本固有で最古の弦楽器
⑦ 伝来したコト 新羅琴(正倉院宝物)で朝鮮半島起源の楽器
講座風景スケッチ帖(2024年度の年間講座で撮影)